この本を手にしたのは、10代も終わりぐらいだったか。
赤江さんの住む町の海峡を挟んで反対の街に住んでいました。
この中で出てくる友人が、病に苦しみ病院にいる。
その病は、自分を認識できなくなっていく病で、本人が正気に戻った時に1枚のメモを残していて・・・・
そんな内容のエッセイだったと記憶している。
赤江さん独特の、妖しい雰囲気の現実の話なのか、創作なのかわからないが、その友人がどんどんと向こうの世界に行ってしまうのを、友人・赤江獏が見届けていくという内容。
小説も何冊が読んでいるのだが、赤江さんと言えばこの《海峡》が強く印象に残っている。
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海峡―この水の無明の真秀ろば (1983年) 単行本(ソフトカバー)
第11回(1983年) 泉鏡花文学賞受賞
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