このシリーズ、SACD層よりCD層の方が音がいいということは秘密なんでしょうか。
つまり、SACD層は、器が大きいだけで、中に入っている音源は、2008年版のリミックス&リマスター音源じゃないんです。いつのどんな音源をいれたものか、明記されてないのでわかりませんが、おそらく、オリジナルマスターのフラット・トランスファーですらない、ジェネレーションを重ねた質の低いコピー・マスターだと思います。倉庫にもぐってオリジナルを探すような、こだわるようなことはせず、手近にあったものを入れたんでしょう。
いくらSACDがスペックとして優秀でも、それは器のはなし。注ぎ込む音源がダメなら音もぜんぜんダメなままです。
対して、CD層は、メンバーからもファンからも大喝采と共に迎えられた新生名リミックス。
うそだと思ったら、まず先に、SACD層から聴いて、次にCD層を聴いてみて下さい。
違いはすぐにわかるはずです。
残念なことをするなあ。Genesisの全カタログ、本気のSACDを出してもらいたいものです。
DVDは、確かに一応マルチ・ミックスですが、いかんせん時代が古すぎて、今となっては衝撃的な水準のロー・スペックです。MP3レベルの音が各所から出るだけ。Mastersoundなんて夢のまた夢。ぶっちゃけちゃうと、安いラジカセ並の音ですね。なんか泣きそうになりました。
相場価格がある程度あがってから購入したので、ショックが大きいです。
だから、このDVD&SACD付を買う必要はありません、2008年版音源のCDを安く買えば、十分ですよ。将来に期待しましょう。