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７２年発表の１ｓｔ。ブルース／ロック系のセッション・ブレイヤーとしても著名な彼が、コラシアム解散後に発表した初のソロ作。ジョン・ハイズマン(dr)、マーク・クラーク(b、vo)、デイヴ・グリーンスレイド(k)、クリス・ファーロウ(vo) らのコラシアム組、おそらく当時はテンペストに参加していたポール・ウィリアムス(vo)、御大グラハム・ボンド(k、vo)、キャレブ・クアエ(g)、ロブ・テイト(dr)、コードン・ベック(p)、クリス・スペディング(g) らが参加。楽曲はピート・ブラウンの作詞でディックの曲によるものが４曲、ディック／クレム・クレムソン／ハイズマンの共作が２曲となっており、演奏には参加していないクレムソンもしっかりと関わっている。プロデュースはハイズマンで、エンジニアにはトム・ニューマンが迎えられている。内容は人脈そのものから良く分かるものだが、プレイよりも楽曲を重視しておりコラシアム〜テンペストの延長線上のものと見て良いと思う。もちろん随所にサックスのソロは聞かれるが、単なる演奏作品として聞くには惜しい濃厚な味わいを感じさせる佳作だと思う。何と言ってもクリス・ファーロウとポール・ウィリアムスのヴォーカルを一枚で味わえるのは凄い。
０４年の再発時には自身のバンド名義のライヴを３曲（７．８．９．）とマンチャイルド名義のスタジオ音源が２曲（１０．１１．）追加されているが、そこには初期コラシアム、そしてモーグル・スラッシュを結成していたジェイムス・リザーランド(g、vo)が参加しており、彼らの結束の強さとその後の展開の可能性が垣間見れて非常に興味深い。
他の国からのトップレビュー
House Forever
Five Stars
2017年3月16日に英国でレビュー済みAmazonで購入
Richard
El gran saxofonista de jazz rock, impresionante
2016年2月25日にスペインでレビュー済みAmazonで購入
Enrico Noello
Pacco consegnato
2013年6月3日にイタリアでレビュー済みAmazonで購入
Steven Cain
Absolutely stunning...
2005年6月29日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
Heinrich Weise
A Story ended
2020年4月24日にドイツでレビュー済みAmazonで購入
