花よりもなほ 通常版 [DVD]
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フォーマット | 色, ドルビー, ワイドスクリーン |
コントリビュータ | 古田新太, 岡田准一, 宮沢りえ, 是枝裕和, 田畑智子 |
言語 | 日本語 |
稼働時間 | 2 時間 14 分 |
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商品の説明
商品紹介
『誰も知らない』で世界を沸かせた是枝裕和監督が、主演・岡田准一で時代劇に挑戦!
剣の腕がからきしダメな侍が思いついたのは、あっと驚く仇討ち劇!!
生きるのが好きな侍だって、いますよ。
【毎回映像特典】
特報、予告編、TVスポット、初日舞台挨拶
【内容】
――元禄15年、江戸。
世間は生類憐れみの令が出ていた泰平の折、青木宗左衛門は父の仇を討つべく上京して3年が経っていた。
ところがこの男、剣の腕前ががからきしダメなへっぴり侍だった!
愉快に暮らす長屋仲間の大騒動に巻き込まれ、『忠臣蔵』で名高い赤穂浪士の仇討ちとも微妙に絡み合い、
事態は思わぬ方向へ。
宗左衛門の仇討ちのゆくえやいかに……!?
【スタッフ】
製作代表:迫本淳一、重延浩、川城和実、八木ヶ谷昭次、藤島ジュリーK.、冨木田道臣/企画:安田匡裕
製作:久松猛朗/プロデューサー:佐藤志保、榎望/原案・脚本・編集・監督:是枝裕和/撮影:山崎 裕
美術:磯見俊裕、馬場正男/照明:石田健司/録音:弦巻裕/音楽:タブラトゥーラ/スチール:鋤田正義
製作協力:松竹京都映画/配給:松竹/支援:文化庁/製作:松竹、エンジンフィルム、テレビマンユニオン
バンダイビジュアル、衛星劇場、ジェイ・ストーム、TOKYOFM
【キャスト】
岡田准一/宮沢りえ/古田新太/香川照之/田畑智子/上島竜兵/木村祐一/加瀬 亮/千原靖史/平泉 成
絵沢萠子/夏川結衣/國村隼/中村嘉葎雄/田中祥平/田中碧海/石橋蓮司/寺島 進/遠藤憲一/田中哲司
中村有志/勝地涼/石堂夏央/トミーズ雅/南方英二/浅野忠信/原田芳雄 他
Amazonより
元禄15年の江戸で、青木宗左衛門(宗左)は父の仇を追って、信州から上京した若侍。しかし、剣の腕は立たず、寺子屋で算術を教えていた。そんなある日、仇を見つけた。しかし、長屋の人々のとの心地よい暮らしになじんでしまった彼は、仇が妻子と幸せな生活を送っているのを見て“仇討ちとは何だろう”と考え始める。そして、彼が出した結論は長屋の人々を巻き込む騒動に発展していく。
『誰も知らない』の是枝裕和監督が初めて手掛ける時代劇。ドキュメンタリー出身で、人間の本質に迫る作品を、柔らかな視線で捕らえてきた監督らしく、人情で見るものを包み込むぬくもりある時代劇。主演の宗左に岡田准一。ほか長屋の人々に、宮沢りえ、古田新太、香川照之、原田芳雄、田畑智子、加瀬亮、仇役には浅野忠信と、わき役にいたるまで、スター俳優が勢ぞろい。岡田准一は、主演とはいえ決してスタンドプレーはしない、控えめな佇まいが、宗左のキャラにピッタリ。印象深いのは加瀬亮。うちにひめた恋心を愛する人に告白する場面は、この映画でいちばん胸が熱くなるシーンだ。監督が「楽しい嘘をついてみたい」と選んだ時代劇だが、弱者へのやさしい眼差しは、これまでの是枝ワールドに共通すると言えるだろう。(斎藤 香)
登録情報
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 日本語
- 製品サイズ : 25 x 2.2 x 18 cm; 83.16 g
- EAN : 4934569627391
- 監督 : 是枝裕和
- メディア形式 : 色, ドルビー, ワイドスクリーン
- 時間 : 2 時間 14 分
- 発売日 : 2006/11/24
- 出演 : 岡田准一, 宮沢りえ, 古田新太, 田畑智子
- 字幕: : 日本語, 英語
- 販売元 : バンダイビジュアル
- ASIN : B000HBK0IE
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 37,529位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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長屋のぼろぼろ具合が衝撃的で、これ以降貧乏長屋というとこのイメージ。
衣装の色あせ具合、座り方の違いなどの仕草、各キャラの人物設定も
すごく丁寧に作り込んであり、色んな所に初見で気づかないような発見があるというか、
気づける程この長屋に「入り浸って」しまいたくなる居心地のよさがあります。
宗佐を中心に色々な人の人生が垣間見え、宗佐がそれを見つつ、
助けてもらいつつちょっとだけ前に進む、それだけのお話といえばそうですが
演出・演技の細やかさを楽しめる濃い作品。
宗佐の頼りないけどつい肩入れしたくなるような可愛さをはじめ、
キャラクターはみんな魅力的ですが、私の一番のひいきは叔父上。
あの、分かってないようでいて分かってくれてる、ひょうひょうとした感じが大好きです。
映像の美しさ、脚本の見事さ。
笑いのシーンがすべて成立してるところがすばらしい。
途中で止めることなんて とうていできやしない。
まず それがスゴいなあ。
つまんない作品は すぐに途中で止めたくなるもんなあ。
結論、 この忙しい世の中で、
最後まで見れる作品はすでに傑作である。
あと、ダチョウ倶楽部の上島さん、
トミーズ雅(まさ)さん、
キム兄、千原せいじ、
など、脇役がみな生きているところも
すばらしい。
演出の出来は、監督の人間性、
人の気持ちが分かるかどうか、
監督の身体性
などに大きく左右される
んだろうけど、
是枝さんの前にいると
俳優は自然に、自由に動けるみたいだ。
是枝さんは 日本のカサヴェテスだ!
いや、ようしらんけど
2回目はまわりの俳優さんの観察でたいへんでした。
派手な映画ではないが、ほのぼのとして後味がよい。あの日本三大仇討ち・忠臣蔵さえもどこか茶化していて、ぷっと笑える。
「たそがれ清兵衛」とはまた違う時代劇の良さがある。そして、現代劇のような時代劇。
全体的にはエンターテイメントとして物凄い盛り上がりがあるわけではない。
でも、そこがかえって良かったと思われ。
親の仇討ちの為に江戸で長屋暮らしをする一人の武士。同じ長屋に美人の子持ちの後家がいる。
彼女の子供への愛情を垣間見たとき、武士は涙する。
碁を打ちながら、死んだ父親が自分に残したものは仇だけではなかったと気付き、涙する。
そんな地味で静かなシーンが、また良い。
きったない貧乏長屋セットがなかなかリアル。実に生々しく、息遣いの聞こえてきそうなリアル感とシビアさがある。
初めて見た時は現代語が少々気になったが、そんなことは大した問題ではなかった。
それにしても岡田くんは、キレイな目の役者さんである。
「東京タワー」「フライ、ダディ、フライ」「冬の運動会」「大化改新」「タイガー&ドラゴン」とこの頃、飛躍的に映画にドラマに引っ張りだこであった。
演技の良さは正直よく分からないが、彼の醸し出す雰囲気はジャニーズ嫌いの私をして「ほほぅ」と言わしめる何かがある。
見終わった後、何とも言えない幸福感が残る映画でした(^_^)。
全くおまけの部分なのですが。
この3人の楽しい会話を聞いて、元気をもらえた気がしたので。
映画自体も、DVDを手元に置いて何度も観たい映画です。
登場人物同士の、それぞれの人との関わり方が、観ていて凄く面白いです。
映画としては万人受けは難しかったのかもしれませんが、
こういう映画は貴重だし、存在していてもらいたいな、と思いました。