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ぼくを葬る [DVD]

3.9 5つ星のうち3.9 42個の評価

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価格
新品 中古品
DVD 通常版
¥7,359 ¥1,203
DVD 1枚組
¥300
DVD 1枚組
¥434
DVD 1枚組
¥950
フォーマット ワイドスクリーン, 色, ドルビー
コントリビュータ メルヴィル・プポー, フランソワ・オゾン, マリー・リヴィエール, ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ, クリスティアン・ゼンゲヴァルト, ダニエル・デュヴァル, ジャンヌ・モロー
言語 フランス語
稼働時間 1 時間 21 分

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商品の説明

Amazonより

作品ごとにセンセーショナルを巻き起こすフランソワ・オゾン監督だが、本作では自身を主人公に投影しているとあって、それまでの作品とは違う切迫感や緊張感が充満している。カメラマンのロマンが、脳腫瘍が発見され、余命3か月と宣告される。ゲイである彼は、ボーイフレンドや家族に対し、できるだけ平穏を装って過ごすことを決めるが、偶然出会った女性に子どもを作ってほしいと頼まれ、当惑する。
メルヴィル・プポーが体重を減らしながらロマンを熱演するが、表情は極力抑えられ、つねに穏やか。その瞳の奥のまた奥に悲しみが潜み、観ているこちらは胸が痛くなる。オゾン映画らしいショッキングなラブシーンもあるが、根底には自分の子孫を残したいという人間の本能に迫るテーマが流れ、共感を誘うのだ。この点もオゾン映画では異例。子ども時代の記憶、ジャンヌ・モロー演じる祖母との対話など、要所に心を締めつけるシーンを盛り込んだ構成がうまい。荘厳なほどに美しいラストシーンからは、人生への賛歌も感じられ、余韻がいつまでも続く。(斉藤博昭)

登録情報

  • アスペクト比 ‏ : ‎ 2.35:1
  • メーカーにより製造中止になりました ‏ : ‎ いいえ
  • 言語 ‏ : ‎ フランス語
  • 梱包サイズ ‏ : ‎ 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 83.16 g
  • EAN ‏ : ‎ 4988103631283
  • 監督 ‏ : ‎ フランソワ・オゾン
  • メディア形式 ‏ : ‎ ワイドスクリーン, 色, ドルビー
  • 時間 ‏ : ‎ 1 時間 21 分
  • 発売日 ‏ : ‎ 2006/10/6
  • 出演 ‏ : ‎ メルヴィル・プポー, ジャンヌ・モロー, ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ, マリー・リヴィエール, ダニエル・デュヴァル
  • 字幕: ‏ : ‎ 日本語
  • 言語 ‏ : ‎ フランス語 (Dolby Digital 5.1)
  • 販売元 ‏ : ‎ 日活
  • ASIN ‏ : ‎ B000GRTSUU
  • ディスク枚数 ‏ : ‎ 1
  • カスタマーレビュー:
    3.9 5つ星のうち3.9 42個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中3.9つ
5つのうち3.9つ
42グローバルレーティング

この商品をレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2021年1月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とかく、余命数ヶ月と言われれば家族や友人に報告しまくるのが当然と思われるものですが、彼はそうしなかった。出来なかった。とも言うのかな。
私も主人公と同じく誰にも泣かれずに死にたい。と思いました。
やっぱり大切な人の泣いた顔は見たくないです。自分の死ぬ準備を自分でして、あるがままに死を受け入れて静かに死ぬ。
理想的な死に方ですね。かっこいいです。
見事な描き方でした。まるで死ぬ前にどこかに隠れてしまう動物のような最後の迎え方で私はとても好きでした。
でもきっと、彼の本音は本当はひとりぼっちで死にたくはなかった。という心の奥底の寂しさを感じさせる場所で最後を迎えたんだという気もしました。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年2月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
同性愛が無理な人にはキツイ表現もあるので、コレは映画、芸術あるいは娯楽と割り切れない人はオエッとなるかもしれません。
内容自体は、うるさくも暗くもなく、静かに愛とか命、生き方死に方というものを突きつけてきます。
一度は観てみて損はないと思います。

今日死ぬかもと思えば、生き汚くはならないし、感謝もできるし、思い切りも良くなる。
メメント・モリとか一期一会とか、良い言葉がいっぱいあっても忘れがち。
生きてるうちにやる事なんて、自分と家族と隣人を愛する事くらい、そしていつかは絶対死ぬんだけど、たったそれだけの事すら忘れがち。

なんでだろね。
2020年12月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
10年近く前に一度視聴しただけなのに。幾つかのシーンが度々胸を去来する忘れ難い映画の一つです。「今夜あなたと死にたい」祖母の言葉に堪えていた涙が溢れる所。その祖母が身勝手で幼稚な行いと知りつつ家族を捨て、でもその時生きる道はそれしかなかったと振り返る言葉。破壊された家族が何代にもわたって不和を抱える事。孤独を引き受ける事。生き抜く事。血縁や家族という社会制度について繰り返し自分の中身を捉え直す大切なきっかけを与えてくれた映画です。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2012年7月1日に日本でレビュー済み
フランソワ・オゾン監督作品。
死を前にした男性の行動を描く。

この監督のヒット作『8人の女』は、鮮やかな色使いや豪華な女優陣などのポップな作りでヒットしたが、本来この監督は『まぼろし』『スイミングプール』『クリミナル・ラヴァーズ』などのように人間の病んだ感覚というのを捻りを効かせて見せるのが得意なヒトだと思う。

そういった意味で、病人(?)を主人公にしたこの作品も得意の系統に属している訳だが、他の作品のような虚実が混然としたような感じはなく、結構まっとうな結論に辿り着く。悪い作品ではないのだけれど、「それで?」っていうのが感想。

フランソワ・オゾン好きもしくはフランス映画の雰囲気好きなヒトに。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年12月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
人は余命宣告を受けたらどうするだろうか、何をするだろうか。そして、そのことを誰に告白するだろうか。
他人からの要望に応じるにしても、唐突で特異な要望を取り上げることに驚いた。
ゲイ、3P(と言うのでしょうか。夫にそういう性向があったとは)があるので視る人を選ぶかも。
上記を除いて展開に不思議はないが、家族の今の関係性がどのように形成されて来たかにほとんど触れないので表層的。主人公は美形だが元気な頃の目つきがきつい。
ジャンヌ・モロー出演。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2020年5月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今まで、自分の子供が欲しいと思ったことはありませんでしたが、この映画を見て、自分の「生」をこの世に残したいと思いました。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2018年2月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
若くして余命を宣告されたとき、人はどんな行動をとるのか。
そこが見所ではあるのですが、こうしたテーマの作品にありがちな
「心理的葛藤」とか「周囲(親しい人)との関わり」みたいな
ウェット感は一切排除。久々に鑑賞して、やっぱり良いなあ。

前途洋々な若手ファッション・フォトグラファーの主人公。
郊外に住む祖母(ジャンヌ・モロー)にだけさらっと報告。
「ぼくはもうすぐ死にます」って。さらっとし過ぎだろ…。
家族にも恋人にも打ち明けず、全くの他人に、何物にも
代え難い「贈り物」を残して、最後まで静かに独り。
それでもひとつひとつの決断が若々しい潔さに満ちていて、
淡々と観ているうちに淡々と幕。そのなかで色鮮やかで
幻想的な(モルヒネとかの痛み止めによる幻覚を意図した
シークエンスなのかも知れませんが)、
主人公の子供時代の回想シーンが素敵でした。

という作品ではあるものの、ツッコミどころ満載です。
以下、余談。プポーさん、いつの間にこんなに立派な美青年に
成長したの!? 子役、とまでは申しませんが、
エリック・ロメール監督「夏物語」ではヒョロヒョロの
優柔不断ニート(就職は決まってたけど)だったのに…
「良い映画観たなあ」と思えるのが不思議なくらい、
海辺を歩くプポー氏の姿でこれでもかと「夏物語」を引用しつつ
本編独自のラストシーン(実に美しくて淋しくて、しかも幸福)
に持ってくので、これくらい淡々モードなのは監督の計算よね。
中盤、主人公の母親役で、所謂「ロメール組」の
マリ・リヴィエールが登場するのは、もはや予告に過ぎなかった。
念のため、日没の海岸線は緑色にはなりません。

「夏物語」海辺の部屋で何かと電話を待ち続けていた主人公、
本作の海辺では、着信音の鳴り響く携帯を無造作にゴミ箱に
投棄する。「携帯電話を捨てる場面」部門最優秀賞ノミネート。
誰からの電話だったのかなあ、と限りなくせつない気持ちになる。
最後になりましたが、オゾン作品ですから、主人公がゲイなのは
ツッコミ所には入りません。当然の前提としてそうゆう設定。

本作関連のインタヴューで「僕はゲイじゃなくて幸せな家庭築いてます」
発言を繰り返したメルヴィル・プポー氏(誰もそこまで勘繰らないよ…)、
グザヴィエ・ドラン監督「わたしはロランス」に引っぱり出されたのは
その罰ゲームだったのでしょうか?
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年5月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
フランソワ・オゾン監督、2006年の作品。
メルヴィル・プポーが余命3ヶ月の主人公ロマンを演じています。ロマンが唯一、余命のことをうちあける祖母役にジャンヌ・モロー。

私事ですがこの作品をみていて、ついある方を思い出しました。
20年以上前、当時フランスに住んでいた姉の友人で、まさにロマンのようなフランス人青年(ゲイではなかったけど)。
日本の我が家へ遊びに来てくれたこともあり、帰りが遅くなった時、私の両親が「泊っていけば」と勧めたのですが「宿に戻ります」とにこやかに帰っていかれました。そんな姿勢に紳士的で誇り高い人格を感じたものです。
フランスへと戻った彼は間もなくガンと診断され、その後1年経つか経たないかのうちに亡くなってしまいました。化学療法を拒んだ点も、ロマンに重なりました。

病気について伝えてもらえず、死後にすべてが判明することは、ロマンの家族からすると大変ショックなことだと思いますが、自分のことは「死」も含めて自分だけで引き受けよう、という完全に自立した精神の表れなのかもしれませんね。さすがフランス人・・!です。
余命宣告される主人公、悲観に暮れる・・というのはけっこうありがちな設定かと思う方も多いかもしれませんが、言わずにおこうと決めたことは秘めたままに・・なかなか難しいことをやってのけます。
その人それぞれの最期があるかと思いますが、自立し潔くあることは満ち足りることにつながるのかもしれませんね。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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