再結成なのか、何なのか、ついにSLITSの何と25年振りの新録音盤が出てしまいました。
クレジットを見ると、後にRAINCOATSに入るPALMOLIVEはともかくとしても、VIVは欠席(?)のようで歌っているのはARIとTESSAの2人だけ。でもジャケットには3人の絵が。??どうなってんの???。
さて、肝心の音の方は打ちこみは使っているものの、この前のARIのソロアルバムよりもずっと聞きやすくていい感じ。アルバムタイトルといい、曲名といい相変わらず攻撃的だけど。
内容は、というと
1曲目がTOM TOM CLUBや49AMERICANSみたいなラップ調の曲。
2曲目はPISTOLSタイプのモロ・パンク・ナンバー(元気で良い。)。
3曲目はNEW AGE STEPPERSみたいなレゲエ・ダヴ・バラード。
参加メンバーはPROGRAMINGの他は、ギターに元ADAM&THE ANTSのMARCO PIRREN,ドラムは何と(!)PAUL COOK(SEX PISTOLS!)ベースはTESSA自身(ともう1人のひと。)。
そして、サウンドの総元締めはSTEVE BERESFORD.この人の存在はやはり大きくて、いると全くもって安心できる。遊びの部分なんて余裕があっていいなあ。
今回は役者が揃っているのでどの曲も結構手堅く落ち着いて聞ける。とはいってもハチャメチャな面白さももちろん健在。本質はあんまり変わってないけど、これこそがSLITSなのでした。
このシングルは挨拶代わりとしては上々の出来。VIVも早く戻してアルバムを一刻も早く希望。とりあえずポスト・パンクファンは必聴です。やった!!!。