ビアズリーという没後約100年を経過した、美術を愛好するかたたち以外には、一般的にはマイナーな部類の画家について、詳しく知り得たいならばこの本を是非、お勧めしたいと思います。画集ではありませんが、キーとなる幾つかのイラストと共に幼少時から成年後のビアズリー姉弟のスナップ、両親の写真などが掲載されています。87年に発行の「現代思想臨時創刊・近親相姦」の中に寄せられた作者の考証から始まり、ビアズリーの美の本質と観念、世紀末時代背景と取り巻く人々、ジャポネスクの影響など非常に興味深い内容となっています。難しい内容のようですがビアズリーの絵から受ける印象の衝撃の理由を簡潔に教えていただいているような感じです。
言い表せなかったことを。
それにしても悪魔派という塊??容詞が使われているのを見かけますが、私個人ではよく理解出来ない表現であります。ときおり見せる満ち足りたまなざしの女性、慈愛を感じさせる美しい貴婦人…ブラックで描かれていながらセピア色のような、懐かしい普遍的な表情の人物像こそビアズリーの本質であると思っています。。

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