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レコードで購入した初盤、大きなジャケ写は何のフォトか解らず「いつもの不思議なイメージなのか」と思っていた。（中ジャケのパーツの写真をボーっと見ていて理解できたのは暫くしてからだった…）
当時の、やや重い豪華なパッケージはその値段に見合った価値を感じたものだ。（ほぼ4千円位はしたはず）
音の方は、今はCD一枚通しで聴けるので ”hed on the door" の延長に "faith" のイメージを挟んだような玉手箱的味付けが満腹感を満たしてくれる。ただ、当時はダビングして聴いているので 途中でひと手間（通しで3回）かかるうえ、どれも似たように聴こえ、かつ纏まりの無さも感じ途中で食傷ぎみになり、いちいちカセット二本を通しで聴くのは面倒で断念した事が多かった。また、個人的にU２や alarm の方に嗜好が向かいつつあったので 聴き込んだ覚えは失礼ながらあまり無かったと思う。例の一曲多いという希少さに釣られて購入してしまったのかもしれないが（CDの方が多かったような気も…）手元に無い今となっては失念してしまった。
今回購入した2006年盤は、様々なリマスター音に慣れた耳には音質が荒く感じ 初盤のレコードの方が良い音だったのでは？ とさえ感じてしまう。ここでも、一曲多いという呪縛に駆られてこの盤を購入してしまったのであるが、やはり最新（2014年)のほうがいい音質なのかもしれない…。配信は今も一曲少ない。（現在では様々な音源からゲットすることは可能）
個人的な思いが色々ある作品ではあるが、ここから贅肉を落して名作 "disintegration" へと昇華していくその門出を飾る、隠れた名盤と言える大作で 私としてはこれが前期の集大成と見ている。
＊当時、老人ジャケ（ベスト）のカセット版はシングルB面がサイド2に入り、倍以上の収録曲数で
値段はあまり変わらなかったり、、他にも様々な商品ばらつきがあったと記憶している。。
CDへの転期の影響か、ロバート・スミスの猫的性格によるものなのか、は今では知る人は居ない のだろう…
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