「変わります」ではなく「終わります」になってしまった。
もはや、何が悪かったか…など問いただしはしないが、やはり雑誌の核である「批評」を軽んじてしまったのは痛かった。
しかしその一方で、「ゲームを批評することの難しさ」についても考えさせられてしまう。
いったい、「ゲームを批評する」とは何だろう?
映画や小説とは違い、ゲームとは芸術や、ましてや何らかの思想を伝えるようなものではない。
また、ジャンルに忠実に作られただけの、エポックメイキングのひとつも賦与されない凡作たちに向かって、いったい何を語ればいいのだろう?
(勿論、作品論、業界論を展開しながら語るに足るゲームはあるにはあるが、いかんせん多勢に無勢である)
―結果的に、批評と称した文章は、難解な言葉で率直に語ることを誤魔化しただけの、頭の良さそうな「批評っぽい」文章を捻り出すか、
単なる実践的、実利的なゲームプレイレビューに落ち着くしかないのではないか。
昨今の批評からは、そんなジレンマすら感じられた。
…と擁護を試みてみたものの、それを差し引いても後期のゲーム批評は酷かったと思う。
恐らくレビュアーのお気に入りなのだろうギャルゲーが批評の枠にねじ込まれているのを見たときは、正直目眩がした。
「なんでこの作品を取り上げてやらないのか」と思ったことは、数え切れない。
新創刊する雑誌がどのようなものになるかは知らないが、今度は、理念だけは曲げないで欲しいと思う。
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ゲーム批評 2006年 07月号 [雑誌] 雑誌 – 2006/6/3
巻頭特集 サッカーゲームで見る-2006 FIFAワールドカップドイツ大会/[特別対談]ゲームの話をしよう!-加藤夏希×内田明理&小松原里枝子/E3特集 Will&PS3-PLAYSTATION3が2006年11月11日62790円(税込)20Gタイプで発売決定
商品の説明
この雑誌について
全ゲームのハード・ソフトを批評する雑誌
登録情報
- ASIN : B000FS99JA
- 出版社 : マイクロマガジン社; 隔月刊版 (2006/6/3)
- 発売日 : 2006/6/3
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2006年6月8日に日本でレビュー済み
ゲーム批評も12年の幕を閉じた。これが最終号である。
というわけで、(ぱらぱらと見てたりはしたものの)久しぶりに購入して
みたが・・・・
過去の硬派ぶりはどこへ行ってしまったのだろう?
加藤夏季ちゃんが表紙含め彼方此方ではしゃいでるが、
中味も含めて、これ、どこのCONTINUE?としか思えない出来。
「ゲームを批評する」という意味での「ゲーム批評」は死んだ。
8月に新創刊される雑誌は全く別のものとなるだろう。
どこで道をまちがえたのかは、敢えて問わないでおくべきであろう。
批評するためにはプレイすることが必要で、どこのメーカーも
大作ばかりで時間がかかるものとなった今、きちんとした形での
批評はどんどん難しくなっていくだろうから。
12年間、ライターの方々、お疲れさまでした。
というわけで、(ぱらぱらと見てたりはしたものの)久しぶりに購入して
みたが・・・・
過去の硬派ぶりはどこへ行ってしまったのだろう?
加藤夏季ちゃんが表紙含め彼方此方ではしゃいでるが、
中味も含めて、これ、どこのCONTINUE?としか思えない出来。
「ゲームを批評する」という意味での「ゲーム批評」は死んだ。
8月に新創刊される雑誌は全く別のものとなるだろう。
どこで道をまちがえたのかは、敢えて問わないでおくべきであろう。
批評するためにはプレイすることが必要で、どこのメーカーも
大作ばかりで時間がかかるものとなった今、きちんとした形での
批評はどんどん難しくなっていくだろうから。
12年間、ライターの方々、お疲れさまでした。