メディア掲載レビューほか
2005年末に日本レコード大賞新人賞を受賞した“ハイカラ”が、メジャー・デビュー2年目に送るアルバム第2弾。アニメ『BREACH』のオープニング・テーマになった(1)でノリよくスタートをきると、J-POPど真ん中の歌モノ(5)で爽やかに加速、ラストは男女ツイン・ヴォーカルが仲良く絡んでハッピー・エンド。声を張り上げる紅一点マーシーは、ポップネス担当という自分の役割をきちんとこなしてどの曲にも華を添え、男のコたちが負けじと垣間見せるメタル育ちのプライドは、耳馴染みのいいメロを荒々しくつなぎ合わせ、慌ただしい曲展開の合間にもテンションが休息することはない。テクニック志向の速弾きギター・ソロが真紅のルージュでなぞられ、細かく刻むざくざくの男リフの上には豪奢なスカートがひらめき、高速ドラミングが細いヒールで踏みにじられても、びくともせずに自己主張し合う彼ら。ただ気持ちよく自分COLORを出そうとすること。それは傲慢というより、無邪気と言うのかもしれない。 (周東香里) --- 2006年04月号 -- 内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)
HIGH and MIGHTY COLORの2ndアルバム。よりテクニカルに、よりへヴィーに、しかし、ポップネスを根幹に、ハイカラならではの“21世紀型ハード・ポップ・サウンド”の真髄をとくとご堪能あれ。
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)