オリジナルがエンボス加工のジャケットだという事を
紙ジャケを見て初めて知りました(笑
録音が終わってから2年間あっためられて
(どちらかというと干されて、というべきか)
クラウス・シュルツのレーベルからようやく発売された、とか
当時はプログレ・サイドだったので「起伏の欠如」とか言われて
散々な評価だった、とか後にハウス系のミュージシャンによって
「ルーツ・オブ・ハウス」とかリスペクトを払われて
いろんなリミックスが制作されている、とか
この曲にまつわる話は私にはどうでもよかった
むしろ私が惹かれたのは、彼がわが道を極めんと
流行に背をむけて独り理解者の少ない音楽を作曲、
一時間かっきり一発録音で終了したという集中力である
ハイレベルでセンスのよい音の遊び
アイディアを支える優れたアレンジメント
きっと当人は何も考えてなかったんだと思いますが(笑
デジタル・シンセ花盛りなこの頃にチープな
リズムボックスの音で望む意気や善し(笑
あまり詳しくは知らんのですが
シーケンサーもそんなに大したものじゃなかったはず
あえてのセレクト 逆にカッコいい
初めて聴いたタイミングもよかった
プログレヲタの頃に聴いていたら私もサヨナラだったろう
ハウス系の人もシンセ大好き人間も去ることながら
なによりギタリストの方、後半のクールなソロがオススメです
先入観抜き、好き嫌い度外視で一度触れてみて欲しい
ところで
この曲の最終章は「引き分け」なんですが、チェスで引き分けって
アリなんですか?(笑