1981年に人文書院から出た単行本の文庫化。
著者は毎日新聞の記者。
1979年、高野山大学隊に帯同して、インドのラダック・ザンスカールの調査を行い、新聞記事として連載した。記事は『ルポルタージュ・宗教は生きている』第4巻としてまとめられている。
本書は、それとは別に書き下ろされたもので、連載記事をもとに、書き落とした部分などを加えて再構成したもの。
調査の対象はチベット仏教である。しかし、チベットへの取材は困難であり、インドのラダック地方を訪れることになった。結果から言えば、むしろ古い形の仏教が残っており、収穫は多かったようだ。主たる目的である曼陀羅も、多数が見つかっている。
ラダックへの旅行記に、仏教や政治についての取材を組み合わせたという本であり、読みやすく、かつ充実した内容となっている。現地の人たちとの交流、習俗のメモなども面白い。
旅行記として、かなりのレベルにあると思う。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
マンダラ探険―チベット仏教踏査 (1981年) -
登録情報
- ASIN : B000J7XPII
- Amazon 売れ筋ランキング: - 2,205,868位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 159位チベット仏教(一般)関連書籍
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
星5つ中4つ
5つのうち4つ
1グローバルレーティング
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。