1997年の日本公演をもって解散したスウェーデンのバンド、アトミック・スウィングが、2006年まさかの完全復活!
なんとオリジナルメンバーでの再結成。サードでの脱退を惜しまれていた幻のベーシスト、ペテルも一緒だ。
本国では5月に発売されたこのアルバムのジャケット写真をまず見てほしい。
伝説の名盤である彼らのファーストアルバム『A Car Crash In The Blue』のジャケを自らパクっているのだ!
その事からもわかる通り、原点回帰なのだろう、相変わらずの健在っぷりをひしひしと感じさせてくれる嬉しい一枚だ。
この上なく一曲目に相応しい名曲「The Flasher」で大復活の花火を打ち上げ、3曲目までは以前とそう変わらぬ
サウンドで旧知のファンに「ただいま」を告げてくれる。変遷していったセカンドやサードよりもファーストに近い。
特に「Pilgrim」はファーストに入っていても全く浮かないのでは、というほど、実にこのバンドらしい曲。
そして4曲目の「Venus Addiction」からは、空白の9年をやや感じる80年代テイストが吹き込まれている。
(70年代風のバンドだっただけに、10年たったから80年代になったのか?)
フロントマンのニクラス・フリスクは解散後、多くのアーティストへの楽曲提供・プロデュース業を主に行っていた。
その中からのセルフカバーも入っているのは、今までの自分の全てへ立ち向かう姿勢の表れなのだろうか。
プロデューサーはハイヴスなどで知られるスウェーデンロック業界の裏ボス・Pelle Gunnerfeldt。
待ちに待った日本盤の発売は、2007年11月28日に決定。
日本のファンに生で再結成を伝えに来てくれるのはいつになるか!?