子供もいないし、親もひとりだけ残ってるけど、そんなの全然負担かかる気がしない。しかし、私が死んだらあのすごい香美の山の祖先になるわけで、それはいったいどう捉えたらいいんだろう。
私は生粋のバリバリの阿波女だけど、向こうの血も半分入ってるから。みんなで落ちたら死ぬ死ぬ、祈りながらあのほとんど直角ぼ90度のすごい山坂道を登って行ける運転技能のあった父は、ほんとにこころから家族や母が好きだったのだろう。私にはそんなすごい根性や愛は今後とてもありそうはない。ずるいから泣きながらきっと逃げたいだけ逃げるだろう。ゆらゆら。きっと遠い異国を家族を思いながら超えて来た祖先達を尊敬します。