いくつかの曲はアニメのオープニングやエンディングテーマ曲だそうですが、それを 知らない私にも大好きなアルバムになりました。 “ Just For You ”とか“ Sunny Side Hill”といった軽快な曲、“夏待ち”、 “ Rainbow ”といったゆったり流れる曲のどれからも、いつか聞いたような記憶が 呼び起こされるような気がする、そんなことは絶対ないのに。既視感ならぬ既聴感。 民謡や演歌で懐かしさを感じる人もいますが、わたしはなぜROUND TABLEの曲を 懐かしく思うのだろう。'90年代よりもっと深い思い出に繋がる気がします。 Ninoさんは隣の家の一つ年下のキュートな女の子といった歌声で、そんな懐かしさを 何倍にもしてくれます。 “夏待ち”でのように最後の一言を言わない歌詞が切ない。すれてない、pureな言葉が 心にグッと寄り添ってきます。 そして、聴き終わって出かけた後、歩きながらハミングしているのは「あっああっあー」 の“ Groovin’ Magic ”。「うっうーうっうー」の“ Let Me Be With You ” (このアルバムじゃないけど)とともにROUND TABLE featuring Ninoの双璧じゃないかな。