内容紹介
日本でも群を抜いての人気ジャズメン、哀愁のトランペッター、ダスコ・ゴイコヴィッチが2003年にリリースした人気盤「Samba do Mar」の続編ともいえる作品がリリース!! よりリリカルに、よりリズミカルにジャズとブラジル音楽が解け合い非常に完成度の高い、期待以上のアルバムに仕上がった。ダスコは言うまでもなくユーゴスラヴィアが産んだ至宝。60年代からウディ・ハーマンやメイナード・ファーガソンのビッグバンドで活躍。近年はエンヤから毎年のようにリリースを重ね度々来日して日本のファンを狂喜させている、もはやジャズの生き字引的存在。ダスコが近年力を注いでいるブラジリアン・プロジェクトとそれを慕うブラジリアン・ミュージシャン達との作品創りはダスコのライフ・ワークとも言えるほど充実したレギュラーワークとなっている。またブラジル人シンガー、セリーヌ・ルドルフの美しい歌声も本作に華を添え、ソロ・アルバムもヒット中のギタリスト、フェレンク・シュネートベルガーも参加して、透明感溢れるギターワークを聴かせてくれる。カエターノ・ヴェローソやジルベルト・ジル、ジョイスのプロデューサーとしても有名なルドルフ・ストロエーターをプロデューサーに迎え、ダスコの哀愁のトランペットが緩やかなブラジルのリズムに乗って極上のサウンドを繰り広げる![2006年録音]
Dusko Goykovich:Trumpet
Marcio Tubino:Saxophones
Ferenc Snetberger:Acoustic guitar
Martin Gjakonovski :Bass
Jarrod Cagwin:Percussion
Celine Rudolph:Vocal
【アーティストについて】
1931年生まれ、旧ユーゴスラビア出身のトランペット/フリューゲルホーン奏者。17歳からユーゴスラビアのベルグラーダにあるミュージック・アカデミーで約5年間ジャズを学ぶ。1950年代にドイツへ移りフランクフルト・オールスターズとしてCDをリリース。ヨーロッパ全土で定評を得たダスコは29歳にしてバークリー音楽院に奨学生として招かれ、作曲、アレンジを学ぶ。在学中に渡辺貞夫やトニー・ウイリアムスをメンバーに加えた自分のバンドで活動し、その後「メイナード・ファーガソン楽団 」や「ウディ・ハーマン楽団」等で活躍するが1967年以降に活動の場をヨーロッパに移し「ケニー・クラーク?フランシー・ボラーン」のビック・ バンドに参加する他、トロンボーン奏者のスライド・ハンプトンと双頭バンドを結成するなどヨーロッパ、アメリカでライブやレコーディングを行う。 1970年代に入りドイツのEnjaレーベルから発売されたアルバム『アフター・アワーズ』はその哀しくも心に染み渡るプレイで日本のジャズファンの琴線をも震わせ、日本でもダスコ・ゴイコヴィッチの名は広く知られるようになる。1996年の初来日以降、自らが率いる「インターナショナル・ジャズ・クインテット」で度々来日しており、今なおヨーロッパを代表するトランぺッターとして多くのジャズファンに愛されているアーティストである。
メディア掲載レビューほか
旧ユーゴスラビアが生んだジャズ・プレイヤー、ダスコ・ゴイコヴィッチの哀愁味あふれるトランペット演奏による2006年録音盤。「SAMBA TZIGANE」「MELODIA SENTIMENTAL」他を収録したブラジリアン・プロジェクトとそれを慕うブラジリアン・ミュージシャン達とのダスコのライフ・ワークとも言えるほど充実したレギュラーワークを堪能できる1枚。