The Five Corners Quintetのラッパ吹きでもあるユッカ.エスコラ。本作は昨年リリースされた自己の1stより前に録音されていたFreddie Hubbardをカバーしたもの。1stを聞けばユッカがフレディに傾倒しているのはすぐわかるし、もしこれが先に出ていたら「フレディのエピゴーネン」という記号が先に付いちゃったでしょう。その意味でこれを後出しにしたのは正解。
このアルバムが先にでなかったのは、これだと音楽家としてのユッカの顔があまり見えないこと(これで星一つ減)、日本限定リリースなのは、日本であればある程度の枚数が売れるだろうということだと思います。私もフレディ好きだし、ユッカがこの間日本に来た時本作の事は聞いていたので、CD聴きながらニコニコしてました。だって彼のフレディに対する傾倒ぶり、っていうか愚直さが良く見えるし、「その気持ち、良くわかる」って思えるので。