パーマネント・バケーション [DVD]
フォーマット | ドルビー, ブラック&ホワイト |
コントリビュータ | ジム・ジャームッシュ, ジョン・ルーリー, リーラ・ガスティル, クリス・パーカー, ルース・ボルトン, リチャード・ボース |
言語 | 英語 |
稼働時間 | 1 時間 15 分 |
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メーカーによる説明
パーマネント・バケーション [Blu-ray] | パーマネント・バケーション [DVD] | パーマネント・バケーション [DVD] | |
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カスタマーレビュー |
5つ星のうち4.0
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製品仕様 | Blu-ray | DVD | DVD |
発売日 | 2014/6/18 | 2014/6/18 | 2006/11/22 |
登録情報
- アスペクト比 : 1.33:1
- 言語 : 英語
- 梱包サイズ : 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 83.16 g
- EAN : 4988003979942
- 監督 : ジム・ジャームッシュ
- メディア形式 : ドルビー, ブラック&ホワイト
- 時間 : 1 時間 15 分
- 発売日 : 2006/11/22
- 出演 : クリス・パーカー, リーラ・ガスティル, ジョン・ルーリー, リチャード・ボース, ルース・ボルトン
- 字幕: : 日本語
- 言語 : 英語 (Dolby Digital 2.0 Stereo)
- 販売元 : キングレコード
- ASIN : B000I0RDPM
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 263,569位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 26,371位外国のドラマ映画
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年3月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
感じたとき、それはまるで鏡張りの世界
2017年5月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
映画とは何かと模索しているような若き監督の挑戦は評価されて良いと思います。
2022年1月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この映画は1980年に作られたので、今となっては当時のアメリカの青年が感じた不安はわからない。でも今でも映画やアニメの舞台になった場所に行くことは普通に行われているし、今でも世界中で多くの人が聖地と言われる場所を巡礼している。最近の日本は異世界アニメが流行っているので忘れがちだが、基本は登場人物が世界に触れるために旅に出る。アニメファンとかがアニメの舞台になった場所に行くのは、ただ単にアニメの世界にふれたいだけではないだろう、写真を撮りたいだけでもない。アニメを見て共感するものがあったので、それを確かめるために聖地巡礼と称してそこに行くのだと思う。
この映画の主人公の青年は、ベトナム戦争の帰還兵や精神を病んだ人に共感した、1980年代のアメリカがどういう社会だったのかは詳しくはわからないが、自分が共感する世界を体験しに旅に出る主人公の気持ちはわかる。監督にとって80年代のアメリカで自分が共感できる場所や人はこの映画のような少し荒廃した街で精神に傷を抱えた人たちだったのだろう。
この映画の主人公の青年は、ベトナム戦争の帰還兵や精神を病んだ人に共感した、1980年代のアメリカがどういう社会だったのかは詳しくはわからないが、自分が共感する世界を体験しに旅に出る主人公の気持ちはわかる。監督にとって80年代のアメリカで自分が共感できる場所や人はこの映画のような少し荒廃した街で精神に傷を抱えた人たちだったのだろう。
2023年6月10日に日本でレビュー済み
ジム・ジャームッシュ監督の『パーマネント・ヴァケーション』を見た。
ジャック・リヴェットの「パリ」のように自分の「ニューヨーク」を撮れたら・・という話を何かで読んだ記憶があります。
とてもドキュメンタリ的な感じの本作のop・・・街の人混みと、ゴミの散った道沿いの家並みが交互に写されて、ごく初めからサキソフォーンを吹く人がいる、ジム・ジャームッシュのニューヨーク。
映画はこのあと(レイラという女の子のいるアリーの今の家のシーンをすぎると)、ニューヨークが心象風景のようになってゆくのがとても面白く、まるでアリーの心の中の物語のように見えるけれど、夢幻(ゆめまぼろし)ではなくそこにある現実を語っていると思うので、こうした(心象風景のような)映像の感じがよけいに面白く思えます。
<内容に触れています>
爆撃された昔の(父母といた)家を見に行くというアリーに、レイラは「何言ってるの?」と訝しげに聞き返します。
映画の物語の現実は確かにニューヨーク(1980年の映画なので、「9・11」もまだない)なのに、爆撃された家とは???かつてのどこか遠い他の国のそうした場所と繋がっているのだろうか?と、初見で私は時空を超えそうになりましたが、物理的にそうした展開をする映画ではなく・・・
けれどアリーが訪ねる瓦礫のような街角の半壊の家で、(ベトナムからの帰還兵らしい)他に居場所のなさそうな人は、空を飛ぶヘリの音を爆撃の音と思って怯えている。寒々とした精神病院にいるアリーの母(父が亡くなりいかれてしまった、とアリーは言う)も、外のヘリか何かの音に「また戦争が始まるの?」と怯えている。
こうしたことがなぜなのか、私はどうもよくわからなかったのです・・・
先日フランシス・フォード・コッポラ監督の『地獄の黙示録』を初めて見たあと、戦争というのは直接に爆撃を受けた国(日本もそうです)は言いようもなく悲惨ですが、そうでなくても関わった国の人たちそれぞれ皆ものすごくダメージを負うものだと、こういうことは頭ではわかっていても立場が異なると本当にはわかりにくいものなのですね。
本作でジム・ジャームッシュ監督がアリーやアリーの母や帰還兵にああしたセリフを与え、街を戦火の跡のように写しているのは、人々の気持ちの大きな塊のようなことなのかと思ったのです・・・
こうした土台の本作。主人公アリーは始めに、物語というのは点と点を結んで最後に何かが浮かび上がるが、全てを語るのは「不可」と言っています。
アリーのこの「1昼夜」の物語も、ひとつの所から次の所へと小さいエピソードのようなものが関連し合いつつ進んで行き・・・たった1昼夜でも、アリーがいうようにとてもぜんぶは書けません。映画館の男の人がアリーに語るサキソフォーン・プレイヤーの話が夜中の街のジョン・ルーリィのプレイと繋がって、ごく初めから登場する「サキソフォーン」が本作の大切なモチーフのようで、全て音楽はジョン・ルーリィ。
さらに翌朝、アリーがそこで夜を明かしたらしいビルの屋上もあの男の人の話が関わっている・・・そこから、何ということもなしに下を見たアリーの目に映るのは(瓦礫の家でアリーが兵士に話していた)ツートンカラーの大きい車が関わっているのかも、アリーがふと思い出したことなのかもしれないワン・カット。
こういったところのジム・ジャームッシュ監督の感性のようなものが見ていてとても嬉しくなりますが、私は本作のほとんどがモノトーンのような抑えた色彩の中に「差し色」のような赤があるのも嬉しい。
そのあとアリーは下の道で・・・これは少々乱暴なことだけど(そういえばランボーは出てきませんが、ロートレアモン伯爵の『マルドロールの歌』は初めのところでアリーの愛読書として出てきます)、とても細い女の人の運転するオープン・カーを盗ってしまう。とはいえ、ここはとてもポップな感じで何でもないように思えてしまうシーンですが、その車を売った800ドルを持ってアリーは仕事も、家も、税金も関係のない生活を漂うように送るため船でパリへと行こうと、自由の女神の見える港へ。そこにはパリからやってきた同じくらいの歳の少年がいて、ふたりが少し話し交差して、右と左へと向かって行く・・・この入れ替わり、この港のカットがすごく好きです。そしてこのあとアリーの乗った船が白い波の跡を海の上に描きながらスーーーッと向こうへゆく開放感が、ああした白日夢的な中に少しどよんと重さがあるのを紛らわせてくれるジム・ジャームッシュの映画『パーマネント・ヴァケーション」のラスト。
ジャック・リヴェットの「パリ」のように自分の「ニューヨーク」を撮れたら・・という話を何かで読んだ記憶があります。
とてもドキュメンタリ的な感じの本作のop・・・街の人混みと、ゴミの散った道沿いの家並みが交互に写されて、ごく初めからサキソフォーンを吹く人がいる、ジム・ジャームッシュのニューヨーク。
映画はこのあと(レイラという女の子のいるアリーの今の家のシーンをすぎると)、ニューヨークが心象風景のようになってゆくのがとても面白く、まるでアリーの心の中の物語のように見えるけれど、夢幻(ゆめまぼろし)ではなくそこにある現実を語っていると思うので、こうした(心象風景のような)映像の感じがよけいに面白く思えます。
<内容に触れています>
爆撃された昔の(父母といた)家を見に行くというアリーに、レイラは「何言ってるの?」と訝しげに聞き返します。
映画の物語の現実は確かにニューヨーク(1980年の映画なので、「9・11」もまだない)なのに、爆撃された家とは???かつてのどこか遠い他の国のそうした場所と繋がっているのだろうか?と、初見で私は時空を超えそうになりましたが、物理的にそうした展開をする映画ではなく・・・
けれどアリーが訪ねる瓦礫のような街角の半壊の家で、(ベトナムからの帰還兵らしい)他に居場所のなさそうな人は、空を飛ぶヘリの音を爆撃の音と思って怯えている。寒々とした精神病院にいるアリーの母(父が亡くなりいかれてしまった、とアリーは言う)も、外のヘリか何かの音に「また戦争が始まるの?」と怯えている。
こうしたことがなぜなのか、私はどうもよくわからなかったのです・・・
先日フランシス・フォード・コッポラ監督の『地獄の黙示録』を初めて見たあと、戦争というのは直接に爆撃を受けた国(日本もそうです)は言いようもなく悲惨ですが、そうでなくても関わった国の人たちそれぞれ皆ものすごくダメージを負うものだと、こういうことは頭ではわかっていても立場が異なると本当にはわかりにくいものなのですね。
本作でジム・ジャームッシュ監督がアリーやアリーの母や帰還兵にああしたセリフを与え、街を戦火の跡のように写しているのは、人々の気持ちの大きな塊のようなことなのかと思ったのです・・・
こうした土台の本作。主人公アリーは始めに、物語というのは点と点を結んで最後に何かが浮かび上がるが、全てを語るのは「不可」と言っています。
アリーのこの「1昼夜」の物語も、ひとつの所から次の所へと小さいエピソードのようなものが関連し合いつつ進んで行き・・・たった1昼夜でも、アリーがいうようにとてもぜんぶは書けません。映画館の男の人がアリーに語るサキソフォーン・プレイヤーの話が夜中の街のジョン・ルーリィのプレイと繋がって、ごく初めから登場する「サキソフォーン」が本作の大切なモチーフのようで、全て音楽はジョン・ルーリィ。
さらに翌朝、アリーがそこで夜を明かしたらしいビルの屋上もあの男の人の話が関わっている・・・そこから、何ということもなしに下を見たアリーの目に映るのは(瓦礫の家でアリーが兵士に話していた)ツートンカラーの大きい車が関わっているのかも、アリーがふと思い出したことなのかもしれないワン・カット。
こういったところのジム・ジャームッシュ監督の感性のようなものが見ていてとても嬉しくなりますが、私は本作のほとんどがモノトーンのような抑えた色彩の中に「差し色」のような赤があるのも嬉しい。
そのあとアリーは下の道で・・・これは少々乱暴なことだけど(そういえばランボーは出てきませんが、ロートレアモン伯爵の『マルドロールの歌』は初めのところでアリーの愛読書として出てきます)、とても細い女の人の運転するオープン・カーを盗ってしまう。とはいえ、ここはとてもポップな感じで何でもないように思えてしまうシーンですが、その車を売った800ドルを持ってアリーは仕事も、家も、税金も関係のない生活を漂うように送るため船でパリへと行こうと、自由の女神の見える港へ。そこにはパリからやってきた同じくらいの歳の少年がいて、ふたりが少し話し交差して、右と左へと向かって行く・・・この入れ替わり、この港のカットがすごく好きです。そしてこのあとアリーの乗った船が白い波の跡を海の上に描きながらスーーーッと向こうへゆく開放感が、ああした白日夢的な中に少しどよんと重さがあるのを紛らわせてくれるジム・ジャームッシュの映画『パーマネント・ヴァケーション」のラスト。
2013年10月5日に日本でレビュー済み
ジム・ジャームッシュの原点であることは確かだが、映画として面白いかは別物。
学生映画にありがちな、意味のありげなニュアンスを出しつつ、それが効果的に出ていない典型的な作品。
作者が言い張れば(もしくはむやみな理解者が居れば)芸術になる、評価されるというものでもない。
全体的につまらない、素人臭いことは理解した上で、ジャームッシュの原点を知ろうという映画ファンにのみ進められる映画です。
学生映画にありがちな、意味のありげなニュアンスを出しつつ、それが効果的に出ていない典型的な作品。
作者が言い張れば(もしくはむやみな理解者が居れば)芸術になる、評価されるというものでもない。
全体的につまらない、素人臭いことは理解した上で、ジャームッシュの原点を知ろうという映画ファンにのみ進められる映画です。
2018年11月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
BOOK OFFよりも安く、探し回らなくても良かった。
2013年3月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
若い頃を思い出しました。いまだに先端を行くかっこよさですね。最高です。
2017年12月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
狂った人々に囲まれた、救いのない鬱屈した日常。
それを紡ぐ様な物語は排除して、ただ断片を提示する事で
生々しい緊張感に目を奪われる。
感動なり不条理なり社会的テーマなりのメッセージを共感させようと作られた
娯楽ツールとしての映画しか知らなかった10代の頃に、こういう表現に触れてとてもかっこいいと思った。
それを紡ぐ様な物語は排除して、ただ断片を提示する事で
生々しい緊張感に目を奪われる。
感動なり不条理なり社会的テーマなりのメッセージを共感させようと作られた
娯楽ツールとしての映画しか知らなかった10代の頃に、こういう表現に触れてとてもかっこいいと思った。