今更ながらのレビューですが、非常によかったです。
発売当初より、むしろ現在の方が評価が相対的に上がっている作品ではあると、確かに感じました。
（PSPで出来る他のオリジナルRPGがあまり無いので）
●シナリオ
ファンタジーがメインですので、歴史好きにはどうだろう、という感じですが、RPG好きなら問題なし。
エンディングが賛否両論なものの、分かりやすく王道です（追われて、集いて、打ち倒す）。
難しい造語等もほぼありませんでした。
●キャラ
汎用キャラなし、ユニット消滅なし、アニメ調。
アニメ調なんですが、典型的なイケメンや萌えキャラはいません。むしろパーティ内の関係は淡白な印象で
なんでアニメ調にしたん？？って感じではありました。
また、パーティ内が序盤〜中盤までギスギスしていて、余裕の無い先走り主人公が苦手な人は注意かな、と感じました。
●戦闘
当然ながらシミュレーションRPG(マスゲー）です。
ユニット毎の性能差は、スキル、装備、ステータスとまぁ当たり前な感じです。
が、魔法は誰でも使えます（能力の影響は強く受けますが）
また、主役級は腕輪の力により、戦闘中一度だけ「変身」できます。体力は全快し能力上昇、
専用の攻撃アビリティに加え、敵にトドメをさすと再行動できるなど、中々爽快でした。
三すくみの関係がスキルを装備することで実装されますが、私は序盤から外していましたので、正直必要ありませんでした。
また、これとは別に属性毎の耐性/弱点が敵モンスターにはあるようです。
スキルはショップやドロップ、合成で入手できます。これが中々種類が多く楽しめました。物理専門のアタッカーでも、
範囲攻撃が序盤から使えるようになったり、連続攻撃が可能になったりワクワクできました。
最後にMPですが、戦士系も魔法系も戦闘開始時は少ししか溜まっていません。時間経過で溜まります。
このシステムが一番うれしかったです。魔法系のMP切れがほぼ起こりませんでした。
●まとめ
思った以上にプレイ時間が長くなりましたが、一度もダレることなくクリアまでいけました（40時間くらい）。
「合成システム」のあるゲームにありがちな、希少素材を使うかどうかの葛藤もほとんど起こりませんでした。
というのも、合成だけの「素材」という概念が無く、すべて何らかのスキルだったからです。そのスキルが
必要なければガンガン合成に回せますし、ロードもありますので、気楽にできました。
難易度はそれ程高くありませんでした。が、ターン制限があるお陰でメリハリがありましたし、何度か負けそうになりました。
ターン数が足りなくなることはありませんでしたが、決してヌルゲーではないと感じました。ちょうどいい感じでした。
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