ブロークンフラワーズ [DVD]
フォーマット | 色, ドルビー, ワイドスクリーン |
コントリビュータ | ジム・ジャームッシュ, ジュリー・デルピー, ビル・マーレイ, ジェフリー・ライト, フランセス・コンロイ, ジェシカ・ラング, ティルダ・スウィントン, シャロン・ストーン |
言語 | 英語 |
稼働時間 | 1 時間 46 分 |
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商品の説明
商品紹介
ダメな人生も愛おしい
【作品概要】
1:『ロスト・イン・トランスレーション』のビル・マーレイ主演×鬼才ジム・ジャームッシュ監督
世界中を笑いと感動で包んだ05年カンヌ国際映画祭グランプリ受賞作が、いよいよDVD化!!
⇒カンヌ映画祭グランプリ受賞作品
『オールドボーイ』(2004年),『過去のない男』(2002年),『ピアニスト』(2001年)などが受賞
2:かつての恋人たちに扮する豪華女優陣が出演!!
ジェフリー・ライト『シリアナ 』『クライシス・オブ・アメリカ 』
シャロン・ストーン『氷の微笑』シリーズ、『キャット・ウーマン』
フランセス・コンロイ『キャット・ウーマン』
ジェシカ・ラング『アメリカ、家族のいる風景』『ビック・フィッシュ』
ティルダ・スィントン『ナルニア国物語第1章:ライオンと魔女』
クロエ・セヴィニー『ブラウン・バニー』 3:公開時には、大量パブリシティ及びTV SPOTの実施 ・テレビ東京にて特番の放映/品川庄司、インリン・オブ・ジョイトイ、石川亜沙美
・アフタヌーンティー他多数CAFEとのタイアップの実施
・トークイベントの実施/石田純一、インリン・オブ・ジョイトイ、バブル青田他
⇒翌日のワイドショー放映、スポーツ新聞の掲載
・掲載媒体数⇒517媒体に掲載!!TV SPOT テレビ東京、テレビ朝日他の実施。
女性誌、情報誌、カルチャー誌、新聞他多数掲載。
【ストーリー】
昔は、多くの女性と恋愛を楽しんだ元プレイボーイのドン・ジョンストンは、中年となった現在も勝手気ままな独身生活を送る。 そんなドンに恋人のシェリーも愛想を尽かし、ドンから出ていった。そこへ、差出人不明の謎のピンクの手紙が届く。便せんには"あなたと別れて20年、あなたの息子はもうすぐ19歳になります"と書かれていた。それを聞いた親友のウィンストンは、お節介にもドンが当時付き合っていた女性たちを訪ねて回る旅を段取りしてしまう。そして、気乗りのしないドンを強引に息子探しの旅へと送り出すのだった。
【キャスト&スタッフ】
監督・脚本:ジム・ジャームッシュ「コーヒー&シガレッツ」「ナイト・オン・ザ・プラネット」 出演:ビル・マーレイ「ロスト・イン・トランスレーション」「ライフ・アクアティック」、ジェフリー・ライト「シリアナ」「バスキア」、シャロン・ストーン「氷の微笑」、フランセス・コンロイ「キャット・ウーマン」、ジェシカ・ラング「ビッグ・フィッシュ」「アメリカ家族のいる風景」、ティルダ・スウィントン「ナルニア国物語/第一章:ライオンと魔女」、ジュリー・デルピー「ビフォア・サンセット」、マーク・ウェバー「さよなら、ハりウッド」、クロエ・セヴィニー「ブラウン・バニー」
【特典映像】
●1:40 min Girls on the Bus の続きのシーン的な映像
●7:37 min キャスト&スタッフの舞台裏映像
●4:16 min 舞台裏映像
●アメリカ版予告編
●international 版予告編
Amazonより
ジム・ジャームッシュ監督が、『ストレンジャー・ザン・パラダイス』など初期の作風に戻った印象を与え、ファンにとってはうれしい一作。身に覚えのない息子の存在を知らされ、あたふたと過去に付き合った女たちを訪ね歩く中年男という役で、このビル・マーレイほどぴったりの役者はいないだろう。表情の変化は最小限に留めつつ、男の悲哀を観る者に伝える。その名人芸に感情移入してしまうのである。
過去の女たち4人を演じるキャストも魅力的だ。奔放なシングルマザーのシャロン・ストーン、動物の言葉を理解する医師のジェシカ・ラングら、誰もが個性的で、他の映画とは違う顔をみせている。これもジャームッシュの演出の手柄。その一方で4人には、「ひとりの男の趣味」である共通点が浮かび上がってくるのも興味深い。
便せんや花束など、あちこちに配されたピンクのアイテムが効果的で、エチオピア音楽を始めとした曲の使い方もうまい。映画のリズムを中心に、どこをとっても同時代の他の監督作にはみられないテイスト。その新鮮な体験をするだけでも、ジャームッシュの作品は観る価値があり、本作はその適材である。(斉藤博昭)
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 英語
- EAN : 4947864911263
- 監督 : ジム・ジャームッシュ
- メディア形式 : 色, ドルビー, ワイドスクリーン
- 時間 : 1 時間 46 分
- 発売日 : 2006/11/24
- 出演 : ビル・マーレイ, ジェフリー・ライト, シャロン・ストーン, フランセス・コンロイ, ジェシカ・ラング
- 字幕: : 日本語
- 言語 : 英語 (Dolby Digital 2.0 Stereo)
- 販売元 : レントラックジャパン
- ASIN : B000I8O8Y8
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 34,725位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 3,154位外国のドラマ映画
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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アメリカのあっちこっち、飛行機のったり、レンタカーにのったりして昔の恋人を訪ねて
まわります。
昔の恋人を訪ねてまわるって・・・いいことある訳ありません。「なにしにきたの?」って
冷たくきかれて、居心地最悪ですね。
でも、男としては、今頃なにやってんだろ?と気にかかることなので、気持ちの上では
知りたいですが、実際はやらないほうがいいですね。
(女は別れた男のことなどスカッとわすれるらしい)
車や飛行機でひたすら移動するドン・ジョンストンを見守ってください。
無口な男で黙々と言われたことをやるタイプです。命令っぽくいわれるといったんは文句を
つけてノーをだすんだけど、結局、従っちゃうというのは、ちょっと分裂気味でとらえきれない
性格ですね。極端に負けず嫌いの人によくある言動?
・・・等々、語りはじめればきりがない、とても魅力的な映画です。お笑い満載です。
おもいついたはじめっから全部、お笑い映画といっても間違いじゃないような気もしますが。
静かにたたずむ男の”絵”を撮りたかっただけで、ほかのすべてはその”絵”のための「設定」
にすぎないのではなかろうか?とおもったりもします。
opはピンク・レターの行き先をジャック・タチのような映像で見せている(ので、ピンクの封筒が飛行機に乗るのを覚えておくと良い)。
郊外の住宅街に郵便屋さんが登場し、まず何人か子どものいる(エチオピアがルーツらしい)にぎやかな一家へと。次に、なかなか素敵(けどちょっと暗め)なお隣にあのピンク・レターが届くのだが、このときまさに、シェリー(ジュリー・デルピー)はドン・ジョンストン(ビル・マーレイ)の元を去ろうとしている・・・ここだけならすごくシリアスな映画のようで、シェリーのセリフも意味ありげ(実際にこのシーン、映画全体への「意味」があるのだ)。
< 内容にふれます >
「あなたの息子さんが今や19歳になって、先日旅に出たのよ。」という名無しのピンク・レターはドン(ジョンストン)にとって寝耳に水。この「事件」を、お隣の(子だくさんの)ウィンストン氏は何とか解き、つきとめ、然るのちにドンにちゃんとしめしをつけて真っ当なな市民となってもらいたいと思うのだ。
(少々ヘンなところはあるが)家庭的にはちゃんとしていて(奥さんもいい方で綺麗で)、「パソコン」で色々調べられるって、何て便利何だろう!」と、そういうことに一点の曇りもないウィンストン氏は早速「思い当たる女性のリストを!」と、(かつてドン・ファンだったらしい)ドンに命じる。
この物語はこういう点で、ドン・ジョンストン vs ウィンストン(←お隣さん)でもあり、また・・「ジョンストンの憂鬱」「ジョンストンの受難」といったムードもあり、終始ドンのカオは困り果てている(のを、ビル・マーレイ好演だ!)が、リスト・アップされた5名(1名物故)の住所を嬉々としてネットで調べる(全く悪意のナイ)お隣のウィンストン氏。ドン・ジョンストンはいったい何に巻き込まれてしまったのか??
が、とにかく。ジョンストンはおしりを叩かれるように、隣りのウィンストン氏が焼いてくれたエチオピア音楽のCDとともに飛行で出発(こうして少々憂鬱なロード・ムーヴィーガ始まる)。
まず着いた先のバス停には、(私はこのシークエンスがとても好き!)ちょっとミロシュ・フォアマンの『ブロンドの恋』のようなノリの自然な会話の女子高生ふたり。「ほら、あの子クールね。」「Cute!」と指し示す先には・・・なんと、ジョンストン氏と同じグラサンのイケメン青年がいる。疑心暗鬼のジョンストンは、さっそく恐れおののくが・・、このイケメン青年も、終盤登場するバックパックの青年も、リスト上の4名の女性たちも、(みな、何かかんかピンクのアイテムがあるが)全員「白」のようでもあり、「黒」の可能性もゼロとは言い切れないという、ビミョウな状況をすごく上手くジム・ジャームッシュ監督は描いている。
お隣のウィンストンさんちも、リスト上の4名の女性(の家庭)も、みなそれぞれある意味ステレオタイプ。(ふつう、あまり褒め言葉ではないと思うが)本作のそれは「ステレオタイプの有効利用」で、ジャームッシュの皮肉視線が風刺画のようにおもしろい。
ジョンストンがピンクの花束を持ち、(ウィンストン氏のアドヴァイスどおり)コンサヴァな服装で訪ねるこの4軒の様子はご覧になってのお楽しみだが、かいつまんで書くと・・・
< 以下、ネタバレします >
1軒めは、母(シャロン・ストーン)と娘ロリータ。その名の示すように(ちょっと・・まがい)ロリータ的な「娘 vs 母」の中にジョンストンは投げ込まれ・・・
2軒めは、夫婦ふたり子どもなし。小綺麗な家と、(『ストレンジャー・ザン・パラダイス」にも出てきた)TVディナー。今のこの幸せが大切に決まっているので、ジョンストンの出現は迷惑なだけだが、そういうものも飲み込む人間の大きいとこを見せるのを良しとする夫(←名は「ロン」)の張り切りぶりが、「ドン」に漂う虚無感とvsな感じなど、ブラックとまでは行かないが、グレイ?コメディ的なのが可笑しくてしかたない。
3軒めは、動物コミュニケーターというカルメンさんのところ。ピンク・レターで頭の中混乱のジョンストン。彼としてはふつうの質問が、いちいちカルメンさんにとってはヘンで気持ちが悪い。そのビミョウな感じをジェシカ・ラングがとてもうまく演じていておもしろい(スピリチュアル的なものにも関係のある仕事で、ここには猫がいる)。
・・ドンのロード・ムーヴィーの憂鬱度はどんどん上昇。ウィンストン氏からの司令電話にも出ず、ゴロゴロ、ウダウダするのみのモーテルの窓から雨のそぼ降る町を眺める彼の背中を写し続けるショットが、あれこれ語るような、語らないような・・・。「強面一家」と名付けた4軒目は、何かわからないが、この家でのできごとを、ジョンストンの言葉が逆なでしたように私は思うのですが、とにかく彼はコテンパンにのされてしまう。
まあとにかく、ドンの身から出たサビ的な踏んだり蹴ったり。5年前に亡くなっていたぺぺという女性の墓へ、(可愛い花屋さんに綺麗に作ってもらった)ピンクの花束を捧げるのは、ジョンストン氏にとって少しホットした時間だったかもしれなく、このシークエンスのトーンはとてもやさしい。。しかし、これでは終わらず、このあと(伏線的な)バックパックの青年との遭遇がラストへと尾を引く。ここのジャームッシュ監督の演出が素晴らしいし、ドンの周りをグルリとカメラマン自身が回って、ドンのバックが360度写されるラストカットがとても印象的。
(とにかく、ドン・ジョンストンはこれから先、枕を高くして眠れないかもしれない・笑・気の毒に・・・)
シュールなテイストを売りにする作品は、よくあります。
ちょっとピント外れなボケをかまして、なおかつ突っ込まない。この場面では、こうなるという観客の予想をスルリとかわす。
ニヤリとさせるくらいで、爆笑を狙わない。
たしかに、そういうのがあります。高度なお笑いと言っていいでしょう。
しかし、この作品はそれに成功しているか? 全然ダメでしょ。ならば、他におもしろがれる要素は? それもないし。
若手芸人の、独りよがりなお寒いコントを見せられているよう。
彼のファンでなければ観ないかもなあ。
でもファンにとっては彼のあの表情とユルい話の展開は楽しい。
これからも元気な姿を見せてほしいものである。
それらはジャームッシュが意図的に演出する独自のものである。
米国人に抱きがちな直情径行型の態度とは相反するつむじ曲がりの表現といえるだろう。
そんなよそよそしさがロードムービー形式に従って連綿とつづき、
ストーリーは拡散も収縮もせず、ひたすら同質のダクト内で進行する。
シャロン・ストーンとの再会から亡くなった女性の墓参までの道中、
ビル・マーレイはじぶんの殻に閉じこもり気味だし、女性陣も心を開かない。
どうしようもないよそよそしさがつきまとう。
それは20年ぶりの再会が原因というよりも、映画作家ジャームッシュによる人間関係における
コミュニケーションの特異な表現法なのだろうと思う。
ヴェンダースなどとの類似も指摘されるようだが、ジャームッシュのほうが物語性に富み、
灰汁が強くない。
一歩退いた視点で登場人物をとらえ、キャラクターの微妙な情感をスケッチしてゆく。
この監督の良い点は、妙な押しつけがましさがないところだ。
ラストへ差し掛かり、少々揺さぶりをかけてくる。
昂揚と放心、そして思わせぶりなカットでもって、これまで静謐に進行していた物語が動き、幕が引く。
※ 写真・自己紹介は無視して下さい
いい歳こいて結婚もせず女性とフラフラしている中年男がガールフレンドから三行半を叩きつけられたところに差出人不明で「あなたに息子がいる」という手紙が届いて、心当たりの昔のガールフレンドを訪ねるという形。
勿論、ジャームッシュ映画なので真相を確かめる映画ではなく、相手(元ガールフレンド)や自分の人生を見つめ直すという趣の作品。
ジャームッシュ映画では間口が広い方ではないけど(※)、ジャームッシュ映画でボーッと余韻を楽しみたいヒト向け。
※コーヒーアンドシガレッツ、デッドマン、ナイト・オン・ザプラネットとかの方がいいと思う。
ビジネスで成功を収めたのだが、
今は虚無的になってしまっている男のもとに、
かつての恋人から手紙が届く。
あなたには19歳の息子がいる、
と書かれている。
若い頃、ドン・ファンの様な生活を送っていた男には、
それが誰からの手紙か分からない。
そして男は差出人を探す旅に出るのだが・・・、という話。
この監督らしい、淡淡とした展開。
男の心理の変化をじっくりと時間をかけて描き出している。
正直、観ていて疲れてしまった。
悪い作品ではないのだが、
最近こういうスタイルの映画をあまりみていなかったので、
疲れたのではないかと思います。