内容紹介
村治佳織デッカ移籍第3弾は、今イギリスで人気・実力ともに注目されているコーラス・グループ"The Sixteen"とのコラボレーション・アルバムです。「パッヘルベルのカノン」や「ダッタン人の踊り」など耳になじんだ名曲が、重厚な和声をバックに村治のギターが華麗に舞い、今までになかった新しい世界を築きます。単なるコーラスではなく、オスカー・ワイルドやダウランドのテキストを用いて格調高いアルバムとなっています。さらに、ギターの名曲「アルハンブラの想い出」を村治デビュー以来初録音。こちらはソロ演奏となっており、他にソロ5曲を含む全20曲を収録。
【アーティストについて】
東京都出身。福田進一に師事。89年、ジュニア・ギターコンテストにおいて最優秀賞を受賞。91年、学生ギターコンクールにおいて、全部門通じての最優秀賞を受賞。92年ブローウェル国際ギターコンクール(東京開催)及び東京国際ギターコンクール優勝。
93年、津田ホールにてデビューリサイタルを行う。続いてデビューCD「エスプレッシーヴォ」をリリース。95年第5回出光音楽賞を、96年村松賞受賞を最年少で受賞。同年5月、イタリア国立放送交響楽団の定期演奏会に招かれ、本拠地トリノにおいて共演、ヨーロッパデビューを飾る。97年よりパリのエコール・ノルマルに留学、アルベルト・ポンセに師事。99年、ホアキン・ロドリーゴの前で彼の作品を演奏する機会を得る。同年、エコール・ノルマル卒業と同時に帰国。以後積極的なソロ活動を行う他、国内主要オーケストラと共演。2000年及び03年にはドイツのフォーグラー・カルテットと日本ツアー、01年7月、ロドリーゴ室内管弦楽団とスペイン、バレンシアにて初共演。翌年5月同室内管弦楽団と日本ツアー。03年、再びイタリア国立放響とトリノ、フィレンツェで共演し、後に続く日本ツアーも大成功を収めた。04年7月、ホセ・マリア・ガジャルドとのデュオコンサートツアーを行った後、12月にはブルゴス/読売日本交響楽団とパロモ作曲「アンダルシアのノクターン」を日本初演し、好評を得る。アジア諸国にもその活躍の幅を広げており、2000年に初リサイタルを果たした韓国では、以降定期的にリサイタル・ツアーを行っているほか、05年3月には上海音楽庁にて上海交響楽団と共演し、中国デビューを果たす。
05年10月、スペインにてバレンシア・オーケストラと共演、アランフェス協奏曲を演奏し、好評を博す。06年1月にはフランスのナント音楽祭に参加。同年4月にはアメリカ西海岸でリサイタル・ツアーを行い、アメリカ・デビューを果たす。
これまでにビクターエンタテインメント株式会社よりCD8作品、DVD1作品をリリース。03年11月には、英国名門クラシックレーベルDECCA(デッカ)と日本人としては初のインターナショナル長期専属契約を結ぶ。04年7月に日本発売、05年3月に世界発売された第1弾「トランスフォーメーション」は、「レコード芸術」9月号にて特選として最高の評価を得るとともに、第19回日本ゴールドディスク大賞クラシック・アルバム・オブ・ザ・イヤー<洋楽>を受賞した。第2弾「リュミエール」は05年10月に日本発売、06年2月に世界発売された。6月21日にDVD「村治佳織 生命の色彩・原色の響きコスタリカ」が発売。
06年1月からは、NHK総合TV「つながるTV@ヒューマン」の番組サポーターとして不定期に出演、また、J-WAVE(FM)「MITSUBISHI JISHO CLASSY CAFE´」では、番組パーソナリティをつとめるなど、幅広い分野で活躍している現在最も注目されているギタリストである。
村治佳織OFFICIAL HOME PAGE http://www.musicachiara.com/dulcinea/
ユニバーサルミュージック アーティスト・サイト
http://www.universal-music.co.jp/classics/kaori_muraji/
メディア掲載レビューほか
クラシック・ギタリスト、村治佳織と、イギリスのコーラス・グループ、ザ・シックスティーンとのコラボレーション・アルバム。2006年録音盤。 (C)RS