今年3月に再来日公演を行い、改めてバンドの潜在能力と人気の高さを証明したケイヴ・インのシンガーであり、シーン随一のソングライターとして評価されているスティーヴン・ブロッズキーのソロ・アルバム3作目。
過去2作は「ケイヴ・インとは全く異なるがむしろソングライターの彼を楽しむならこれがいい」と称された。
本作でも彼独特のメロディの美しさと歌唱力、宅録をも駆使した実験性の高いサウンドを堪能出来る。
一部ドラムとベースを除き完全に彼一人でレコーディング、「いつもは一緒にプレイする人のことを考えながら曲を作るけど、これは自分がやりたいことを最優先させた」と語るブロッズキー節全開の1枚。
エリオット・スミス、ビートルズ、M83を想起させる個性的な仕上がり。
日本盤のみボーナス・トラック収録。