先のレビューのかたが的を得た事を書かれていたので、自分の感想だけ(笑)。
まず、
主人公が大地震発生に直面した場所が悪かった。科学実験室で集団で薬品調合してる…このシチュエーション、最悪です(笑)。
辺りは火の海と化し、クラスメイトの殆どが焼死から物語が始まるんだよね。
で、息つく暇無く校舎全体が火の海。更に即さま校庭の地割れで堕ちていく人が多数。
なんとか避難指定区域の公園に逃げ込むも、動物園から逃げ出したライオンに、これまた多数の人が噛み殺される。
何とか難を逃れ入った地下鉄には、大量のネズミが大勢の人間の肉を食い荒らし、これまた狙われるハメに(笑)。
そこを逃れたと思ったら今度は、この騒動で狂った警官に強姦されかけ、助けに入った一緒に逃げてた男の子を撃ち、後にこのケガが元で死ぬ事に。
やっとこさ♪で家に帰ったら、知らぬ間に津波発生で家・国会議事堂・超高層ビルが浸水。
何とか非難先を見つけるものの、同じく一緒に逃げてくれてた頼れる学級委員長のイケメンくんが、大量の鮫(爆笑)に喰われて死亡。
残されたヒロインだけが、救助ヘリに乗せられ、壊滅した東京を跡にする……てな話(笑)。
その間、発した台詞は「キャアキャア」のみ(笑)。本当、ラスト同様、読後はポカーンとしてしまいます。
何も考えずにサクサクと読めるのは良いことだが、もしこんな大地震が起きたら、今は防災意識を持てだとか、日頃から備えておけとか言われてるけど、そんなの、何も役にたたないのではないか!これが人間本来の本質の形なのではないか……と考えさせられる一面も感じましたね。
高値でも一読の価値ありの作品です。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
東京マグニチュード8.2 (1983年) (集英社漫画文庫) 文庫
カスタマーレビュー
星5つ中4つ
5つのうち4つ
2グローバルレーティング
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2016年9月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2015年2月12日に日本でレビュー済み
スラップスティックな明るいラブコメものを描いていた著者の異色作。
1982年の『ザ・マーガレット』創刊号から連載し、1983年にコミックス発売。
内容は、都内で普通の高校生活を送っていた主人公が突如として大震災に見舞われ、
生き残った友人たちと次々と襲いかかる苦難から生存をかけて逃げ回る物語。
ほんとにそれだけである。
震災パニックものは震災時の恐怖、地割れ・津波・建物倒壊・火災・暴動・略奪etcを描き、
読者にその恐ろしさと一緒に地震への危機意識を抱かせる道徳的役割もある。
が、この漫画は一般にそれはないだろうというようなつっこみをいれたくなるような状況が多い。
肝心の主人公たちも怖がって逃げ回るだけで、苦難に勇敢に立ち向かったり心あったまるようなシーンは少ない。
要は辛い目怖い目にあってはキャーキャー逃げ回っているばかりの作品なのだ。
しかし、それが逆に面白い。
道徳的なメッセージは皆無だが、とにかく妙に高いテンションで逃げ回り続けるさまには見世物的な趣向がある。
しかもこんなに必死に逃げ回ってなにか最後に得るものがあるのかというとそれも見当たらず、
読後には主人公と同じように呆けた顔になってしまう請け合いである。
何も考えずサクサク読める不思議な力がある作品。
1982年の『ザ・マーガレット』創刊号から連載し、1983年にコミックス発売。
内容は、都内で普通の高校生活を送っていた主人公が突如として大震災に見舞われ、
生き残った友人たちと次々と襲いかかる苦難から生存をかけて逃げ回る物語。
ほんとにそれだけである。
震災パニックものは震災時の恐怖、地割れ・津波・建物倒壊・火災・暴動・略奪etcを描き、
読者にその恐ろしさと一緒に地震への危機意識を抱かせる道徳的役割もある。
が、この漫画は一般にそれはないだろうというようなつっこみをいれたくなるような状況が多い。
肝心の主人公たちも怖がって逃げ回るだけで、苦難に勇敢に立ち向かったり心あったまるようなシーンは少ない。
要は辛い目怖い目にあってはキャーキャー逃げ回っているばかりの作品なのだ。
しかし、それが逆に面白い。
道徳的なメッセージは皆無だが、とにかく妙に高いテンションで逃げ回り続けるさまには見世物的な趣向がある。
しかもこんなに必死に逃げ回ってなにか最後に得るものがあるのかというとそれも見当たらず、
読後には主人公と同じように呆けた顔になってしまう請け合いである。
何も考えずサクサク読める不思議な力がある作品。