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ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」&第8番
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曲目リスト
1 | 交響曲 第3番 変ホ長調 Op.55 「英雄」 I.Allegro con brio |
2 | 交響曲 第3番 変ホ長調 Op.55 「英雄」 II.Marcia funebre.Adagio assai |
3 | 交響曲 第3番 変ホ長調 Op.55 「英雄」 III.Scherzo.Allegro vivace |
4 | 交響曲 第3番 変ホ長調 Op.55 「英雄」 IV.Finale.Allegro molto |
5 | 交響曲 第8番 ヘ長調 Op.93 I.Allegro vivace e con brio |
6 | 交響曲 第8番 ヘ長調 Op.93 II.Allegretto scherzando |
7 | 交響曲 第8番 ヘ長調 Op.93 III.Tempo di Menuetto |
8 | 交響曲 第8番 ヘ長調 Op.93 IV.Allegro vivace |
商品の説明
メディア掲載レビューほか
パーヴォ・ヤルヴィ指揮、ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメンによる、ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」&第8番を収録。
登録情報
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 梱包サイズ : 14.09 x 12.63 x 1.37 cm; 80.32 g
- メーカー : BMG JAPAN
- EAN : 4988017640012
- 時間 : 1 時間 10 分
- レーベル : BMG JAPAN
- ASIN : B000F6YVK4
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 144,151位ミュージック (ミュージックの売れ筋ランキングを見る)
- - 6,653位交響曲・管弦楽曲・協奏曲
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年2月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
フルトヴェングラー以降の解釈ではベートーヴェンの交響曲はオーケストラの編成が大きく、それがごく当然と思い、ベートーヴェンとはそういうものだと思っていたが、考えてみると作曲された当時の楽器の演奏方法楽器の構造からベートーヴェンの作曲意図というか表現したいものは作曲当時の演奏に近いもので聴くのも良いかもしれない。パーヴォ・ヤルヴィの解釈とカンマーフィルの演奏はそういった意味では大変すばらしいと思います。聴けば聴くほど演奏に新鮮さを感じるのはそう意味があるのか。この演奏を SACDハイブリット版が弦の伸びやかな音や管楽器の鋭い音、打楽器の端切れのよさを惜しみなく再現しておりお薦めの逸品であると思います。
2006年12月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
難しいお話しは致しません。このCDは、ビールかワインを飲みながら聴くと必ずあなたを恍惚の世界に誘う演奏です。特に、ツェッペリンなどのハードロック嗜好の方に聴いてほしいな〜。ティンパニ(バンドでのドラム?)がドンドコ随所に鳴り響き、管楽器は歌いまくり(バンドでのヴォーカル?)、テンポは現代人が“最適”とするものです。まあとにかく、クラシックって言うと、「古くさい」「野暮ったい」「聴いててだるい」というような印象が出るでしょうが、そのような印象をバッサリと捨て去るCDでございます。是非ともロック愛好家(特にツェッペリンファン)の方達に捧げたいCDでございます。最後に、小中学生に絶対聴かせたいな〜。クラシック音楽の印象がガラリと変わるんだろうな〜。
2016年1月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「合唱」「運命」に続いて「英雄」を聴いた。
「英雄」とカップリングの「8番」とともにパーヴォ・ヤルヴィのベートーヴェン交響曲の演奏に違和感を感じてた方には最も違和感が少ないのではと思った。
スコアではベートーヴェンが指定した第1楽章のメトロノーム記号は付点二分音符(1小節)60でパーヴォ・ヤルヴィはそれに従って演奏してる。
いつもながら名演だと思った。
気になった点は第1楽章のコーダの657小節の3拍目ではトランペットがオクターブ下げるように指定されて、ここで英雄が倒れたとされているのがオクターブ上げて演奏されていること。絶対音楽としては意味が無いとパーヴォ・ヤルヴィが判断したのかもしれない。次の小節からはオクターブ下げている。ここで英雄が倒れないと第2楽章の葬送行進曲につながらない。
あと第4楽章の59小節目から弦楽器の首席奏者だけで弦楽四重奏のように演奏されるのも初めて聴く演奏だった。
これはベーレンライター版では無く、ジンマンが自分の解釈で演奏したものと同じ。
この演奏に「ベーレンライター新校訂版」と言うのは無理があるので至急直して欲しい。
パーヴォ・ヤルヴィは弦楽器を対向配置にしてるがベートーヴェンの交響曲では第1ヴァイオリンと第2バイオリンがかけあいをしたり対位法で使われることが多いので楽しい。
トランペットとティンパニーにピリオド楽器が使われてるがトランペットは現代楽器との音色差が大きいからでティンパニーはオーケストラの規模に合わせたのだろう。
また「楽譜とおりの演奏をする」大先輩のアーノンクールの演奏時間(モダン楽器にトランペットだけピリオド楽器を使用)との演奏時間と比べると以下のようになる。( )がアーノンクールの演奏時間。
15:22,13:19,5:31,11:04
(15:53, 14:35, 5:37, 11:27)
現代にベートーヴェンがよみがえったと思った。
「英雄」とカップリングの「8番」とともにパーヴォ・ヤルヴィのベートーヴェン交響曲の演奏に違和感を感じてた方には最も違和感が少ないのではと思った。
スコアではベートーヴェンが指定した第1楽章のメトロノーム記号は付点二分音符(1小節)60でパーヴォ・ヤルヴィはそれに従って演奏してる。
いつもながら名演だと思った。
気になった点は第1楽章のコーダの657小節の3拍目ではトランペットがオクターブ下げるように指定されて、ここで英雄が倒れたとされているのがオクターブ上げて演奏されていること。絶対音楽としては意味が無いとパーヴォ・ヤルヴィが判断したのかもしれない。次の小節からはオクターブ下げている。ここで英雄が倒れないと第2楽章の葬送行進曲につながらない。
あと第4楽章の59小節目から弦楽器の首席奏者だけで弦楽四重奏のように演奏されるのも初めて聴く演奏だった。
これはベーレンライター版では無く、ジンマンが自分の解釈で演奏したものと同じ。
この演奏に「ベーレンライター新校訂版」と言うのは無理があるので至急直して欲しい。
パーヴォ・ヤルヴィは弦楽器を対向配置にしてるがベートーヴェンの交響曲では第1ヴァイオリンと第2バイオリンがかけあいをしたり対位法で使われることが多いので楽しい。
トランペットとティンパニーにピリオド楽器が使われてるがトランペットは現代楽器との音色差が大きいからでティンパニーはオーケストラの規模に合わせたのだろう。
また「楽譜とおりの演奏をする」大先輩のアーノンクールの演奏時間(モダン楽器にトランペットだけピリオド楽器を使用)との演奏時間と比べると以下のようになる。( )がアーノンクールの演奏時間。
15:22,13:19,5:31,11:04
(15:53, 14:35, 5:37, 11:27)
現代にベートーヴェンがよみがえったと思った。
2017年3月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
彼の言葉によるとこれまでの演奏者は、ベートーヴェンの楽譜には全く忠実再生されていないとのことでした。しかし、そうであってふも馬鹿な多くの人々が感動というか、感激・歓喜・喜んでいればよろしいと私個人はおもいますがねえ❔。
音楽とか絵画・写真・小説などはまさにその様なものと私は理解するのですがいかがでしょうか。(・・?
とにかく、これまでの概念が否定される迷演でした。 個性的ではありますが。
ベートーヴェンさんの本心までは想像できませんでした。
二度と聴きたくない演奏です。NHK交響楽団と一部フアンは凄く支持されております。
音楽とか絵画・写真・小説などはまさにその様なものと私は理解するのですがいかがでしょうか。(・・?
とにかく、これまでの概念が否定される迷演でした。 個性的ではありますが。
ベートーヴェンさんの本心までは想像できませんでした。
二度と聴きたくない演奏です。NHK交響楽団と一部フアンは凄く支持されております。
2007年12月1日に日本でレビュー済み
パーヴォ・ヤルヴィはエストニアの指揮者ネーメ・ヤルヴィの実子。本盤はドイツ・カンマーフィルとのベートーヴェン録音第1弾となったもの。第3番は2005年、第8番は2004年に収録されている。
現代、ベートーヴェンの交響曲を録音するにあたって、当然数多くある録音の中の一つとして存在感あるものであるために、様々な試行が重ねられると思う。それが指揮者にとってどこまで本来的なものだったのか、私にもときどき悩む場合がある(私が勝手に悩んでいるのですが)。ただ、結果として様々に面白い提案が現れてくるわけだし、それを聴けるのはもちろん楽しいわけで、この録音もそういった「ニーズに合った」録音といえる。つまり個性的で面白い。
まず楽器であるが、トランペットとティンパニにピリオド楽器を用いているらしい。これは、さらっと書いたけれどかなり特殊なことだ。いったい何ゆえか?と思うけれど、聴いてみるるとティンパニに関しては、かなりクローズアップしている。これはおそらく弦などの人数を少人数にしているということだと思うが、ティンパニの生々しい音を使って、あちこちで「決め打ち」気味に活躍させる。実にリズム感のある音楽となる。また金管の音色も現代楽器のような伸びよりも、多少不安定さがあっても鋭さを求めており、その表現に適した楽器をチョイスしたらこうなった、という感じである。その合理主義的精神も見事と思う。そうしてトントントントンと小気味のいい軽い音色で音楽を走らせながら、木管中心に歌わせるコントロールも巧みだ。これはもう深く悩まずに反応にまかせて楽しめばよいのだろう!・・でも終わって感想を言葉にしようとすると、ちょっと考えるところはあるわけです。
現代、ベートーヴェンの交響曲を録音するにあたって、当然数多くある録音の中の一つとして存在感あるものであるために、様々な試行が重ねられると思う。それが指揮者にとってどこまで本来的なものだったのか、私にもときどき悩む場合がある(私が勝手に悩んでいるのですが)。ただ、結果として様々に面白い提案が現れてくるわけだし、それを聴けるのはもちろん楽しいわけで、この録音もそういった「ニーズに合った」録音といえる。つまり個性的で面白い。
まず楽器であるが、トランペットとティンパニにピリオド楽器を用いているらしい。これは、さらっと書いたけれどかなり特殊なことだ。いったい何ゆえか?と思うけれど、聴いてみるるとティンパニに関しては、かなりクローズアップしている。これはおそらく弦などの人数を少人数にしているということだと思うが、ティンパニの生々しい音を使って、あちこちで「決め打ち」気味に活躍させる。実にリズム感のある音楽となる。また金管の音色も現代楽器のような伸びよりも、多少不安定さがあっても鋭さを求めており、その表現に適した楽器をチョイスしたらこうなった、という感じである。その合理主義的精神も見事と思う。そうしてトントントントンと小気味のいい軽い音色で音楽を走らせながら、木管中心に歌わせるコントロールも巧みだ。これはもう深く悩まずに反応にまかせて楽しめばよいのだろう!・・でも終わって感想を言葉にしようとすると、ちょっと考えるところはあるわけです。
2018年12月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
3番は、5番と、共に、ベート-ベンらしい曲です。SACDマルチの音がベストと感じます。荒々しくなく、繊細な美しさです。
2006年10月30日に日本でレビュー済み
ヤルヴィのエロイカ。カルロス・クライバーの4番以来の感動でした。ヤルヴィのやりたいことによく反応しているオーケストラ。しかもミス無く、時に繊細に、時におおらかに歌い上げます。解像度の良いヘッドホンを使って聴くと、ヤルヴィの指示が副旋律に回っているパートも含めて全てのパートに行き渡っていることに気づきます。まさにワオ!=発見の瞬間が多々あります。団員の練習量も並大抵の物ではなかったと思います。構成が小規模なだけに、一人一人の楽器の音がそれぞれ分かります。そんな中で特に木管群が良いです。逆にティンパニは目立ちすぎのような気がしました。でも、星7つ付けたいくらいの宝物です。
2008年3月31日に日本でレビュー済み
この演奏をそれ自体で単独に評価するなら、すばらしい演奏と言えるだろう。ただ、他の演奏と比較してとなると少々悩む。数多あるベートーヴェン演奏を全て同じ土俵で比較するのは難しいので、私は次のように大きく3つのタイプに分けている。
1.ピリオド楽器演奏が普及する以前のスタイルの、モダン・オケによる演奏
2.ピリオド様式での、ピリオド楽器オケによる演奏
3.ピリオド様式を取り入れた、モダン・オケによる演奏
現時点では、フルトヴェングラー盤、ガーディナー盤、ラトル盤をそれぞれの極点としている。この「極点」というのは、必ずしも最高の演奏というわけではなく、それぞれのスタイルのもっとも特徴的な演奏ということである。例えば時代的には明らかに1に入るはずのトスカニーニの演奏は、個人的には現在ではフルトヴェングラーと同等かそれ以上に好きなのだが、快速テンポによるベートーヴェンということではある意味2や3と同傾向であり、その点では最新の研究成果を踏まえたピリオド様式の演奏の方がよりオーセンティックで徹底していると思うので、あえて1の「極点」とはせず、ベートーヴェンのテンポ指示などものともせずにわが道を行っているフルトヴェングラーをピリオド系の対極にあるものとして1の「極点」としている。
このパーヴォ・ヤルヴィ盤は3に入るが、むしろ2に近く聞こえる。だが、ガーディナー/オルケストル・レヴォリューショネル・エ・ロマンティーク(ベートーヴェンやベルリオーズなどの18世紀後半から19世紀はじめの音楽を演奏するためにガーディナーが組織した、当時の楽器に起こっていた変化などまで考慮したオーケストラ)の演奏と聴き比べると、やはりピリオド楽器の方がより澄明な響きだと再認識させられ、そちらにより魅力を感じる。かといって、3のラトル/ウィーン・フィル盤と比べると、小編成の室内オケということもあって音のクリアさではヤルヴィ盤が上だが、なんといってもウィーン・フィルの独特の響きは捨てがたい。ピリオド演奏を取り入れてもなお、ウィーン・フィルの響きはフルトヴェングラーらの演奏の残り香のようなものを感じさせる(もちろん、フルトヴェングラーの演奏と言ってもあくまでも録音されたものからの想像だが)。上記の3タイプの演奏からそのときの気分しだいで選んで聴くということになると、似た印象のものよりはそれぞれに個性の差がはっきりしているものを選びたくなるので、2のスタイルの演奏を聴きたいときにはやはりガーディナー盤、3を聴きたいときにはやはりラトル盤を選んでしまうのだ。
1.ピリオド楽器演奏が普及する以前のスタイルの、モダン・オケによる演奏
2.ピリオド様式での、ピリオド楽器オケによる演奏
3.ピリオド様式を取り入れた、モダン・オケによる演奏
現時点では、フルトヴェングラー盤、ガーディナー盤、ラトル盤をそれぞれの極点としている。この「極点」というのは、必ずしも最高の演奏というわけではなく、それぞれのスタイルのもっとも特徴的な演奏ということである。例えば時代的には明らかに1に入るはずのトスカニーニの演奏は、個人的には現在ではフルトヴェングラーと同等かそれ以上に好きなのだが、快速テンポによるベートーヴェンということではある意味2や3と同傾向であり、その点では最新の研究成果を踏まえたピリオド様式の演奏の方がよりオーセンティックで徹底していると思うので、あえて1の「極点」とはせず、ベートーヴェンのテンポ指示などものともせずにわが道を行っているフルトヴェングラーをピリオド系の対極にあるものとして1の「極点」としている。
このパーヴォ・ヤルヴィ盤は3に入るが、むしろ2に近く聞こえる。だが、ガーディナー/オルケストル・レヴォリューショネル・エ・ロマンティーク(ベートーヴェンやベルリオーズなどの18世紀後半から19世紀はじめの音楽を演奏するためにガーディナーが組織した、当時の楽器に起こっていた変化などまで考慮したオーケストラ)の演奏と聴き比べると、やはりピリオド楽器の方がより澄明な響きだと再認識させられ、そちらにより魅力を感じる。かといって、3のラトル/ウィーン・フィル盤と比べると、小編成の室内オケということもあって音のクリアさではヤルヴィ盤が上だが、なんといってもウィーン・フィルの独特の響きは捨てがたい。ピリオド演奏を取り入れてもなお、ウィーン・フィルの響きはフルトヴェングラーらの演奏の残り香のようなものを感じさせる(もちろん、フルトヴェングラーの演奏と言ってもあくまでも録音されたものからの想像だが)。上記の3タイプの演奏からそのときの気分しだいで選んで聴くということになると、似た印象のものよりはそれぞれに個性の差がはっきりしているものを選びたくなるので、2のスタイルの演奏を聴きたいときにはやはりガーディナー盤、3を聴きたいときにはやはりラトル盤を選んでしまうのだ。