Disc2 『Live With Me』(Video)
怠惰のはての滑落が終わり、「もうこれ以下の底はない」と確信できる堅さの床にたどりついたとき、人はそこでなにを見るのか。ただ無慈悲な、冷たい闇があるだけなのか。
鳴り響くベースラインは、アルコールを落とし込む食道の動きと、深くて魅惑的な夜の夢幻。
この曲は、映像とともに聴かなければ、他者を拒絶しながらも欲する、孤独の意味と深さを理解できないと思います。
どっち道死ぬのだから味わっておきたい冷たくて硬い底、そこから見上げる、やっぱり無慈悲な天空の美を。