前作の「Tryin' To Get The Feeling」に次ぐ4作目のアルバムで、前作に次ぐプラチナ
セールスとなっている。その内容もまさにプラチナのように燦然と輝く、華麗で繊細で
素晴らしい出来。
当時のLPレコードの解説より抜粋、
「Rag Blues,Jazz,Swing,Boogie,Rock,R&B,Country,Discoそれらがアメリカの音楽です。
そしてバリーの音楽にはそれらの全ての要素が含まれています」(レコードワールド誌)
まさにこの音楽性の豊かさを持ちながら、奇をてらわずアメリカ音楽の伝統を継承して
ポピュラー音楽の王道を守りながら、解りやすく心に伝わる誠実な曲こそがマニロウの
魅力を表しているのだろう。
再び当時のLPレコードより帯のキャッチフレーズから、
「完璧なサウンドと素晴しい才能が見事に結実! スーパーエンターテイナー、
バリー・マニロウが作り出した夢とロマンに溢れるファンタスティック・ワールド!!」
さらにこのアルバムはNY録音のスタジオアルバムとしては最後になるのだが、
名だたるスタジオ・ミュージシャン(デビッド・スピノザやウィル・リー)なども参加
している。また彼のバック・コーラスとして一緒だったレディ・フラッシュとの共演
もこのアルバムが最後(彼女らはその後ロン・ダンテとバリーによるプロデュース
で独立してデビューも果たしている)
前作同様に、この素晴らしい音楽がバリュープライスで手に入るのだ。
持ってないなら全ての音楽ファンにも強くお勧めしたいアルバムです。