前の方が評価されてるように、声や作画の部分では昔のアニメ制作の現状が
垣間見え残念な部分も多々あるのですが、ただ原作の進め方に関しては、
私は2005年版よりこの84年版の方が丁寧で好きです。
2005年版は当時発売されていた原作を1年という放送期限(深夜アニメの限界)に
収める為に、後半になるにしたがって詰めに詰めたという感じがしました。
とりあえずマヤと真澄のシーンを入れればいいみたいな…
その点で言えば、12巻余りの話を23話(総集編を入れて24話)で放送した84年版
の方が少し余裕があったと言えると思います。
作画も中盤から後半にかけて安定してきて、おお〜っvv(笑)と思わせるほどの
作画もあって、丁寧に作られている気がしました。
髪型、服装、脇役を見ても、何より原作に近いものを作ろうとする姿勢
(限界はありました)が感じられます。とは言っても84年当時はこれも原作とは
別物みたいな言われ方をしていたわけで。特に速水真澄に関してですが(苦笑)
やはり比べるもの(2005年版)があるからこそ、84年版も2005年版よりは
『原作に近いもの』と思えるのかもしれません。
昔の作品もなかなかなので、見たことのない人はぜひ見比べてみて下さい。
今の綺麗だけじゃない、伝わってくる何かが昔の作品にはあります!