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わたしの外国語学習法―独学で外国語を身につけようとしている人々のために (1981年) -
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年7月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
It was so an inspiring book.
2013年1月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
言葉を覚えていく過程を順序だって示している。読み物して面白いが、具体的な言語学習につながるかどうかは(僕にとって)未知数。ただ、他によい本はないので3点です。
2018年11月1日に日本でレビュー済み
※私なりの大意を記載しているため、ネタバレが嫌な方は読了後などにご覧いただくことを
オススメします。また、『 』は本著からの引用を指します。
************************************************************************************
『14のヨーロッパ系言語と中国語、日本語を、ほとんど自国を出ることなく、純粋に学習』
したハンガリー人女性が、その外国語学習の中で得た知見や含蓄を約300頁の中にたっぷり
と凝縮させています。
著者は本著の中で、『外国語の真の知識に辿りつく』ためには、どのような学習の目的を
持つにせよ、以下の4つの能力が必要条件だと唱えています。
1 口語発言の理解力 = 聞き取り
2 文章の理解力 = 読解
3 口語発言能力 = 発話
4 文章力 = 作文
さらに、この4つの能力の下層にある重要要素として語彙と文法を挙げています。それは、
彼女が本著でも『単語暗記法』だけで1章を設けていること、さらには、下記の記述からも 読み取れるでしょう。
『言語の荘厳なる大寺院は、文法なしでは築けるものではありません。
語彙なしでもできないように』
そして、これら2つの能力の最も効果的な学習方法として、能動的な読書を推奨しています。
なぜなら、大部分の単語は『書物の中から《ひとりでに》やって』来て、かつ『できるだけ
多く、繰り返し繰り返し』出会うことができるからです。
************************************************************************************
以上が私なりに総合した本著の大意になります。この本は私が読了した中で、初めてその
記述内容の多くを実行に移すことのできた、外国語学習における聖書とも呼ぶべき本です。
この本は決して、特別な才能を持っている人向けでもなければ、1日に何十時間と自由時間
がある人を対象としているのではありません。仕事や勉学などで、ありあまる時間の確保で
きない学習者(本著ではこれを、『平均的学習者』と呼称)がターゲットです。
また、外国語学習には、近道はなく地道な努力を要することも指摘しています。しかしまた
同時に最初から学習のアクセルを全開にし、簡単な読書の際にもいちいち辞書を引っさげ、
外国語の困難さに直面し、『自信喪失してお手上げ状態』になることを避けるよう、丁度
いい具合に読者にブレーキをかけることも忘れてはいません。
(これは女性ならではの心遣いが出ているのでしょうか・・・? ちなみに差別発言ではあり
上記のような学習は、《精密癖》のある男性に多いことを指摘しています。著者も指摘しま
すが、外国語学習においては 妥協 も必要なのかもしれませんね。)
最後に著者が読者に送る外国語学習法のポイントの中から、私が本を読んでから約半年の間、
第二、第三外国語を継続して勉強してくることができた、著者のことばを記載しておきます。
『どんなことがあっても自分は目標を達成出来るのだ、自分は強力な意志力と、類い稀有なる
語学的才能を持ち合わせているのだと、固く確信すること』
以上
オススメします。また、『 』は本著からの引用を指します。
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『14のヨーロッパ系言語と中国語、日本語を、ほとんど自国を出ることなく、純粋に学習』
したハンガリー人女性が、その外国語学習の中で得た知見や含蓄を約300頁の中にたっぷり
と凝縮させています。
著者は本著の中で、『外国語の真の知識に辿りつく』ためには、どのような学習の目的を
持つにせよ、以下の4つの能力が必要条件だと唱えています。
1 口語発言の理解力 = 聞き取り
2 文章の理解力 = 読解
3 口語発言能力 = 発話
4 文章力 = 作文
さらに、この4つの能力の下層にある重要要素として語彙と文法を挙げています。それは、
彼女が本著でも『単語暗記法』だけで1章を設けていること、さらには、下記の記述からも 読み取れるでしょう。
『言語の荘厳なる大寺院は、文法なしでは築けるものではありません。
語彙なしでもできないように』
そして、これら2つの能力の最も効果的な学習方法として、能動的な読書を推奨しています。
なぜなら、大部分の単語は『書物の中から《ひとりでに》やって』来て、かつ『できるだけ
多く、繰り返し繰り返し』出会うことができるからです。
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以上が私なりに総合した本著の大意になります。この本は私が読了した中で、初めてその
記述内容の多くを実行に移すことのできた、外国語学習における聖書とも呼ぶべき本です。
この本は決して、特別な才能を持っている人向けでもなければ、1日に何十時間と自由時間
がある人を対象としているのではありません。仕事や勉学などで、ありあまる時間の確保で
きない学習者(本著ではこれを、『平均的学習者』と呼称)がターゲットです。
また、外国語学習には、近道はなく地道な努力を要することも指摘しています。しかしまた
同時に最初から学習のアクセルを全開にし、簡単な読書の際にもいちいち辞書を引っさげ、
外国語の困難さに直面し、『自信喪失してお手上げ状態』になることを避けるよう、丁度
いい具合に読者にブレーキをかけることも忘れてはいません。
(これは女性ならではの心遣いが出ているのでしょうか・・・? ちなみに差別発言ではあり
上記のような学習は、《精密癖》のある男性に多いことを指摘しています。著者も指摘しま
すが、外国語学習においては 妥協 も必要なのかもしれませんね。)
最後に著者が読者に送る外国語学習法のポイントの中から、私が本を読んでから約半年の間、
第二、第三外国語を継続して勉強してくることができた、著者のことばを記載しておきます。
『どんなことがあっても自分は目標を達成出来るのだ、自分は強力な意志力と、類い稀有なる
語学的才能を持ち合わせているのだと、固く確信すること』
以上
2005年12月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ちくま文庫は押しなべて価格が高いが、内容は素晴らしい。
外国語学習となると、英語で学生ならば英検、TOEFL
社会人ならばTOEICなど試験競争みたいな意味が帯びすぎている。
参考書籍も問題集も甘いタイトルでアホほど本屋に並べられている。
問題集を解く行為は、学習というより消化だ。
著者は理系出身とあるせいか、
外国語の学習に当たっては、論理的で現実的なことを指摘している。
誰でもかれでもああしろこうしろとは言い出さない。
きちんと身に着けるには毎日勉強しなくてはならないし、
出来れば職業先生を見つけろという。
しかし、もっと特徴的なのは、外国語学習は多文化を知るという
実り豊かな、実に楽しい行為であるということを説いている点に
あるだろう。
著者の母国語がハンガリー語という日本語と同じウラルアルタイ語族
であるところにも共感しやすい。
職業訓練として外国語を学んでいる方のほかにも、
学生でも中高年でも、外国語学習者は一度お読みになれば
損した気にはならないはずだと思います。
外国語学習となると、英語で学生ならば英検、TOEFL
社会人ならばTOEICなど試験競争みたいな意味が帯びすぎている。
参考書籍も問題集も甘いタイトルでアホほど本屋に並べられている。
問題集を解く行為は、学習というより消化だ。
著者は理系出身とあるせいか、
外国語の学習に当たっては、論理的で現実的なことを指摘している。
誰でもかれでもああしろこうしろとは言い出さない。
きちんと身に着けるには毎日勉強しなくてはならないし、
出来れば職業先生を見つけろという。
しかし、もっと特徴的なのは、外国語学習は多文化を知るという
実り豊かな、実に楽しい行為であるということを説いている点に
あるだろう。
著者の母国語がハンガリー語という日本語と同じウラルアルタイ語族
であるところにも共感しやすい。
職業訓練として外国語を学んでいる方のほかにも、
学生でも中高年でも、外国語学習者は一度お読みになれば
損した気にはならないはずだと思います。
2012年10月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
原書は1972年にハンガリー語で出版された IGY TANULOK NYELVEKET by Lomb Kato.
著者は、16カ国語以上の言語を習得しているらしいが、順番に各国語を解説したり、自分の学習歴をたどるような事はしていない。特定の言語に偏らずに、外国語学習にまつわる色々な事柄について書いてる。
この本が出版された当時はCDもiPodもなかった訳だが、オーディオ環境に注目して読んでみると東欧の国にしては意外なことに音声テープレコーダーが普及して、ビデオテープレコーダーが出回り始めていたようだ。
著者は、学習の初期段階ではあまり発音の正確さは重視しないで進めている。音の習得、リスニングに関しては、短波ラジオの国際放送の視聴を勧めている。
ハンガリー語やドイツ語、ロシア語ばかりではなく、日本語や中国語にも言及している。訳した人はすごいなと思った。
最近の本に比べるとやはり少々読みにくい
著者は、16カ国語以上の言語を習得しているらしいが、順番に各国語を解説したり、自分の学習歴をたどるような事はしていない。特定の言語に偏らずに、外国語学習にまつわる色々な事柄について書いてる。
この本が出版された当時はCDもiPodもなかった訳だが、オーディオ環境に注目して読んでみると東欧の国にしては意外なことに音声テープレコーダーが普及して、ビデオテープレコーダーが出回り始めていたようだ。
著者は、学習の初期段階ではあまり発音の正確さは重視しないで進めている。音の習得、リスニングに関しては、短波ラジオの国際放送の視聴を勧めている。
ハンガリー語やドイツ語、ロシア語ばかりではなく、日本語や中国語にも言及している。訳した人はすごいなと思った。
最近の本に比べるとやはり少々読みにくい
2014年12月15日に日本でレビュー済み
さすが、ちくま学芸文庫と言うべきか、難渋で込み入った文章。
古き良き硬質な文体は読みごたえがあって、読書そのものを楽しまんとする目的には適しているけど、ただ半面これを「実用書」としてみた場合は、うーん、どうなんでしょうね。
正直、あまりに難解に過ぎる印象は否めず、もうちょっと易しい言い回しにすることはできなかったのか、というのが率直な不満点です。
それに、各論において、いちいち本題に至るまでの前置きが長いのなんの。頁を繰れどもも繰れどもなかなか核心にたどり着かない、っていう学術書風の構成がまた、厄介なものです。
こんな込み入った構成だと、よほど読書力のある人でない限り、「え?けっきょくなにが言いたいの」って、テキストの海の中で遭難してしまうことは必至。
そうした回りくどい構成が硬い文体に輪を掛けて、いよいよ本書から実用的なエッセンスを引き出すことを困難にしているように思えるんですね。
誤解なきよう言えば、本書は、「語学エッセイ、記録書」として見れば、たいそう魅力的な本ではあるんですけどね。
ただこの本を語学学習の道具箱にしようという向きにしてみれば、なかなか戦局は厳しいようで。
…もしかするとこの難解な文章を読むだけで手一杯になってしまうんじゃなかろうか。
あるいはこのインテリジェントな文章を楽しむ行為そのものに満足しちゃって、その実、肝心の学習法がさっぱり頭に入ってこないんじゃないかろうか。
そんな次第で語学エッセイとしては★4つ。実用書としては★2つって評価です。
古き良き硬質な文体は読みごたえがあって、読書そのものを楽しまんとする目的には適しているけど、ただ半面これを「実用書」としてみた場合は、うーん、どうなんでしょうね。
正直、あまりに難解に過ぎる印象は否めず、もうちょっと易しい言い回しにすることはできなかったのか、というのが率直な不満点です。
それに、各論において、いちいち本題に至るまでの前置きが長いのなんの。頁を繰れどもも繰れどもなかなか核心にたどり着かない、っていう学術書風の構成がまた、厄介なものです。
こんな込み入った構成だと、よほど読書力のある人でない限り、「え?けっきょくなにが言いたいの」って、テキストの海の中で遭難してしまうことは必至。
そうした回りくどい構成が硬い文体に輪を掛けて、いよいよ本書から実用的なエッセンスを引き出すことを困難にしているように思えるんですね。
誤解なきよう言えば、本書は、「語学エッセイ、記録書」として見れば、たいそう魅力的な本ではあるんですけどね。
ただこの本を語学学習の道具箱にしようという向きにしてみれば、なかなか戦局は厳しいようで。
…もしかするとこの難解な文章を読むだけで手一杯になってしまうんじゃなかろうか。
あるいはこのインテリジェントな文章を楽しむ行為そのものに満足しちゃって、その実、肝心の学習法がさっぱり頭に入ってこないんじゃないかろうか。
そんな次第で語学エッセイとしては★4つ。実用書としては★2つって評価です。