第二期超初期のライブ。ロイヤルフィルとの共演から約一ヵ月後のMontreaxでの演奏ですが、翌年リリースの"In Rock"に入るはずの曲がほとんど完成しておらず、演奏する曲がない!という苦しいセットリストです。まぁおかげでGillanの歌う"Kentucky Woman"なんかがあるわけですが・・・。
ただ演奏は結構荒削りで、あまり期待し過ぎてはダメです。もともとの音源がよくないのだろうけど(逆に言えば一応聴けるレベルになっていることはスゴイのかもしれない!)。少なくとも"Hush"は前述のロイヤルフィル時の方が全然イイ。"Speed King"なんかは曲がまだ"Speed King"になっていないとはいえ(この時は"Kneel & Pray"という曲名だった)、Gillanのシャウト比率高過ぎ!サビになるはずのパートはほとんどがなってます。
ちょっと細かい話ではありますが、マンドレイクルートに少々面白い点あり。
・Gillanは原曲に近い歌い方で「マーンドレイクルート!」と歌ってる。→70年には「マーーーーーンドレイクルート」と引っ張って歌うようになる
・終盤にRogerのBassソロがある(イマイチなのでその後やらなくなったということか?)
ということで、まぁマニアの人しか買わないと思いますが、ご参考まで。
なお私は、このCDのReIssue前の版は聴いてないので比較は出来ません。すいません。