BLOOD+は素晴らしい作品です。
この9巻は物語において最大の転機が訪れる重要な巻だと思います。
これに収録されてる32話以降の話は面白くないという方もいますが、32話以降がまさにBLOOD+の見所と言ってもおかしくはありません。
内容は人間ドラマ(特に恋愛面)の点において重視されてきて面白くないという意見もありますが、イギリス篇(33、34、35、36、37、38、39)は39話以外は戦闘描写が入っていましたし、アメリカ篇(40話から最終話まで)の前半はそれぞれ決戦に向けての気持ちの整理をつける点で恋愛などの描写が特に多く入ったのだと思います。
それに物語を描いていくなかでキャラの成長を描くことは必ず必要だと思うので、イギリス篇以降は描いたのだと思います。
なぜ最初に描かなかったのかという人もいると思いますが、最初では描きづらかったのだと思います。
それに人間ドラマが色濃く描かれた点は、個人的にはそれはそれで面白かったです。
特にBLOOD+は戦争や家族、人と人の絆を描いてもいるので人間ドラマの描写を描く必要があると思います。
戦争についてこの巻に収録されてる32話では『戦争では幼い子供から犠牲になる』という点も描いているし、BLOOD+のストーリー的にもキャラクターの成長のバネにもなります。
長くなりましたが、この巻はBLOOD+のストーリーにおいて重要であるし、さらにこの巻から物語はさらに加速していくので必見です。