正直「悲愴」とか「月光」とか「熱情」大嫌いでした。メロディーがコマーシャルなだけに飽きがくるのが早い・・・。(「運命」「田園」なんかもね。)
従って、この耳に付き易い以外のところで勝負(音色やフレージングの魅力)できる演奏でなければ我慢できなくなる。ところが以外にこれが少ないんだ。(超有名曲の宿命か?)
「巨匠」と言われようが何と言われようが、僕的には我慢できない演奏が実に多い!
ぺライアの演奏は映画のための抜粋みたいのばっかだが、これが意外に大納得の演奏だった!(あんまり世間的にはベートーヴェン弾きのようには言われてない人なんじゃないか?言われているのか?)
彼のピアニズム自体の魅惑が陳腐過ぎる「名曲」に喝入れてる。
そういう意味ではお勧め。