2015年10月2日、リヒャルト・シュトラウスのオペラ「ダナエの愛」舞台上演日本初演に立ち会いました。素晴らしかった。歴史に残る公演でした。
そこで素晴らしいタイトル・ロールを演じたのが林正子さん。(ソブラノ)
さっそくCDを探しました。ポニョも悪くはないが、このCDの曲目を見て驚愕。
ビートルズから「ストローベリーフイールズフォーエバー」
エルトン・ジョンから「Sorry seems to be the hardest word」
選曲が渋すぎる。70年ロック黄金期世代のプロデュースに違いない。
プロデューサーは、、、立川直樹。オペラ歌手と立川直樹がコラボレーション!
ジャケットが冴えないが(本人の顔が分からないし)中身は凄い。アレンジも凄い。
オペラ歌手だけど「天国への階段」の高音部の歌唱はケイト・ブッシュにも似ていて、もうジャンルの垣根がぶっ飛んだ。
オペラ歌手がこんな歌も歌えるのか。林正子の実力ならではだろうけれど。
現在、オペラに行く世代って、70年代ロック世代と非常にかぶっています。
そこの世代にドンピシャリ嵌る傑作、隠れた大傑作です。
ダナエの愛に感動した人はなくならないうちに買ってください。今年買ったベストアルバムに決定です。