スティーブ・マリオット、ピーター・フランプトンという当時英国で人気グループであったフロント二人が結成したということで、デビュー前から高まった期待。そのプレッシャーを、彼らがハンブル・パイ=出来そこないのパイ、というバンド名ではぐらかそうとしたのは、知られた話です。実際に「アズ・セイフ・アズ・イエスデイ・イズ」とこの作品は、同じ時期のセッションから制作され、「アズ・セイフ〜」に比較的ヘビーな曲を集めたため、アコースティック・セットが残ってしまった、というのも知られた話です。米国ルーツ音楽に近寄ろうとした気配も感じられますし、ボーカルが三人もいるためバッファーロー・スプリングフィールドやバーズあたりを意識していたのかもしれません。
実に渋くて、いい曲が多いです。フランプトンがトラッド、フォークの味わいを持ち込んだと感じられるかもしれませんが、マリオットも半分曲を書いています。「タウン・アンド・カントリー」というタイトルとジャケットのコンセプトから、マリオット対フランプトンという色合いを感じられるかたがいらしたら、それは誤解。ファーストとセカンドは完成度はともかく、共にデモだったと思います。次作に「ハンブル・パイ」というタイトルをつけて、実質のスタートとしているのが根拠です。
曲はよくても独自性という点ではどうだったのかな、と思います。ハンブル・パイをこよなく愛する人は、ファーストか次作のほうにバンドの本質があると言うような気がします。7. Every Mother's Son のオープニングは「庶民のファンファーレ」でしょうか。(いまだに確証が持てない…)個人的には8. Heartbeat 、10. Silver Tongue のフランプトンのギターが好きです。
タウン・アンド・カントリー+2(K2HD/紙ジャケット仕様)
仕様 | 価格 | 新品 | 中古品 |
CD, 1994/1/17
"もう一度試してください。" | 1枚組 |
—
| ¥8,502 | — |
CD, インポート, 2010/12/31
"もう一度試してください。" | インポート |
—
| ¥19,764 | ¥10,843 |
CD, 2001/3/7
"もう一度試してください。" | 1枚組 |
—
| — | ¥1,430 |
CD, 限定版, オリジナルレコーディングのリマスター, 2000/9/21
"もう一度試してください。" | オリジナルレコーディングのリマスター, 限定版 |
—
| — | ¥2,650 |
CD, 限定版, オリジナルレコーディングのリマスター, 2006/9/6
"もう一度試してください。" | オリジナルレコーディングのリマスター, 限定版 |
—
| — | ¥2,750 |
CD, CD, インポート, 2007/10/23
"もう一度試してください。" | CD, オリジナルレコーディングのリマスター | — | ¥9,755 |
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曲目リスト
1 | テイク・ミー・バック |
2 | サッド・バッグ・オブ・シェイキー・ジェイク |
3 | ライト・オブ・ラヴ |
4 | コールド・レディー |
5 | ダウン・ホーム・アゲイン |
6 | オリー・オリー |
7 | エヴリ・マザーズ・サン |
8 | ハートビート |
9 | オンリー・ユー・キャン・シー |
10 | シルヴァー・タン |
11 | ホーム・アンド・アウェイ |
12 | 79TH ストリート・ブルース(ボーナス・トラック) |
13 | グレッグス・ソング(ボーナス・トラック) |
商品の説明
メディア掲載レビューほか
初回限定盤でお届けする`K2HDオリジナル・紙ジャケ・シリーズ`IMMEDIATE編(全10タイトル)。本作はハンブル・パイの1969年発表のセカンド・アルバム。「テイク・ミー・バック」「サッド・バッグ・オブ・シェイキー・ジェイク」他を収録。
登録情報
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 製品サイズ : 12.7 x 14.61 x 1.27 cm; 40.82 g
- メーカー : ビクターエンタテインメント
- EAN : 4988002511990
- 時間 : 46 分
- レーベル : ビクターエンタテインメント
- ASIN : B000GIWNVA
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 361,657位ミュージック (ミュージックの売れ筋ランキングを見る)
- - 74,729位ロック (ミュージック)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2012年12月2日に日本でレビュー済み
2006年7月2日に日本でレビュー済み
ハンブル・パイの1stと2ndは同じセッションで録音されており、R&B色の強いものを1stにアコースティックなものを2ndに集めたらしい。したがってこの2ndはもう一つのデビュー・アルバムとして考えるべきもの。これ以降のハンプル・パイは当然のごとく両方の側面を組み合わせた方向に向かいますが、結果としてこの徹底したアコースティック趣味はハンプル・パイとしては異色となり味わい深い作品として残りました。冒頭のピーター作の Take Me Back はアコギが印象的な佳曲でこの曲がこのアルバムの雰囲気を更に特徴付けています。
2011年4月5日に日本でレビュー済み
ハンブル・パイの2ndアルバム「Town & Country」です。スティーブ・マリオットとピーター・フランプトンの個性が曲ごとに現れる不思議なアルバム。でも不思議と統一感を感じることができる。そのところを「TOWN」と「COUNTRY」としたのかもしれません。
全体的にはアコースティックな作品です。その上品なアコースティックサウンドでロックな曲もやる、といった風情の作品。バリバリのロックアルバムではなく、落ち着いた作品です。
ハンブル・パイに求めるものの違いで、本作も良い評価を得られないかもしれませんが、アルバム自体の完成度は驚くほど高いです。
全体的にはアコースティックな作品です。その上品なアコースティックサウンドでロックな曲もやる、といった風情の作品。バリバリのロックアルバムではなく、落ち着いた作品です。
ハンブル・パイに求めるものの違いで、本作も良い評価を得られないかもしれませんが、アルバム自体の完成度は驚くほど高いです。
2008年4月6日に日本でレビュー済み
1stの発表からわずか5ヶ月後の1969年12月に発表された、HUMBLE PIEの2ndアルバム。古き良きブリティッシュ・フォーク・ロックを堪能できる名盤。
ここまでの作品は、60年代にRolling StonesのマネージャーをつとめていたAndrew Loog OldhamによるIMMEDIATE Recordから発表していたが、この後なぜか倒産。3rd以降は、A&Mと契約しアメリカ進出を図ることになる。
本作では、まだHUMBLE PIEとしてのサウンドが確立される途上でもあり、Marriott色とFrampton色が渾然と分かれているようだ。そういう意味で、Town and Countryか。
全体的にアコースティックな雰囲気の漂う当時のオリジナル盤は、1〜11まで。Framptonの情緒的なギターにMarriottのソウルフルなVocalとGregの印象的なラインのベースが絡む9は個人的に大好きな曲。1、10はBEST盤でもお馴染み。3はインドっぽい感じが当時を感じさせる。
12, 13はBonus track。12は4作目「Rock on」収録の別テイクである。ただし、英国CHARLYレーベルによる2007年発売のものには、これらとは違うBonus truckが収録されており、なぜか1stからの曲が8曲も入っている。(2008年4月になると今度は、Repertoireレーベルからの発売になっているようだが。)
ここまでの作品は、60年代にRolling StonesのマネージャーをつとめていたAndrew Loog OldhamによるIMMEDIATE Recordから発表していたが、この後なぜか倒産。3rd以降は、A&Mと契約しアメリカ進出を図ることになる。
本作では、まだHUMBLE PIEとしてのサウンドが確立される途上でもあり、Marriott色とFrampton色が渾然と分かれているようだ。そういう意味で、Town and Countryか。
全体的にアコースティックな雰囲気の漂う当時のオリジナル盤は、1〜11まで。Framptonの情緒的なギターにMarriottのソウルフルなVocalとGregの印象的なラインのベースが絡む9は個人的に大好きな曲。1、10はBEST盤でもお馴染み。3はインドっぽい感じが当時を感じさせる。
12, 13はBonus track。12は4作目「Rock on」収録の別テイクである。ただし、英国CHARLYレーベルによる2007年発売のものには、これらとは違うBonus truckが収録されており、なぜか1stからの曲が8曲も入っている。(2008年4月になると今度は、Repertoireレーベルからの発売になっているようだが。)
2003年4月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
マリオットとフランプトンという2大スターを要するバンドが、まだその音楽の方向性を定めるための試行錯誤を行っていた時期の作品。
彼らにとって2作目になるが、依然としてメンバー各自のルーツミュージックを辿るかのような真摯な姿勢に貫かれたフォーク・ロックが中心。
まだマリオットの黒っぽいシャウトも、フランプトンの流麗なギターもその全貌を現していないが、ファンであれば、この貴重な時期の記録には触れておかねばならないだろう。
彼らにとって2作目になるが、依然としてメンバー各自のルーツミュージックを辿るかのような真摯な姿勢に貫かれたフォーク・ロックが中心。
まだマリオットの黒っぽいシャウトも、フランプトンの流麗なギターもその全貌を現していないが、ファンであれば、この貴重な時期の記録には触れておかねばならないだろう。
他の国からのトップレビュー
The Fox
5つ星のうち5.0
Classic early Humble Pie
2022年5月17日にドイツでレビュー済みAmazonで購入
With Peter Frampton in the band Humble Pie featured 3 vocalists and all compositions by Frampton on the first 2 studio albums are classics. Essential for any British hard rock fan🇬🇧 Sound quality on this 180 gm pressing is excellent
Smart Shopper
5つ星のうち5.0
one of my favorites
2017年4月22日にカナダでレビュー済みAmazonで購入
As a Humble Pie fan this is one of my favorites.
70's rock lover!
5つ星のうち5.0
Great.
2017年12月11日に英国でレビュー済みAmazonで購入
My first complete Pie studio album(s). I love HP, yet only have the 'Eat it' D-LP, and their live stuff. I loved this collection, (their second LP and cust from their debut). I really enjoyed this collection of songs; I love the differing styles. The Pie were quite heavy in concert, so it was a surprise to hear so many acoustic based songs. This shows what a great little band they were. I can't wait to hear more HP!!
NOMBO
5つ星のうち5.0
Étonnant
2017年8月18日にフランスでレビュー済みAmazonで購入
Je rois bien ne jamais avoir entendu parler de cet album avant de l'écouter. Le moins que je puisse dire, c'est que je ne regrette pas mon achat car ce disque est une pépite oubliée. Je ne sui spas toujours séduit par les virages du groupe de Steve Marriott, mais cette époque-là était vraiment très inspirée et novatrice pour la formation. Satisfaction garantie.
Manuel Grosso Galvan
5つ星のうち5.0
EL ESLABON PERDIDO
2015年10月15日にスペインでレビュー済みAmazonで購入
Es el primer disco de Steve Marriott y de Pete Frampton juntos en Humble Pie. Es un disco estupendo casi desconocido. Aun se notan los ramalazos psicodélicos de Small Faces en su ultimas grabaciones y se anuncian los cambios hacia una banda mas destinada al rock duro. Ambos están sensacionales y el disco rezuma un cierto regusto a Traffic. Esta edición tiene ademas 8 temas extras . Muy bien resmaterizado y con un sonido impecable. Un buen inicio de una buena amistad. Mucho mas que interesante