この巻はコンラッド(コンラート)の父親であるダンヒーリー・ウェラーとグウェンダルの確執じみたものを中心に話が展開していきます。
魔族の人生、人間の人生の違いをうまく描き分けていますが、ダンヒーリー・ウェラーの生き方は人間の生き方の理想像を実現しているのかも知れません。人は生きている内に何ができるか、また何をしなければならないかという人生のメインテーマをアニメとは言えある深さを持って追求しているように思えます。マ王シリーズの中ではメインストーリーのエピソードに相当する巻ではありますが、もっとも感動的でもあるためお勧めです。