人と小さな妖精が育む心の成長を巧みに描いたアニメです。
キャラクターだけをみれば“萌え”と呼ばれるようなそれですが、
話を見れば童話そのものの子供でも楽しめるほのぼのとした話が広がっています。
ひとつひとつのことを知っていく楽しさと、それを知るための困難な道程を辿り、
そしてそれが達成されたときの喜びやできなかったときの不安をよく描いていて
季節使いであるシュガーと人間のサガとの心のぶつかりあいも
その中の大事な一場面として、よくまとめられています。
話を見続けていくと、小さな子供が成長していく姿を親の目で見るような感覚になっていき、
自然と笑みがこぼれてしまうような豊かな気分にさせてくれるアニメです。
これが放送当時、深夜で放送していたとは勿体無いと思えるほど、
子供に見せてあげたいと思える良い作品です。
一話、一話、余すところなく見所が盛り込まれていて、捨て所がないです。
温かな話、ほのぼのとした話が好きな人にはオススメしたい作品です。
そして、このアニメの音楽もよくできていて、
シーンの随所でよく惹き立ててくれています。