ジョン・セバスチャンと、良き旧友たちが結成したジャグ・バンド、ジョン・セバスチャン&ザ・Jバンドのセカンド盤(1999年)。ジョンの枯れたヴォーカル、ギター、ハーモニカはもちろん素晴らしいが、フォーク仲間のジェフ・マルダーの愁いを帯びたリード・ヴォーカル&マンドリン、ジム・クウェスキン・ジャグ・バンドでお馴染みの故フリッツ・リッチモンドのジャグ&ウォッシュタブ・ベースなどの参加も嬉しい。ロック友達のジョン・サイモン(ピアノ)の特別参加も注目に値する。聴きどころは、ジャグ・バンドのスタンダード「Stealin’」。ジョンのドリーミーなヴォーカルが味わえる。ジェフ・マルダーのブルース・フィール満点のヴォーカル「Jug Band Music」も絶品。ボブ・ディラン・カヴァーでお馴染み「Viola Lee」は、ピアノとコーラスでジョン・サイモンがナイス・バックアップ。ジム・クウェスキン、ジェフ・マルダーのソロ・アルバム、マリア・マルダーの初期作品、アサイラム・ストリート・スパンカーズなどがお好きなファンに絶対にお奨め!もちろんラヴィン・スプーンフル・ファンにも…。