先日、Claude Debussy(1862~1818)のピアノ音楽の中から、「映像」第1集・第2集、「版画」、「喜びの島」を、Beroffで聴いたのだけれども、今回は同じ作品を日本の高橋悠治で聴いてみたい。
このCDに収録されているのは、
「映像」第1集は1905年に完成され、①Reflets dans L'eau(Reflection in the Water 水の反映)変ニ長調、②Hommage a Rameou(Tribute to Rameou ラモーを讃えて)嬰ト短調、③Mouvement(Movement 運動)ハ長調、で構成されている。
「映像」第2集は1907年に完成され、①Cloches a Traverse Feuilles(Bells through the Leaves)ロ調、②Et la Descend Sur le Temple qui fut(And the Moon Descends on the Temple that was そして月は廃寺に落ちる)ホ短調、③Poissons d'or(Goldfish 金魚)嬰ヘ長調、で構成されている。
「版画」は1903年に完成され、①Pagodes(塔)ロ長調、②La Soilee Dans Grenade(グラナダの夕暮)嬰ヘ短調⇒嬰ヘ長調、③Jardins sous la Pluie(雨の庭)ホ短調⇒ホ長調、で構成されている。
「喜びの島」は、1904年に完成されている
高橋悠治(1938~)のDebussyを、いやこのCDの冒頭に収録されている「映像」第1集の「水の反映」を聴いた途端、驚いてしまった。こんなDebussyを、これまで聴いたことがないのである。この演奏を聴いたDebussyが、何というか分からない、けれども、間違いなく言えるのは、他の誰もが弾いたことのないDebussyだということである。