この巻はテリィに想いを告げられないまま、悲しい別離を迎えたキャンディが、自身の自立への道を見つけていく巻です。
テリィがいなくなった聖ポール学院を中退し、アードレー家の養女という恵まれた身分なのに、ほぼ無一文でアメリカを目指すところは「さすがキャンディ」。幸運にも周りの人物に助けられ、何とかアメリカの地を踏めることになります。そのままポニーの家に戻り、自身の夢を実現するため、働きながら勉学をする看護学校へ入学することになります。一部ネタバレで。
中身にも載っていますが、この当時、キャンディってまだ15歳なんですね。現代ですと中学3年か高校1年生。この行動力は驚きものです。無鉄砲というか、周りを巻き込む力の凄さというか。孤児出身だからと言えばそうですが、全く他人の力を当てにしていない。自身の力だけで道を切りひらくすべを心得ているのは、今までの辛い経験を糧にしているからでしょうね。同じ孤児だったアニーや根っからのお嬢様育ちのイライザには、これはできない。キャンディに恋する男性陣の気持ちがわかる気がします。
この5巻から、キャンディが1巻ごとに目ざましく成長していきます。最終巻の9巻まで、急スピードで話が進展していくので1巻も見逃せません。古い名作と言わず、この年代の女の子にも読んでいただきたい。
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キャンディ・キャンディ〈5〉 (1977年) - – 古書, 1977/3/1
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登録情報
- ASIN : B000J6K5S2
- 出版社 : 講談社 (1977/3/1)
- 発売日 : 1977/3/1
- - : 176ページ
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