PowerDVD7にはいくつものパッケージがありますが、以下の方はこのパッケージを選ぶことをお勧めします。
・DTSは不要
・ドルビーデジタルやバーチャルヘッドフォンを使用する
(必ずしも5.1chは必要ありません)
・アップグレード対象となる再生ソフトを持っている
(アップグレードとなっていますが、他社製品からの乗り換えもokです)
DTSが必要な人はデスクトップ版を、フロント2chのみ鳴ればいい(疑似サラウンドも使用しない)人はExpress版を選択することになります。
画質については画質自動調整がかなり優秀で、廉価なDVDプレイヤーや数年前の再生ソフトより綺麗に再生します。明暗の落差が激しいシーンでも画像が潰れませんでした。
ただ、新機能のひとつである「字幕位置の調整」については苦言が。公式サイトにも書いてないのですが、この機能は「WindowsXP-SP2専用」のようなのです。ONにしたら「OSがWin2000/Meの場合は〜」と警告が表示され、私の環境(OS:Win2kPro-SP4,CPU:Athlon64X2,GPU:GeForce6150,ドライブ:Pioneer DVR-A07)では画面が乱れてしまい使えませんでした。
メーカーサイトに動作チェック用の験版が用意されていますが、体験版だと私のPCでは字幕位置調整機能をON/OFFするチェックボックスが殺されており、チェックすら出来ず。この機能に期待している方は注意が必要です。(もうひとつの字幕関連機能・バイリンガルキャプションは動作しています)
一部機能にメーカーの情報開示がまずい部分はありますが、総じて再生性能が良いうえにCPRM対応と利便性は向上しています。数年前のDVD再生ソフトを使い続けている方は、アップグレードを検討する価値があるのではないでしょうか。