商業映画という枠の中で、その枠を逸脱した作家性の強い作品を作り続ける事を1番許されているのはもしかしたらゴダールではないだろうか。
そんな彼の2004年の作品も、ゴダール的映画言語に満ち溢れた、とても映画的刺激を喚起させてくれる作品となっている。
また、何処までも美しい色彩と光と影、それに今回は音楽までも加わり、映像と音の魅力にもたっぷり浸れる作品に仕上がっている。
映画の内容は、9.11以降の彼なりの世界観を表現しているとだと思う。
もしかしたら、この映画はゴダール流の、愛と平和と協調のメッセージなのかもしれない。
いずれにしても、現在進行形で今も果敢にチャレンジする映画を作りつづけているゴダールに拍手。
アワーミュージック [DVD]
¥7,980 ¥7,980 税込
フォーマット | 色, ドルビー |
コントリビュータ | ジャン=リュック・ゴダール, ジュリアン・ハーシュ, ナード・デュー, ロニー・クラメール, サラ・アドラー |
言語 | フランス語 |
稼働時間 | 1 時間 20 分 |
この商品を見た後にお客様が購入した商品
ページ: 1 / 1 最初に戻るページ: 1 / 1
登録情報
- アスペクト比 : 1.33:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : フランス語
- 梱包サイズ : 19.4 x 14.4 x 2 cm; 299.38 g
- EAN : 4527427633957
- 監督 : ジャン=リュック・ゴダール
- メディア形式 : 色, ドルビー
- 時間 : 1 時間 20 分
- 発売日 : 2006/5/26
- 出演 : ナード・デュー, サラ・アドラー, ジャン=リュック・ゴダール, ロニー・クラメール
- 字幕: : 日本語
- 言語 : フランス語 (Dolby Digital 5.1)
- 販売元 : アミューズソフトエンタテインメント
- 生産者 : ジュリアン・ハーシュ
- ASIN : B000F16HBU
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 61,111位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 5,616位外国のドラマ映画
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2011年10月2日に日本でレビュー済み
これ、途中で絶対寝ちゃってまともに最後までいっつも見れないんですけど、休日の昼間から白ワインかなんか飲みながらベッドでグダっとしながら見るのにもってこいです!
知らない間にまどろみながらお昼寝。。。時折夢うつつにまぶたの隙間から見えるゴダールの映像。。。そしてまたまどろむ。至福です♪
数あるゴダール作品の中で一番休日のお昼寝に適しています♪
知らない間にまどろみながらお昼寝。。。時折夢うつつにまぶたの隙間から見えるゴダールの映像。。。そしてまたまどろむ。至福です♪
数あるゴダール作品の中で一番休日のお昼寝に適しています♪
2013年5月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
3つのパートから成ります。
第1部「地獄篇」は、戦争映像のモンタージュ。
第2部「煉獄篇」は、「映画監督ゴダール」と若い女性ジャーナリスト・オルガの出会いと別れ。
第3部「天国篇」は、アメリカ兵に守られた岸辺を死んだオルガが歩く。
ゴダールも、すっかり良心的なヨーロッパ知識人になってしまったなあ(良い意味で)という感じです。
「ヒア&ゼア こことよそ」以来のパレスチナ問題に、
「フォーエヴァー・モーツアルト」以来のサラエボ問題、
さらにネイティブ・アメリカンの問題も登場してきます。
ただ、どれももっとじっくり描いて欲しかったという気がします。
「本の出会い」というイヴェントでの「ゴダール」の講義は、「映画史」を思わせて面白かったです。
良心的知識人の映画ですが、最終的にヒューマニズムと楽天性に行かないようにしています。
2000年代のゴダールを代表する、みずみずしい佳作です。
第1部「地獄篇」は、戦争映像のモンタージュ。
第2部「煉獄篇」は、「映画監督ゴダール」と若い女性ジャーナリスト・オルガの出会いと別れ。
第3部「天国篇」は、アメリカ兵に守られた岸辺を死んだオルガが歩く。
ゴダールも、すっかり良心的なヨーロッパ知識人になってしまったなあ(良い意味で)という感じです。
「ヒア&ゼア こことよそ」以来のパレスチナ問題に、
「フォーエヴァー・モーツアルト」以来のサラエボ問題、
さらにネイティブ・アメリカンの問題も登場してきます。
ただ、どれももっとじっくり描いて欲しかったという気がします。
「本の出会い」というイヴェントでの「ゴダール」の講義は、「映画史」を思わせて面白かったです。
良心的知識人の映画ですが、最終的にヒューマニズムと楽天性に行かないようにしています。
2000年代のゴダールを代表する、みずみずしい佳作です。
2011年2月10日に日本でレビュー済み
ジャン・リュック・ゴダール監督作品。フランス映画をあまり見慣れていない人が見たら、間違いなくフランス映画全体の印象が悪くなってしまいそうな内容だが、彼の作品を特別視する必要もなく、単純に映画として面白かったかつまらなかったかで判断したらいいと思う。映画は第三部からなっており、第一部は、戦争映像の断片を繋げたものが流れ、そこに詩の朗読。テーマ的にも映画の手法的にもゴダールらしさがある。第二部になってやっとストーリーが始まるが、テーマが重苦しい。第二部においても、基本的なカメラワークやシーン展開、台詞にいたるまでゴダール節炸裂。第三部は、意味不明な天国の映像でコメント不可能。天国にいる主人公の女の子の目には、遠くに浮かぶある島が映る。。。
個人的には、「気狂いピエロ」や「Made in USA」などの多少ポップなほうがまだ映画として見ることができるが、テーマが重かったりすると、もうどうでもいい。ただ、それでもゴダール映画を見てしまうのは、自分の中に「あのつまらなさ」を再認識したいという願望があるからのように今回気づかされた。わかる人はわかるんだろうが、自分にとってはそんなことはもうどうでもいいし、以前と違って彼の映画の解説も聞きたいとも思わなくなった。
個人的には、「気狂いピエロ」や「Made in USA」などの多少ポップなほうがまだ映画として見ることができるが、テーマが重かったりすると、もうどうでもいい。ただ、それでもゴダール映画を見てしまうのは、自分の中に「あのつまらなさ」を再認識したいという願望があるからのように今回気づかされた。わかる人はわかるんだろうが、自分にとってはそんなことはもうどうでもいいし、以前と違って彼の映画の解説も聞きたいとも思わなくなった。
2012年4月15日に日本でレビュー済み
まだ途中までしか見てないけど、言わせてください。正直いって難解です。ゴダールという名前で成り立っているようなもんです。
商業映画ではないし、娯楽のための映画でもないような気がします。台詞は引用が多く、含みがあり、すっと頭に入ってきません。
理解しようとするより、映像を楽しむほうがいいかもしれません。
商業映画ではないし、娯楽のための映画でもないような気がします。台詞は引用が多く、含みがあり、すっと頭に入ってきません。
理解しようとするより、映像を楽しむほうがいいかもしれません。
2011年4月28日に日本でレビュー済み
戦争をテーマにした作品。
三部に別れ、一部では、戦争に関するコラージュにモノローグがかぶさる。
その後二部でサラエボに舞台が移る。町は平穏を取り戻しているが、戦争の傷跡が隋所に見られる。パレスチナ、イスラエル、双方の人々の言葉…。‘映画’についての語りのシーンもあるのだが、全体的には‘戦争’をテーマに置いた重い映画だ。
ラスト三部での『天国』でのシーンに救われる面がある。 アメリカ兵に護られた小川といった設定に引っかかるものがあるものの美しいシーンであった。
といったところで、個人的感想をすこし
数回みたが実のところピンとこなかった。
ゴダール作品は『気狂いピエロ』などはベスト3に入れるほど好きだし、『アルファヴィル』も相当面白いと思っている。
この映画は展開は比較的平易だし難しい映画ではないようなのだか、なんと言えばいいのか…映画に入れなかった。
(もっとも、こんな感じは私にとってゴダール作品ではよくあることで、この映画に始まったことではないのだが)
私の頭がゴダールについていけないのか…?。でも、いつも‘わからない’といった感想のくせにゴダールの映画を観てしまうのだよなぁ。
しばらく時間をおいてまたみてみるかな。
三部に別れ、一部では、戦争に関するコラージュにモノローグがかぶさる。
その後二部でサラエボに舞台が移る。町は平穏を取り戻しているが、戦争の傷跡が隋所に見られる。パレスチナ、イスラエル、双方の人々の言葉…。‘映画’についての語りのシーンもあるのだが、全体的には‘戦争’をテーマに置いた重い映画だ。
ラスト三部での『天国』でのシーンに救われる面がある。 アメリカ兵に護られた小川といった設定に引っかかるものがあるものの美しいシーンであった。
といったところで、個人的感想をすこし
数回みたが実のところピンとこなかった。
ゴダール作品は『気狂いピエロ』などはベスト3に入れるほど好きだし、『アルファヴィル』も相当面白いと思っている。
この映画は展開は比較的平易だし難しい映画ではないようなのだか、なんと言えばいいのか…映画に入れなかった。
(もっとも、こんな感じは私にとってゴダール作品ではよくあることで、この映画に始まったことではないのだが)
私の頭がゴダールについていけないのか…?。でも、いつも‘わからない’といった感想のくせにゴダールの映画を観てしまうのだよなぁ。
しばらく時間をおいてまたみてみるかな。
2006年5月31日に日本でレビュー済み
良い映画とは音楽のような映画だ、なんてことが言われますが、音楽のような映画というのを実際説明するのはなかなか難しいことです。「私たちの音楽」という映画のタイトルには、いくつもの重層的な意味が込められていると思いますが、'80年代以降のゴダールの諸作こそ一貫して、まさに音楽のような映画だと言えるでしょう。
この最新作はフランスでヒットし、日本でも久々の記録となったようですが、これまでの集大成的な手法を組み合わせつつ、近作では比較的分かりやすい一見通俗的とも言えるドラマが描かれていると思います。
ダンテの神曲をモチーフにして3部構成となっているのは、「女と男のいる歩道」('62)などの章立てを連想させますが、単に物語を区切るというのでない必然性があります。
地獄篇は「映画史」('89-'98)のような映像コラージュですが、フィクションとドキュメンタリーがごちゃ混ぜになっている点と、劇中人物の作品ともいえる二面性に着目すべきでしょう。
煉獄篇がこの映画の核となるストーリーで、ゴダールが自身の役で出演しているのも意味深長です。というのも、互いに異なる似た者同志たちが、映画や政治や宗教といったこの世界に共存しているのだということが、重要なテーマの一つのようだからです。
天国篇では「ウィークエンド」('67)の後部、政治的パラダイスのようなものを思い起こしました。
商業映画としては最も前衛的な作風が常に許容され、世界各国の映画通の期待に応えて、コンスタントに新作を発表し続けているのは、ゴダールしかいないと思います。ゴダールが死ぬとき、映画も死ぬとまで言われる所以でしょう。
ちなみに、3000部限定のDVDにはそれぞれ愛蔵家ナンバーが与えられ、4コマ分のフィルム片が封入されています。私のは2303番で、電話を取りに庭から部屋へ戻るゴダールの後ろ姿でした。
この最新作はフランスでヒットし、日本でも久々の記録となったようですが、これまでの集大成的な手法を組み合わせつつ、近作では比較的分かりやすい一見通俗的とも言えるドラマが描かれていると思います。
ダンテの神曲をモチーフにして3部構成となっているのは、「女と男のいる歩道」('62)などの章立てを連想させますが、単に物語を区切るというのでない必然性があります。
地獄篇は「映画史」('89-'98)のような映像コラージュですが、フィクションとドキュメンタリーがごちゃ混ぜになっている点と、劇中人物の作品ともいえる二面性に着目すべきでしょう。
煉獄篇がこの映画の核となるストーリーで、ゴダールが自身の役で出演しているのも意味深長です。というのも、互いに異なる似た者同志たちが、映画や政治や宗教といったこの世界に共存しているのだということが、重要なテーマの一つのようだからです。
天国篇では「ウィークエンド」('67)の後部、政治的パラダイスのようなものを思い起こしました。
商業映画としては最も前衛的な作風が常に許容され、世界各国の映画通の期待に応えて、コンスタントに新作を発表し続けているのは、ゴダールしかいないと思います。ゴダールが死ぬとき、映画も死ぬとまで言われる所以でしょう。
ちなみに、3000部限定のDVDにはそれぞれ愛蔵家ナンバーが与えられ、4コマ分のフィルム片が封入されています。私のは2303番で、電話を取りに庭から部屋へ戻るゴダールの後ろ姿でした。
2009年10月8日に日本でレビュー済み
詳しいことは分かりませんが、天国編に出てくる花の美しさは息をのむくらいです。
このシーンだけでも見る価値がある、と思わせるくらい美しいです。
あと天国編でバレーボールをしている女の人のお尻のむちっとした肉も見ていてハッとします。
なんか妙にエロテックです。
そんな感じでおすすめです。
このシーンだけでも見る価値がある、と思わせるくらい美しいです。
あと天国編でバレーボールをしている女の人のお尻のむちっとした肉も見ていてハッとします。
なんか妙にエロテックです。
そんな感じでおすすめです。