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祇園の姉妹 [DVD]

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あの頃映画 松竹DVDコレクション 祇園の姉妹
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残り2点(入荷予定あり)
フォーマット ドルビー, ブラック&ホワイト
コントリビュータ 溝口健二, 梅村蓉子, 山田五十鈴, 進藤英太郎
言語 日本語
稼働時間 1 時間 9 分

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登録情報

  • アスペクト比 ‏ : ‎ 1.33:1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 梱包サイズ ‏ : ‎ 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 83.16 g
  • EAN ‏ : ‎ 4988105050686
  • 監督 ‏ : ‎ 溝口健二
  • メディア形式 ‏ : ‎ ドルビー, ブラック&ホワイト
  • 時間 ‏ : ‎ 1 時間 9 分
  • 発売日 ‏ : ‎ 2006/11/22
  • 出演 ‏ : ‎ 山田五十鈴, 梅村蓉子, 進藤英太郎
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語 (Mono)
  • 販売元 ‏ : ‎ 松竹ホームビデオ
  • ASIN ‏ : ‎ B000I2JQ5A
  • ディスク枚数 ‏ : ‎ 1
  • カスタマーレビュー:
    3.9 5つ星のうち3.9 41個の評価

カスタマーレビュー

星5つ中3.9つ
5つのうち3.9つ
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上位レビュー、対象国: 日本

2023年9月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
20分程失われた部分が有るとの事だそうですが、全体の九割方はセリフの応酬で成り立つコメディタッチ、そして終盤急にサスペンスが発生し、最後にその落差を明かす独白により幕となる、溝口監督は長回しと言うイメージが有りますが、そこに山田五十鈴がビート刻むようなセリフが、作品全体のスピード感を上げていると感じました。「しょーもなっ」いやこんな言葉が戦前から使用されているとは。
祇園の姉妹、梅村蓉子と山田五十鈴は対照的な性格の様ですが、梅村は子供の頃から芸妓の世界にいて、自らが所属する世界に疑問を持たない、と言うかむしろ疑問を持つ事で生まれる不安を拒否している。山田は女学校を出て芸妓になり、自らが所属する世界を社会化した目で見ている。彼女のパースペクティヴでは彼女が所属する世界は男性の都合で成り立ち、自らの幸福は男性の意志で左右されている。男性の溝口からすれば、耳が痛い事を山田に言わせていると言う構図になります。これは最後に山田の独白の意味を明らかにすると感じます。最後に愛人に裏切られる梅村は沈黙をする、言葉を持たないから。この言葉を持たない事を強いる社会が有ると言う事を、ベッドの上で身動きが取れない山田が明らかにするのです。〈世間様〉とは拘束性を受け入れるためのイメージなのだと。
一方男性はどうでしょう。志賀迺家辨慶は倒産した店を出て、愛人の芸妓宅へ向かう、その姿を長回しで捉え続けます。店を出ると急に明るい昼間になりちょっと驚かされ、その移動を見事な構図と移動撮影で追うのですが、それは男性が移動する存在、社会的な行動範囲に自由度が有ると言う風に見えるのです。彼は作中何度か住む場所を変えますが、出て行く時の躊躇があまり無い様に思えます。残される女性に対する責任感みたいなものが薄いと言う風に。男性は家を出て女性に出迎えられる、そして家に帰る。それは進藤栄太郎にも言えて、彼らの様な中高年の男性が、芸妓の世界では影響力が大きい。ですが彼らは妻から軽蔑される存在で有る事は疑いようがない、進藤夫妻のシーンは完全にコメディであり、志賀迺家は遊び人的態度を崩さない軽さが有る。溝口はそうした存在を全否定も出来ないが、残酷さを隠そうともしていません。
山田五十鈴は男たちを手玉に取り続けます。システム上の秩序を逆手に取り、利益の流れを変化させようとするのです。ですが観客はいつか破綻がやって来るのを予感していて、その上で山田自身が魅力的で有る為最後の顛末に虚を突かれるのです。送迎の運転手が急にヤクザのような口調に変化する。そしてそれが騙した惨めな男の復讐であることを知るが、そこでも女性であることの運命を拒否する。自ら車を飛び降りたのだと。梅村蓉子は初めて自分の意志を示して、家を飛び出し愛人の下へ向かう。ですが妹の事故を知り外出した間に愛人は消えてしまう。この二人の迎える残酷な顛末はシステム上救いがない様に思えます。ですがこれは映画で、それを覗き見る男性の観客はどう感じても、後ろめたさは居座ろうとするのかも。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2023年10月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
京都は祇園の芸妓の姉妹の物語です。姉の梅吉役が梅村蓉子、妹のおもちゃ役が山田五十鈴。
芸名みたいなもんなんですかね。おっさんのような名前とキラキラネームです。
序盤からテンポが良く話に入りやすいが、京都文化に馴染みがないので、徐々に飽きてくる。
姉の梅吉は芸妓をライフワークとし、妹のおもちゃは芸妓という生き方をビジネスライクに考えている。
生い立ちが影響してか男嫌いの様子。周囲の男たちを振り回すが、最後に付けが回って来る。
そして最後の感情の吐露にハッとさせられる。
逆にそれまで義理堅く気立ての良いイメージだった梅吉が、なんとも間抜けに見えて仕方がない。
人に対する印象が百八十度転回する気分になるというのは、そうそうない。
2021年2月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
正直退屈でした。

理由はセリフが多過ぎること。
しかも、物語とは関係ない、どうでもいい日常の会話がダラダラと長すぎることが原因です。

背景を知らない人に為に、世界観を説明する代わりのものなら良いのですが、
映像で十分に伝わることは映像で表現して欲しい。

時代を考えれば仕方のない事ですが、小説じゃあるまいし、勘弁して欲しいのが本音です。

傑作? 名作?
何故そう呼ばれるのか理解に苦しみます。

今の作品の方が遥かに表現方法も多彩だし、余計なものがなくて面白い。
時代的にかなり後にはなりますが、日本昆虫記とかのが全然面白い。

何が言いたいかと言えば、昔の作品に敬意を持つことは大事だけど、
過ぎれば、昔は良かったとか、俺等の時代はとか言っている老害達と何ら変わらない。

まともな人間なら、ガラケーとスマホを同列で語る人はいないでしょう。
丈夫だとか、長持ちするとか、そういう部分しか視ないのなら別ですが。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2020年12月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
平成三十一年頃から始まった昭和流行で、昭和の映画・受像機劇・漫画を色々観て来ましたが、ついに昭和十一年の映画…帝国時代の映画に辿り着きました!!
八十五年前の時代にも好みの男前が居ました!
帝国時代の京都の街の様子を見れる歴史的で貴重な映像です。
本作の初視聴時には知らんかったけど、終戦後の映画をいくつか観て知った山田五十鈴が、帝国臣民の頃から映画に出演してた事に気付きました!
あと、「西鶴一代女」に出てた進藤英太郎と志賀廼家辧慶の帝国臣民としての姿も見れました。
ちなみに三人とも「終戦後には時代劇と新時代劇でしか見掛けんかったけど(おそらく)、帝国時代には現代劇にも出てたんやなぁ」とびっくりしました。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2021年6月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
カメラを動かして長回しにするシーンは臨場感があった。
芸妓を使ってはいるが、女性の生き方全般をテーマにしているようにも思われた。
当時にしては、だいぶ女性の社会的立場について踏み込んだ作品だと思う。
セリフは少々説明的だったが、この映画の主張をわかりやすくしていたし、キャラクターもちゃんと生きたまま自然に言っているように見えたので、よかったと思う。
女性の裏側を暴いた、意義ある作品だと思う。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2020年12月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
山田五十鈴の登場の仕方がまずびっくり。
寝起きの下着姿でぬーと現れて、その恰好から着替えながら、練れた京ことばでどんどんしゃべる。中身はぶっちゃけ恨みつらみなんだけど、ここから俄然おもしろくなってきた。
華はないタイプの芸子さんかと思いきや、男を騙すときの手並みはお見事。ちょっとイイ女っぽくグイグイ押して、押されたほうは拍子抜けの骨抜き状態。最初のほうで、男なんてどうなってもいい的なことをまくしたててたから、ギア切り変えての見事な手さばきにひゃーとなる。
なるほど「祇園囃子」のほうが後味はずっといい。でも名演技を堪能できたから満足の一本でした。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2021年1月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
せっかくのベストワン映画ですが95分のうち69分しか現存しないのが残念。それでも面白そうな雰囲気は伝わって来ます。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2020年11月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今でも京都・祇園界隈の方はこんなリズムで会話をなさっているのか。
品があって、力強さ(芯の強さ?)があって、ユーモアもある。
メリハリのある会話のリズムが心地よいというか、独特な世界に魅了される感じ。
京都で生まれ、育った人でなければ立ち入れない別世界のよう。

男を恨みながらも、幸せになれるかどうかは旦那次第。
いくら芸事を極めても、評価は別のところになる。
やるせない芸͡妓の(当時の)現実が描かれている。
伝統芸能を守る存在として、芸妓さんの立ち位置もずいぶん変わったんだろうな。
今、祇園に生きる方々は、この映画をどう観るのだろう。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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