デビュー・アルバムの「INTO THE SUN」は様々な要素が詰まったアルバムだった。オルタナティヴ、グランジ等、父親の影響をモロ受けたジュリアン・レノンとは違い、多様性・独自性・以外性があり、"心地よい衝撃"でもあった。あれから8年が過ぎ"丸く"なったのか、少し期待ハズレでした。でも、クオリティーは良いですよ。しかし、最近の傾向であるCD+DVDの"抱き合わせ商品"は、アナログ世代の自分には、ちょいと理解に苦しみますね。
ちなみに、Green Day「Bullet In A BIBLE(Limited Edition)」、Simon & Garfunkel「Old Friends Live On Stage (Deluxe Edition)」などの事ですが・・・。
近頃は新レーベル「CHIMERA MUSIC」を立ち上げ、オノヨーコの名作アルバム「Between My Head and The Sky」などにも参加し、また精力的になりつつあるショーン・レノンの2ndアルバム。1stが1998年で、2ndが2006年と非常に長いインターバルを置く人だが、しかしそういったスタンスこそショーンのやる音楽にはぴったりくるはず。ジョンとヨーコの息子であるショーンは、その辺を意識的にやっていると思われる。作品を急いで出したり、注目を浴びようとする必要はなく、むしろひっそりと知らないうちに出され、不特定多数の誰かに、何の前知識なく聴かせることが何より彼には重要なことだからだ。