絵とBGM・効果音と共に文字を読むサウンド・ノベルです。ひたすら読むだけなので、人によっては文庫本のほうがいいかもしれませんね。
ただ、効果音・BGMがぴったりはまっているところでは、読んでいるほうもついつい興奮・感動させられてしまいます(笑)。効果音・BGMがウザイ時もありますが、お色気シーン(?)とおちゃらけシーンは、結構いいんじゃないでしょうか。セミはちょっとうるさすぎるけど(苦笑)。
場面が変わる時の改行等では、一部DS版のほうが文庫本よりもわかりやすいような場合もあるように感じます。原作者さん、ごめんなさい。
2巻までしか収録されていないので、物語全体をコンパクトに持ち運べないところは残念。できたら、4巻全部収録して欲しかった。
シューティング・ゲームはとてもシンプルなもの。クイズはひたすら50問答えるやつで、かなり読み込んでいないと全問正解は大変かも。カードゲームはよくわかりません。
文庫かけかえカバーは、ゲームパッケージの絵がプリントされたものです。ちなみに、文庫本のいずれの巻とも微妙にフィットしない折り目はご愛嬌?。
サイド・ストーリーの「それ以外のことについて言えば、」は浅羽理髪店のお向かいに住む大学生と下っ端自衛軍情報部員の交流を描いたもの。ルービック・キューブを久しぶりにやりたいとは思わなかったけど、後半部分の人間に関する考察には説得力があるように感じました。