監督は『魔人ドラキュラ』(1931年)や『モルグ街の殺人』(1932年)などの撮影監督のカール・フロイント、1932年の作品です。原作はなく1922年に発見されたツタンカーメン王の発掘を題材としたオリジナル作品です。
大英博物館のエジプト遺跡調査団は古代の高僧のミイラ(ボリス・カーロフ)を発掘します。しかしミイラは息を吹き返して姿を消してしまい、その数年後、遺跡調査団の前に謎のエジプト人が現れその予言通りに発掘すると王女の墓が発見されます。
「ミイラ再生」とはありますが、ボリス・カーロフはほとんど人間の姿として登場するため、包帯を巻いたミイラが徘徊すという後年のミイラ映画のイメージはありません。ただし、カーロフのシワシワの顔面アップは迫力があります。
また、『魔人ドラキュラ』(1931年)、『女ドラキュラ』(1936年)でヴァン・ヘルシングを演じたエドワード・ヴァン・スローンがミイラ男と対峙するミューラー博士役で登場しています。
ミイラ映画の元祖として、あるいはボリス・カーロフのフアンとしては必見の作品です。
ミイラ再生 (初回限定生産) [DVD]
フォーマット | ブラック&ホワイト |
コントリビュータ | ボリス・カーロフ, カール・フロイント, ジョン・L・ボルダーストン |
言語 | 英語 |
稼働時間 | 1 時間 13 分 |
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登録情報
- アスペクト比 : 1.33:1
- 言語 : 英語
- 梱包サイズ : 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 83.16 g
- EAN : 4580120519577
- 監督 : カール・フロイント
- メディア形式 : ブラック&ホワイト
- 時間 : 1 時間 13 分
- 発売日 : 2006/7/28
- 出演 : ボリス・カーロフ
- 字幕: : 日本語, 英語
- 販売元 : ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
- ASIN : B000FCUY2C
- ディスク枚数 : 1
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年5月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
非常に地味なゴシックホラーですが、それはたまたまトム・クルーズ版「マミー」を直前に観ていたせいでしょう。ストーリーは大筋で同じなんですが、トム版に比べ派手さやモンスター度が低く、そのぶん練られた物語性に観せられる佳作です。本来オカルト映画とはこういうものだったのでしょうね。
2017年7月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
初めからモノクロと判っていたがTVで紹介され、安かったので購入したがやはり価額並みの古い手法で物足りないストーリーでもあった。
安くて昔の映画を楽しみたい人には購入しても良いと思う。
安くて昔の映画を楽しみたい人には購入しても良いと思う。
2011年5月31日に日本でレビュー済み
カール・フロイント監督によるユニバーサル元祖オリジナル・モンスター映画(1932年製作)。
まず、冒頭のミイラが動き出す所と包帯ぐるぐる巻き場面、そして皺しわのメイクが圧巻(!)。
フランケンシュタインズ・モンスター役のボリス・カーロフがミイラ男を異常怪演、ストーカーの様なしつこさが見られる。
怪奇な雰囲気、不気味な呪文、死神の様な顔面大写し、不安と緊張が渦巻く展開。
怪奇モンスター物としては、静的な恐怖感が漂う本作は 皮肉にもリメイクされる度に動的な描写となる。
詰り、モンスターが暴れ回る作風に転換されている訳だ。
それは、それで面白いが、本作の様な濃厚オカルト・ゴシック感覚は薄まっている。
本作こそが、ミイラ映画の最高傑作である。この手の流れで個人的にお気に入りの作品は、
ハマーフィルム「ミイラの幽霊」(59)とSFX映画大作「ハムナプトラ」(99)、
マニアックな番外編ではスプラッター映画の怪作「ミイラ転生/死霊の墓」(81)等々。
まず、冒頭のミイラが動き出す所と包帯ぐるぐる巻き場面、そして皺しわのメイクが圧巻(!)。
フランケンシュタインズ・モンスター役のボリス・カーロフがミイラ男を異常怪演、ストーカーの様なしつこさが見られる。
怪奇な雰囲気、不気味な呪文、死神の様な顔面大写し、不安と緊張が渦巻く展開。
怪奇モンスター物としては、静的な恐怖感が漂う本作は 皮肉にもリメイクされる度に動的な描写となる。
詰り、モンスターが暴れ回る作風に転換されている訳だ。
それは、それで面白いが、本作の様な濃厚オカルト・ゴシック感覚は薄まっている。
本作こそが、ミイラ映画の最高傑作である。この手の流れで個人的にお気に入りの作品は、
ハマーフィルム「ミイラの幽霊」(59)とSFX映画大作「ハムナプトラ」(99)、
マニアックな番外編ではスプラッター映画の怪作「ミイラ転生/死霊の墓」(81)等々。
2018年8月17日に日本でレビュー済み
幼き頃に読んだ、エジプトは王の谷に眠るツタンカーメンを発掘する物語。王墓を暴いた者は呪いによって狂死したという恐ろしい結末。そういう話を期待したが、ずい分と違った。3700年前の禁断の恋が元になっている。
パンドラの箱を空けるタブー破り、死者蘇り(ゾンビ)、鏡越しの透視、呪い、転生、ミューラー博士(エクソシスト)等、後のホラー映画の諸要素を内包した、元祖ホラー映画のひとつ。
パンドラの箱を空けるタブー破り、死者蘇り(ゾンビ)、鏡越しの透視、呪い、転生、ミューラー博士(エクソシスト)等、後のホラー映画の諸要素を内包した、元祖ホラー映画のひとつ。
2004年11月19日に日本でレビュー済み
この映画にはモンスターなどはでてきません。冒頭にちょっぴり包帯まいた奴がでるだけです。あとは人間として再生されてしまうんで、ほとんど人間しかでません。しかも淡々としてます。ストーリーはハムナプトラからアクションと特撮を抜き取った感じです。どちらかと言えばモノクロの単調な恋愛ドラマです。普通に観れば眠いです。
2006年12月12日に日本でレビュー済み
現代に甦ったB.カーロフ扮する高僧は、モンスターの恰好をしていないにもかかわらず、生気が無く、いかにもミイラらしい雰囲気が良く表れ、モノクロの画面とうまく整合が取れ不気味でした。個人的には外観にインパクトのあるフランケンシュタインの怪物よりも、古代エジプトの雰囲気とあいまったこともあり、本作の不気味さの方が印象深かったです。非常に古い作品ではありますが、今日のCG中心のものにはない、魅力を感じました。
2021年5月4日に日本でレビュー済み
サイレントやユニバーサル系も愛好しています。
古いホラーもイケるんですが、この映画はキツかった。
本編73分なはずが、ものすごく長く感じてしまいました。
誰もが思いつくストーリーをあまりに濃厚にやっているのが原因かと。
ルゴシやヒロイン、発掘青年やオカルト博士といったキャラ、また、それぞれのシーンとしてみると悪くないんですが、なにしろ、わかりきったことを謎のようなふりをして演じているのですから、どうにも退屈になってくる。同時代やもっと古い映画でも、スリリングで時間を忘れさせるものはありますから。
ミイラという題材自体が内包している宿命かもしれません。また、ルゴシは確かに名演技なのですが、あの無表情ではどうしたって悲恋という感じがせず、サイコで一方的なストーカーにしかみえません。あれじゃ、過去世に愛しあった姫君でも逃げ出すよなあ。もっと掘り下げて美青年時代(?)のイムホテップとお姫様のきゃぴきゃぴのロマンスシーンでもいれなければ、説得力に欠けます。「たとえ死すとも永遠に愛を誓う」とか。
古いホラーもイケるんですが、この映画はキツかった。
本編73分なはずが、ものすごく長く感じてしまいました。
誰もが思いつくストーリーをあまりに濃厚にやっているのが原因かと。
ルゴシやヒロイン、発掘青年やオカルト博士といったキャラ、また、それぞれのシーンとしてみると悪くないんですが、なにしろ、わかりきったことを謎のようなふりをして演じているのですから、どうにも退屈になってくる。同時代やもっと古い映画でも、スリリングで時間を忘れさせるものはありますから。
ミイラという題材自体が内包している宿命かもしれません。また、ルゴシは確かに名演技なのですが、あの無表情ではどうしたって悲恋という感じがせず、サイコで一方的なストーカーにしかみえません。あれじゃ、過去世に愛しあった姫君でも逃げ出すよなあ。もっと掘り下げて美青年時代(?)のイムホテップとお姫様のきゃぴきゃぴのロマンスシーンでもいれなければ、説得力に欠けます。「たとえ死すとも永遠に愛を誓う」とか。