「バルト」「バルト 新たなる旅立ち」に続くシリーズ第3作で、ストーリー・設定などは前作に劣らない出来栄えです。第2作は動物たち中心の話でファンタジー色が濃くなってましたが、今回は人間たちがストーリーに深く関わってきて、第1作に近い雰囲気になっています。
第1作・第2作とも自分が狼の血を引いていることを悩み続けていたバルトでしたが、本作ではそんな悩みはどこかへ行ってしまい、皆から尊敬される名犬となってしまって「バルトらしさ」が無くなってしまったのは、ちょっと寂しいところです。(星−0.5)
声優陣は、日本語・英語とも第2作と同じメンバーです。今回は他に中国語と韓国語の音声も入っているので4ヵ国語が楽しめます。特に韓国語版「バルト」はいい雰囲気でお薦めです。ただ今回は何故か日本語・英語とも字幕がありません。(星−0.5)