60年代後半の英国ブルーズロックのグループに比べ、フリーは新しい感覚をもったグループでした。その新しさとは、疲労感と都会の孤独を表現していたところにあったと思います。クリームの表現していた悲観性と比べても、もっと個人的に共感できるもので、今考えればこれだけ「遅い」ロックンロールが若者たちを熱狂させていたのが不思議です。インタビューで、アップテンポの曲がないものだから「オール・ライト・ナウ」を書いたとメンバーが語っているのを聞いて、あれ?オール・ライト・ナウってアップテンポだったの、と思ってしまったぐらいです。これだけストイックな音楽を10代と言っていい4人が作り上げたのも不思議です。
フリーのユーザーならご承知のとおり、彼らの特異性は「音の隙間」にあります。ところどころでアンディ・フレーザーのパートも、ポール・コゾフのパートもなく、ドラムズとロジャーズのボーカルだけ、ということさえあります。フレイザーには勝手に弾きまくりというイメージがありますが、しっかりとノリを出しているのも彼です。さらに、サイモン・カークの無愛想極まりないドラミングが、ステージでは「熱く」叩いていることもわかります。
彼らはあっという間に解散状態となってしまったので、ここで残されている動画は「ファイア・アンド・ウォーター」制作時前後のものでしかありません。何バージョンも収録されている「ミスター・ビッグ」が、やはりフリーを楽しむのに最適なのではないでしょうか。ポール・ロジャーズは後半マイクスタンドを振り回すしか仕事がありませんで、振り回し方が実にサマになっています。コゾフは、この曲のソロになるとギターアンプに背中を預けて、口をカァーッと開くんです。これはどのバージョンでも同じです。さらにフレイザーのベース・ソロが始まるところで、フリー・ユーザーは両手を握りしめる癖があるのです。意外なことに彼はとても気楽にニコニコしながら弾いています。カークは、長距離を走り終わってすぐにステージに上がったのか、と思うぐらいタメのある叩き方です。
これだけ遅い曲でユーザーをとても疲れさせてしまう芸当はフリーにしかできません。
Forever [DVD]
形式: DVD
フォーマット | 限定版 |
言語 | 英語 |
稼働時間 | 4 時間 35 分 |
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
Features all known existing footage of Free including BBC performances and the Isle of Wight concert, as well as interviews with the remaining band members. Also includes digitally restored archive footage. Also includes audio only on Isle Of Wight 30th
登録情報
- アスペクト比 : 1.33:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 英語
- 梱包サイズ : 18.8 x 13.97 x 1.78 cm; 204.12 g
- EAN : 0602498422359
- メディア形式 : 限定版
- 時間 : 4 時間 35 分
- 言語 : 英語 (DTS ES)
- 販売元 : Universal
- ASIN : B000H80LAE
- ディスク枚数 : 2
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2014年3月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2009年10月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
FREEについては、以前コソフに焦点を当てたVHSを所有していましたが、それ以来の映像入手でした。ソース的には重複が多く、目新しさはないのですが(ワイト島のカメラ切替えくらいか)やはり素晴らしいバンドのもっともよい時代の記録として価値が大きいと思いました。importモノは値段もこなれており大満足でした。因みに私はベース弾きであるのですが、アンディ師匠がソロを弾いているのにひたすら踊るロジャースやバッキングするコソフが映し出されることが多く妙な感じですが、それも含めて時代だなと思います。FREE映像のコンプリートとしてお奨め、新味はあまりないということで4ツ星!!
2013年5月12日に日本でレビュー済み
LD時代にもFREEのライヴ映像などを集めたソフトが出ていましたが本作はそれの拡大版になっています。
DVD2枚組で、収録内容をざっと記します。リージョンは0で普通のDVDプレーヤーで再生できました。字幕に日本語はありません。
DISC1(IN SESSION)
・BEAT CLUB(スタジオ・ライヴで音声はモノラル。多少映像が加工されています。画像,音質とも良好)
「MR BIG」「FIRE AND WATER」「ALL RIGHT NOW」
・DOIN' THEIR THING(GRANADA TV 24TH JULY 1970)(客入りのスタジオ・ライヴ。音声はモノラル。画像、音質とも良好)
「RIDE ON PONY」「MR BIG」「SONGS OF YESTERDAY」「I'LL BE CREEPIN'」「ALL RIGHT NOW」
・ORIGINAL VIDEOS
「ALL RIGHT NOW」「THE STEALER」「MY BROTHER JAKE」(VHS時代の作品で、画像音声ともにあまり良くありません)・・別録音の音声にアテ振りの演奏映像。
「I LOVE YOU SO」・・LDソフトにも入っていた、スタジオ盤の音に、ポール・コゾフの少年時代などの写真の映像
「WISIHNG WELL」・・ドラマ仕立てのPV
・THE FREELIST
「ALL RIGHT NOW」・・TV番組「TOP OF THE POPS」(別録音の音声にスタジオでのアテ振りの演奏映像)
オーストラリアでのTVインタビュー(モノクロ約4分)
サイモン・コゾフ(ポール・コゾフの兄弟)の私蔵フィルム(約20分)・・約17分は大学でのライヴ映像(音声はなし。無音のライヴ映像が続きます)
アンディ・フレーザーのドイツでの短いインタビュー(約30秒)とソロ曲(2曲)のPV。ソロ曲は、エスニック調ポップスとレゲエ調の曲です。
・インタビュー(約10分、いつ頃かは明記されていませんがDVD製作時か?)
ポール・ロジャース、アンディ・フレーザー、サイモン・カークが交互に登場+ジム・ファーバー(評論家)、サイモン・コゾフ
DISC2(IN CONSERT)
ワイト島ポップフェス(1970年)のライヴ音源(10曲)とライヴ映像(3曲)。音質も良好です。4台のカメラによる映像ソ−スを未編集で全部入れました、という感じのDVDです。
・NEW EDIT(新編集のライヴ映像)
「BE MY FRIEND」「MR BIG」「ALL RIGHT NOW」
・ORIGINAL OFFLINE EDIT(上記3曲を、最大5つの映像が並んだ画面と、カウンター入りモノクロ映像をアングルボタンで切り替えて見られます)
・CAMERA ACCESS
4台のカメラの編集前映像を続けて見られます。
1.ステージ上手と背後(3曲)・・これが一番見応えありました。ポール・コゾフのすぐ脇なのでギターもよく映っています。
2.ステージ正面(3曲)・・やや引きの映像とポール・ロジャースのアップ中心。
3.ステージ下手(「ALL RIGHT NOW」のみ)
4.ステージ背後(「ALL RIGHT NOW」のみ)
・全曲オーディオ再生(STEREO)・・映像はライヴポスター、レコードレーベル、宣伝用写真など
「RIDE ON PONY」「WOMAN」「THE STEALER」「BE MY FRIEND」「MR BIG」「FIRE AND WATER」「I'M A MOVER」「THE HUNTER」「ALL RIGHT NOW」「CROSSROADS」
やはり「DOIN' THEIR THING」でのスタジオライヴ映像が良いです。若々しいメンバーの姿と、渋くて斬新なブルース・ロック。音も生々しい。
そしてワイト島での「MR BIG」ですね。ここでのポール・コゾフの映像をLDソフトで最初に見たときには感動しました。DISC2は音も良好だし、「FREE LIVE!」とは別のライヴアルバムとしても楽しめます。
1960年代のイギリスでのブルースロック・ムーヴメントはたくさんの良いバンドを生みましたが、FREEは一種特別な存在だとあらためて感じさせてくれる作品です。
DVD2枚組で、収録内容をざっと記します。リージョンは0で普通のDVDプレーヤーで再生できました。字幕に日本語はありません。
DISC1(IN SESSION)
・BEAT CLUB(スタジオ・ライヴで音声はモノラル。多少映像が加工されています。画像,音質とも良好)
「MR BIG」「FIRE AND WATER」「ALL RIGHT NOW」
・DOIN' THEIR THING(GRANADA TV 24TH JULY 1970)(客入りのスタジオ・ライヴ。音声はモノラル。画像、音質とも良好)
「RIDE ON PONY」「MR BIG」「SONGS OF YESTERDAY」「I'LL BE CREEPIN'」「ALL RIGHT NOW」
・ORIGINAL VIDEOS
「ALL RIGHT NOW」「THE STEALER」「MY BROTHER JAKE」(VHS時代の作品で、画像音声ともにあまり良くありません)・・別録音の音声にアテ振りの演奏映像。
「I LOVE YOU SO」・・LDソフトにも入っていた、スタジオ盤の音に、ポール・コゾフの少年時代などの写真の映像
「WISIHNG WELL」・・ドラマ仕立てのPV
・THE FREELIST
「ALL RIGHT NOW」・・TV番組「TOP OF THE POPS」(別録音の音声にスタジオでのアテ振りの演奏映像)
オーストラリアでのTVインタビュー(モノクロ約4分)
サイモン・コゾフ(ポール・コゾフの兄弟)の私蔵フィルム(約20分)・・約17分は大学でのライヴ映像(音声はなし。無音のライヴ映像が続きます)
アンディ・フレーザーのドイツでの短いインタビュー(約30秒)とソロ曲(2曲)のPV。ソロ曲は、エスニック調ポップスとレゲエ調の曲です。
・インタビュー(約10分、いつ頃かは明記されていませんがDVD製作時か?)
ポール・ロジャース、アンディ・フレーザー、サイモン・カークが交互に登場+ジム・ファーバー(評論家)、サイモン・コゾフ
DISC2(IN CONSERT)
ワイト島ポップフェス(1970年)のライヴ音源(10曲)とライヴ映像(3曲)。音質も良好です。4台のカメラによる映像ソ−スを未編集で全部入れました、という感じのDVDです。
・NEW EDIT(新編集のライヴ映像)
「BE MY FRIEND」「MR BIG」「ALL RIGHT NOW」
・ORIGINAL OFFLINE EDIT(上記3曲を、最大5つの映像が並んだ画面と、カウンター入りモノクロ映像をアングルボタンで切り替えて見られます)
・CAMERA ACCESS
4台のカメラの編集前映像を続けて見られます。
1.ステージ上手と背後(3曲)・・これが一番見応えありました。ポール・コゾフのすぐ脇なのでギターもよく映っています。
2.ステージ正面(3曲)・・やや引きの映像とポール・ロジャースのアップ中心。
3.ステージ下手(「ALL RIGHT NOW」のみ)
4.ステージ背後(「ALL RIGHT NOW」のみ)
・全曲オーディオ再生(STEREO)・・映像はライヴポスター、レコードレーベル、宣伝用写真など
「RIDE ON PONY」「WOMAN」「THE STEALER」「BE MY FRIEND」「MR BIG」「FIRE AND WATER」「I'M A MOVER」「THE HUNTER」「ALL RIGHT NOW」「CROSSROADS」
やはり「DOIN' THEIR THING」でのスタジオライヴ映像が良いです。若々しいメンバーの姿と、渋くて斬新なブルース・ロック。音も生々しい。
そしてワイト島での「MR BIG」ですね。ここでのポール・コゾフの映像をLDソフトで最初に見たときには感動しました。DISC2は音も良好だし、「FREE LIVE!」とは別のライヴアルバムとしても楽しめます。
1960年代のイギリスでのブルースロック・ムーヴメントはたくさんの良いバンドを生みましたが、FREEは一種特別な存在だとあらためて感じさせてくれる作品です。
2011年3月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
トリッキーな展開、リフのメリーゴーラウンド、しっかり聞こえるドラム、ベースとユニゾンするギター
いやあ、一気に気持ち駆け上がりました、過去の記憶が脳裏にある方には天国仕上げのアルバムです。
いやあ、一気に気持ち駆け上がりました、過去の記憶が脳裏にある方には天国仕上げのアルバムです。
2006年12月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ビデオではフリーの演奏が見られましたが、待望のDVDで、演奏曲目も充実しています。音も分離が良く、ベース・ギター・ドラムの1対1の絡み合いが堪能出来ます。当時の演奏物ですので、最近の物に比べると画質等は見劣りしますが、亡きコゾフの演奏をじっくり見られるだけでファンは十分だと思います。ちなみにリージョン0でした。
2007年1月9日に日本でレビュー済み
難しい買い物です。リアルタイムでフリーを見たことがない人はお金が余っていたら買ってみたらいかがでしょうか。純粋フリーマニアなら買いでしょうが、普通のロックファンならオリジナルCDアルバムを全て買う方が先でしょう。
他の国からのトップレビュー
Jacques Lessard
5つ星のうち5.0
Five Stars
2017年9月8日にカナダでレビュー済みAmazonで購入
Bonne musique
Marecaux
5つ星のうち5.0
Incontournable !
2015年6月25日にフランスでレビュー済みAmazonで購入
Allright now, c'est très bien, mais il n'y a pas que ça dans l'histoire de Free, loin de là ! Écoutez et regardez Mr Big, vous comprendrez que ce groupe est mal connu, bien sur tout le monde connait Paul RODGERS, un peu moins Paul KOSSOV le guitariste, et on ne parle jamais du batteur Simon KIRKE et du bassiste Andy FRASER,et pourtant, écoutez et/ou regardez ce bassiste il est tout simplement géant,je ne comprends pas qu'ils soit dans les musiciens inconnus ou presque, en tous cas, dont on ne parle jamais !
Et bien sûr, il y a d'autre titres qui sont très intéressant !
Et bien sûr, il y a d'autre titres qui sont très intéressant !
Luca
5つ星のうち5.0
Free forever!
2013年8月20日にイタリアでレビュー済みAmazonで購入
Uno dei miei gruppi preferiti, anche se durato poco ed offuscato da altre superband. Hanno contribuito anche loro al rock'n blues, li adoro!
Metaljim
5つ星のうち5.0
Deluxe packaging of classic Free material
2008年3月29日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
I agree with all the other reviewers comments about this fantastic DVD release. Like many fans of Free, I have tracked down multi-generation VHS copies of various Free clips from television, etc. It is great to finally see so many of these get an official release.
Something no one else mentioned are the bonus Andy Fraser videos, called Andy Fraser Naked... and finally Free. There are two clips, one conceptual video and one concert clip. Apparently Andy has come to terms with being gay and has a new album out which tells his story. He has been diagnosed with AIDS, has beaten cancer several times and is a survivor.
Something no one else mentioned are the bonus Andy Fraser videos, called Andy Fraser Naked... and finally Free. There are two clips, one conceptual video and one concert clip. Apparently Andy has come to terms with being gay and has a new album out which tells his story. He has been diagnosed with AIDS, has beaten cancer several times and is a survivor.
R. Siegl
5つ星のうち5.0
Better than allright
2007年1月27日にドイツでレビュー済みAmazonで購入
Mit 35 Jahren Verspätung liegt nun ein eindrucksvolles Dokument vor, welch fantastische Live-Band Free 1970 waren.
Paul Rodgers, wahrscheinlich der beste Blues-Rock-Sänger aller Zeiten, zeigt, dass trotz aller Spontanität jeder Ton sitzt. Paul Kossoff war damals noch nicht von Heroin gezeichnet und war für mich allen anderen Gitarristen dieser Zeit an Ausdruck überlegen. Der Unterschätzteste war wohl Andy Fraser, dessen melodiöses Bassspiel damals höchstens von Who-Bassist John Entwistle egalisiert wurde. Und Simon Kirke hielt mit seinem schnörkellosen Power-Spiel an den Drums die Band zusammen.
Die Doppel-DVD zeigt zehn Titel aus einem Konzert auf der Isle of Wight (Achtung: Das Bildmaterial besteht hier bei etlichen Tracks nur aus Photos und nur bei fünf Songs wurde mitgefilmt), zwei Live-Auftritte in TV-Studios (alle aus 1970), fünf sogenannte Videos (darunter eine berührende Foto-Hommage an den verstorbenen Paul Kossoff zu "I love you so") sowie ergänzende Interviews sowohl aus dem Zeitraum 1970 bis 1972 als auch von 2006.
Der Ton (Stereo oder 5.1.) ist grossteils dank der Nachbearbeitung erstaunlich gut für 36 Jahre alte Aufnahmen, lediglich beim Grossteil der Videotracks fällt er ab, da es sich um VHS-Basismaterial handelt.
Was aber vor allem zählt sind eigenständige Variationen der bekannten Klassiker. So ist allein der Instrumentalteil von "Allright now" aus der Granada-TV-Show, bei der Simon Kirke Kossoff und Fraser zu ungeheurer Intensität treibt, für mich den Kauf wert. Die Version von "Mr. Big" im deutschen Beat Club ist ebenfalls für mich die beste bisher gehörte.
So bietet diese Doppel-DVD nicht nur einen Eindruck der Bühnenpräsenz von Free, sondern hat auch einen eigenständigen musikalischen Wert, der allein die Anschaffung lohnt.
Paul Rodgers, wahrscheinlich der beste Blues-Rock-Sänger aller Zeiten, zeigt, dass trotz aller Spontanität jeder Ton sitzt. Paul Kossoff war damals noch nicht von Heroin gezeichnet und war für mich allen anderen Gitarristen dieser Zeit an Ausdruck überlegen. Der Unterschätzteste war wohl Andy Fraser, dessen melodiöses Bassspiel damals höchstens von Who-Bassist John Entwistle egalisiert wurde. Und Simon Kirke hielt mit seinem schnörkellosen Power-Spiel an den Drums die Band zusammen.
Die Doppel-DVD zeigt zehn Titel aus einem Konzert auf der Isle of Wight (Achtung: Das Bildmaterial besteht hier bei etlichen Tracks nur aus Photos und nur bei fünf Songs wurde mitgefilmt), zwei Live-Auftritte in TV-Studios (alle aus 1970), fünf sogenannte Videos (darunter eine berührende Foto-Hommage an den verstorbenen Paul Kossoff zu "I love you so") sowie ergänzende Interviews sowohl aus dem Zeitraum 1970 bis 1972 als auch von 2006.
Der Ton (Stereo oder 5.1.) ist grossteils dank der Nachbearbeitung erstaunlich gut für 36 Jahre alte Aufnahmen, lediglich beim Grossteil der Videotracks fällt er ab, da es sich um VHS-Basismaterial handelt.
Was aber vor allem zählt sind eigenständige Variationen der bekannten Klassiker. So ist allein der Instrumentalteil von "Allright now" aus der Granada-TV-Show, bei der Simon Kirke Kossoff und Fraser zu ungeheurer Intensität treibt, für mich den Kauf wert. Die Version von "Mr. Big" im deutschen Beat Club ist ebenfalls für mich die beste bisher gehörte.
So bietet diese Doppel-DVD nicht nur einen Eindruck der Bühnenpräsenz von Free, sondern hat auch einen eigenständigen musikalischen Wert, der allein die Anschaffung lohnt.