2005年にケルンで行われたガラ・コンサートです。まず注目は、オペラ出演がほとんどないトーマス・クヴァストホフが「タンホイザー」と「ロシア皇帝と船大工」を歌っていることでしょう。他にも、超絶技巧を誇るヴィヴィカ・ジュノー、甘い美声を聴かせるサイミール・ピルグ、マッチョな魅力をふりまくカルロス・アルバレス、大ヴェテランのニール・シコフなど、現代のオペラ界を代表する歌手たちが、多彩な曲目で自慢の声を競っています。往年の名ソプラノ、エッダ・モーザーが「ばらの騎士」で元気な姿を見せているのも嬉しいところです。なお、このDVDの収益の一部はドイツ・エイズ財団に寄付されます。 ライヴ収録: 2005年、ドイツ、ケルン歌劇場