やはり、主人公、しほのさんの演技から語るべきかとは思います。
確かに「素人っぽさを演出」というのは間違っていません。
しかし、「素人っぽい」と「素人」は全く別物です。
しほのさんの演技がまず「素人っぽい」の領域に達していません。
練習した形跡は認められますが、完全な素人です。
主人公、皆口智がそこで何をどう思ったかと言うものが声質に抑揚がないため、感じられません。
また、作品全体の演出としてセリフが多すぎるんです。
いわゆる「間」が無いんです。
明らかにしゃべり過ぎで、見ている側に言っていることを反芻する暇がありません。
そして、設定的にベタ過ぎます。
「天才的なプログラマー」と「超人気アイドルグループリーダー」と主人公が
第一話から、いきなりに同じ学校。
しかも、超大手プロダクションがいきなりスカウトに来る。
設定が現実離れし過ぎていて感情移入する余地がありません。
また、音響的にこれだけ「音楽」を主題とする作品にも関わらず、効果音効果が甘すぎます。
学校の屋上で会話するシーンがあるのですが、効果音が全く入っていません。
にも関わらず、髪が揺れてるんですよ。
風が吹いてるんじゃないのか?と、こっちが突っ込みたくなります。
それと、音楽室で弾き鳴らすピアノよりゴム底靴の足音の方が大きい足音を出してたら不自然でしょう。
少しは考えて欲しかったです。
申し上げたい事はまだ↑この5倍位ありますがとにかくは纏めさせて貰いますと
「とてもオススメできません」の一言です。