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プルトニウムの恐怖 (1981年) (岩波新書) 新書 – 1981/11/10
英語版
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登録情報
- ASIN : B000J7SXPS
- 発売日 : 1981/11/10
- 言語 : 英語
- Amazon 売れ筋ランキング: - 2,107,442位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 115,180位新書
- カスタマーレビュー:
著者について
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2019年6月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
もんじゅ、プルトニウムの危険性について書いている本です。僕は危険物ハンドバックで危険物3類 新星出版の本(絶版)で読みました。プルトニウムの冷却材ナトリュウムの危険性もこの本に書いてあります。
2011年6月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
少しでも多くの方に読んでいただきたい、すばらしい書籍です。
プルトニウムという悪魔の元素を主人公に、核兵器開発、原子力発電、核燃料サイクル、
高速増殖炉、放射性廃棄物という核にまつわる事柄と、そこに潜む危険性を非常に判り
易く解説してくれます。
本書が書かれた1981年はスリーマイル島事故の2年後で、チェルノブイリ事故の5年前、
そして福島原発事故の30年前にあたりますが、この30年間人類は本書が警告していた
問題点を全く解決する事をせず、見事なまでに最悪のシナリオを次々と実践してしまった
ことに驚かされます。
最新の情報を望まれる方には本書の内容は時代遅れに感じられるかも知れませんが、
読んでみると時代遅れどころか、この問題は30年前から何も変わっていないという
恐ろしい事実に驚かされます。
科学的な解説以外にも、反原発の立場を取る女性の交通事故死に関わるサスペンス的な
内容もあり、プルトニウム社会を推進する側の闇の深さを理解できます。
自分自身、福島原発事故を契機とするまで、本書を読まなかった事が悔やまれて
なりません。
ここまで明確に、プルトニウム依存社会への移行という不可逆的犯罪行為の警鐘が
なされていたにもかかわらず、それに気づかなかった不勉強を猛烈に反省させられました。
私たちはたかが発電という目的のために、放射性廃棄物という、全人類を何度も絶滅
させても余りある程の量の毒物を数百万年先まで抱え込んでしまいました。
数百万年先って、そんな未来の子孫はたぶんもうヒトではないでしょう。
数世代進化した子孫に遺した遺産が大量の放射性廃棄物とは…。
本書のおわりに書かれている将来のエネルギーをどうするか?という部分は、非常に
多くの示唆を含んででいます。
この取り返しのつかない現実に立ち向かいながら、私たちは今まさに来年以降のエネルギー
供給手段をどうするべきか?という選択の段階に来ています。
私は、今は亡き高木先生の意志を引き継ぎ、勇気を持って正しく選択しなければならないと
強く感じました。
この日本で、ついにメルトダウン事故が起きてしまったと知って、高木先生は今どんな
お気持ちでしょうか。
このような良書を遺して下さった高木先生に心から感謝いたします。
プルトニウムという悪魔の元素を主人公に、核兵器開発、原子力発電、核燃料サイクル、
高速増殖炉、放射性廃棄物という核にまつわる事柄と、そこに潜む危険性を非常に判り
易く解説してくれます。
本書が書かれた1981年はスリーマイル島事故の2年後で、チェルノブイリ事故の5年前、
そして福島原発事故の30年前にあたりますが、この30年間人類は本書が警告していた
問題点を全く解決する事をせず、見事なまでに最悪のシナリオを次々と実践してしまった
ことに驚かされます。
最新の情報を望まれる方には本書の内容は時代遅れに感じられるかも知れませんが、
読んでみると時代遅れどころか、この問題は30年前から何も変わっていないという
恐ろしい事実に驚かされます。
科学的な解説以外にも、反原発の立場を取る女性の交通事故死に関わるサスペンス的な
内容もあり、プルトニウム社会を推進する側の闇の深さを理解できます。
自分自身、福島原発事故を契機とするまで、本書を読まなかった事が悔やまれて
なりません。
ここまで明確に、プルトニウム依存社会への移行という不可逆的犯罪行為の警鐘が
なされていたにもかかわらず、それに気づかなかった不勉強を猛烈に反省させられました。
私たちはたかが発電という目的のために、放射性廃棄物という、全人類を何度も絶滅
させても余りある程の量の毒物を数百万年先まで抱え込んでしまいました。
数百万年先って、そんな未来の子孫はたぶんもうヒトではないでしょう。
数世代進化した子孫に遺した遺産が大量の放射性廃棄物とは…。
本書のおわりに書かれている将来のエネルギーをどうするか?という部分は、非常に
多くの示唆を含んででいます。
この取り返しのつかない現実に立ち向かいながら、私たちは今まさに来年以降のエネルギー
供給手段をどうするべきか?という選択の段階に来ています。
私は、今は亡き高木先生の意志を引き継ぎ、勇気を持って正しく選択しなければならないと
強く感じました。
この日本で、ついにメルトダウン事故が起きてしまったと知って、高木先生は今どんな
お気持ちでしょうか。
このような良書を遺して下さった高木先生に心から感謝いたします。
2011年5月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最近重版されて入手出来る様になりました。
第3章が「核燃料はめぐる」となっていますが、
これが僕のこの本を読んだ印象にぴったりあてまります。
ここでは上流から下流という言葉で整理されていますが、
よく言われるフロントエンドとバックエンドということです。
原料となるウランが核燃料として加工されるまでに
ウラン鉱石が10万トン捨てられて160トンの天然ウランが得られ、
イエローケーキから濃縮されて31トンの2酸化ウランが作られます。
つまり採掘のところから低レベルの放射性廃棄物が排出され、
使用済み核燃料としてまたどこかに排出または管理されます。
発電過程で生成されるプルトニウムは2万年超の半減期を持ちます。
つまり、時間軸で考えると、人類の歴史の終わりまで管理しつづけることになります。
採掘現場から発電所、再処理工場、最終処分場までの面として考えると、
空間的な距離として広い範囲に渡って見えうる限りの未来まで、
100%の確実性をもって管理しつつけなければならない運命にあります。
プルトニウムの毒性が強い理由も述べられていますが、
安全管理の対象は時間的・空間的広がりの面で膨大です。
プルトニウムは事実上どのような管理を行おうと一方的に増えていきます。
減ることの無い放射性物質という論点の確認には、
この本は原発の是非に関わらず重要な意味があると感じます。
第3章が「核燃料はめぐる」となっていますが、
これが僕のこの本を読んだ印象にぴったりあてまります。
ここでは上流から下流という言葉で整理されていますが、
よく言われるフロントエンドとバックエンドということです。
原料となるウランが核燃料として加工されるまでに
ウラン鉱石が10万トン捨てられて160トンの天然ウランが得られ、
イエローケーキから濃縮されて31トンの2酸化ウランが作られます。
つまり採掘のところから低レベルの放射性廃棄物が排出され、
使用済み核燃料としてまたどこかに排出または管理されます。
発電過程で生成されるプルトニウムは2万年超の半減期を持ちます。
つまり、時間軸で考えると、人類の歴史の終わりまで管理しつづけることになります。
採掘現場から発電所、再処理工場、最終処分場までの面として考えると、
空間的な距離として広い範囲に渡って見えうる限りの未来まで、
100%の確実性をもって管理しつつけなければならない運命にあります。
プルトニウムの毒性が強い理由も述べられていますが、
安全管理の対象は時間的・空間的広がりの面で膨大です。
プルトニウムは事実上どのような管理を行おうと一方的に増えていきます。
減ることの無い放射性物質という論点の確認には、
この本は原発の是非に関わらず重要な意味があると感じます。
2022年7月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
半減期が1万年もあるプルトニウム。この恐ろしい人工元素を何万トンも作ってしまった人間の罪深さを思い知らされました。
2013年2月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
出版から20年以上たっても、まったく古さを感じさせない。
一部ではサヨクだという心ない批評もあるようだが、
もはや高木氏の「原子力論」は、
反原発のバイブルだと言えよう。
そもそも人間界に存在しない、しかも何万年たっても「有害物質のまま」という
プルトニウム。
人間はこれを制御できているのだろうか……否である。
けっこう難解な内容も含まれているが、
反原発を考える際には必読の書。
一部ではサヨクだという心ない批評もあるようだが、
もはや高木氏の「原子力論」は、
反原発のバイブルだと言えよう。
そもそも人間界に存在しない、しかも何万年たっても「有害物質のまま」という
プルトニウム。
人間はこれを制御できているのだろうか……否である。
けっこう難解な内容も含まれているが、
反原発を考える際には必読の書。
2014年7月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
今まで世界では、再処理工場でプルトニウムを精製して来ました(主に原爆製造の為)。 そこで働く人は次々と癌で死んで行き、イギリスでは57人が放射能で死んだと訴えて延々と法廷で争っています。(80年以上)
勿論アメリカでも大勢亡くなっており、こっちは莫大な和解金で口を塞ぎました。 フランスは一番最後まで再処理をしてましたが、近隣の住民にまで被害が及び、火災があってあわや3000万人の命を脅かす大惨事すれすれのところまで行って封鎖されました。
ソ連ではそうした大惨事が実際に起きており、今では「ウラルの悲劇」として明るみに出ていますが、これは再処理したプルトニウムを貯蔵していたら臨界を起こして(数kg集中すると起こる)爆発しました。 数百人が死んで数十万haの土地がストロンチウム汚染された様です。
他にも、プルトニウムはα線しか出さず、これは検出が難しい為、実際にどれだけ保管しているの解りづらい。 その為盗まれても気が付かない事が有り、実際にイスラエルは盗んで知らない内に原爆を作ってしまいました。
こんな曰く付きの核施設を、新しく運転しようとしているのは日本だけです。 プルトニウムで発電というのもリスクが大きすぎ、ミサイル一発で国土が滅びる様な代物です。 なんとかその開発を放棄させたいのですが、いまの政治にはその決断が出来そうにありません。 この本の著者の様に、本当に国土を愛する人々にリーダーシップを取って貰いたいです。
勿論アメリカでも大勢亡くなっており、こっちは莫大な和解金で口を塞ぎました。 フランスは一番最後まで再処理をしてましたが、近隣の住民にまで被害が及び、火災があってあわや3000万人の命を脅かす大惨事すれすれのところまで行って封鎖されました。
ソ連ではそうした大惨事が実際に起きており、今では「ウラルの悲劇」として明るみに出ていますが、これは再処理したプルトニウムを貯蔵していたら臨界を起こして(数kg集中すると起こる)爆発しました。 数百人が死んで数十万haの土地がストロンチウム汚染された様です。
他にも、プルトニウムはα線しか出さず、これは検出が難しい為、実際にどれだけ保管しているの解りづらい。 その為盗まれても気が付かない事が有り、実際にイスラエルは盗んで知らない内に原爆を作ってしまいました。
こんな曰く付きの核施設を、新しく運転しようとしているのは日本だけです。 プルトニウムで発電というのもリスクが大きすぎ、ミサイル一発で国土が滅びる様な代物です。 なんとかその開発を放棄させたいのですが、いまの政治にはその決断が出来そうにありません。 この本の著者の様に、本当に国土を愛する人々にリーダーシップを取って貰いたいです。
2011年7月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
地獄の王とは?
プルトニウムの名前の由来である。その毒性は不滅であり、未来永劫残り続ける。
本書では、その恐ろしさとともに、それを利用する高速増殖炉について記されている。
高速増殖炉の恐ろしさと、技術的危うさには驚くばかりである。
贔屓目なしで考えても、福島の事故よりも高速増殖炉が事故を起こす可能性の方が確率だけで言えば高いであろう。
高速増殖炉を含む核燃料サイクルは不完全な技術である。
故に、事故が起こる可能性が高い。
原発の前に高速増殖炉を、早急に止めねばならない。
そして、土と水による循環可能な社会を作らなければならない。
この見地に立つと、福島第一原発事故は未曾有の危機であり、未曾有のチャンスでもある。
そして、この流れを阻止しようとするであろう、地獄の王の奴隷と化した人々と国民が戦うためには
本書に目を通し、今後あるべき社会の姿について、一人一人が共通認識を得なければならない。
プルトニウムの名前の由来である。その毒性は不滅であり、未来永劫残り続ける。
本書では、その恐ろしさとともに、それを利用する高速増殖炉について記されている。
高速増殖炉の恐ろしさと、技術的危うさには驚くばかりである。
贔屓目なしで考えても、福島の事故よりも高速増殖炉が事故を起こす可能性の方が確率だけで言えば高いであろう。
高速増殖炉を含む核燃料サイクルは不完全な技術である。
故に、事故が起こる可能性が高い。
原発の前に高速増殖炉を、早急に止めねばならない。
そして、土と水による循環可能な社会を作らなければならない。
この見地に立つと、福島第一原発事故は未曾有の危機であり、未曾有のチャンスでもある。
そして、この流れを阻止しようとするであろう、地獄の王の奴隷と化した人々と国民が戦うためには
本書に目を通し、今後あるべき社会の姿について、一人一人が共通認識を得なければならない。
2014年2月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
3.11以降の日本は福島をはじめ全国的に放射能の汚染が蔓延している。政府はセシュウムの測定値だけを問題にしているかのように見える。しかし、プルトニウム、ストロンチウム、その他の核種も当然、空、陸、海を大きく汚している。それをできるだけ小さく見せようとしているとしか思えない。これはTV,新聞などのマスコミにも問題があると思えるが、私たち一人一人がいかに無関心か(だったか)もあると思う。そのような意味で、”プルトニウムの恐怖”は読んでよかった本の一冊であった。ほかの人たちにも是非読んでほしいと思う。