2004年から本格始動した杏露虫の1st ALBUM。 Bjolkを彷彿させる高い芸術性とカリスマ性、それと真逆のポップなバックグラウンドを併せ持つ天性の小悪魔的妖艶さが魅力のVo葉と、 TORTOISE、JIM O'RUQUE、SHELLACなどのポスト・オルタナティヴから、RADIOHEAD、RED.HOT.CHIRI.PEPPERS、くるりなどのメインストリームに至るまでの 様々な音楽性のものを独自のグルーヴにて極上のポップにまで昇華させ得たG.、B.、Dr.の演奏隊から成る4人編成バンド。 変拍子、ポリリズム、インプロヴィゼーション等、実験的かつ複雑な要素を絡めつつ、幻想的かつキャッチーな歌詞、メロディーに編成されたそれら楽曲群は、 正にノン・ジャンルであり、そのどれもが美しく耳に新しい。 ミックスからマスタリング、はたまたジャケデザインまですべてメンバーがトータルプロデュースするという カウンターカルチャー的DIY精神と独創性とを兼ね備えた希有な本格的知性派の登場だ。 90年代で音楽に目覚めた若者達が放つ、2000年代音楽ヘの ""アンチテーゼ""、来たるべき2010年代型音楽への標榜的作品。